年明け早々、娘が運動靴を熱心に洗っていた。
古い歯ブラシでゴシゴシ、ゴシゴシ。
私が1時間の外出から帰ってきたら片方干してあり、彼女は休憩中だった。
片方に1時間、休憩1時間、もう片方に1時間。
合計3時間に亘る大イベントとなっていた。
娘がこんなにも一生懸命に靴を洗うのには理由があった。
スペインでは、子供たちにクリスマスのプレゼントをくれるのはサンタではなく、キリストの生誕を祝うために東方の異国からラクダに乗ってやってきた3人の博士、ロス・レジェス・マゴス(Los Reyes Magos)なのだそうだ。
しかも12月24日にではなく、1月5日の夜に。
子供たちはその日を楽しみに楽しみに、靴をピカピカにみがいて窓の近くに置いておく。
遠くから来るそのレジェスをねぎらうためのお菓子を置くのを忘れてはならない。
1月6日の朝起きると、その靴の中にプレゼントが入っているのだ。
そんなわけで娘の運動靴は久々にすっきり真っ白になっていた。
1月5日の夜、「早く寝ないとレジェスは来ない」という教えを守って早めにベッドに入った彼女。
「浦安からマドリッドに住所変更しておくの忘れてた!ゴメン。プレゼント届かないかも~」
などとからかって夢の中に送り出した。
寝入ったのを見計らって窓辺に置かれた靴を見てみると紙切れが入っていた。
「レジスマゴスさん、たびをしてわざわざ来てくださって、ありがとうございます。私は○○がほしいです。よろしくおねがいします。」
そこにはラクダ(どう見てもダックスフントにしか見えなかった)に乗ってピースをする賢者の絵が描かれていた。
かわいい~。
よい子はプレゼントをもらえ、いけない子は炭がもらえるのだそうだが、こんなかわいいお手紙をくれる子にどのレジェスが炭などプレゼントできるだろうか(親バカなんだけどかなり)。
翌朝、念願のプレゼントを手にした娘は満面の笑み。
やっぱりスペインのM市にもプレゼントは届いたか。
やれやれ、ロス・レジェス・マゴスさん、事前のリサーチや準備大変でしたね。
お疲れ様でした。
来年もまたよろしく。
ディズニーの本とか夢の話とかものすごい一生懸命話してくれた小さい頃のY君を思い出します。
それにしても本当に写真がきれいで驚きます。
どれも写真集になってもいいんじゃないかと思っちゃいます。
小さなデジカメで普通に撮ってるんだよ~。
被写体がいいのよ。
Yは今もすごいおしゃべりだよ。
学校であったこととか、面白いサイトのこととかずーっとしゃべってる。
時々「うるさいから黙ってて」って言ってしまうほど。
再会したいね。
4歳にして父がプレゼントを用意していたことを知り、サンタをあまり信じなくなった私・・・。それに比べお子さんの一生懸命な姿。かわいい!!
浦安にお住まいだったんですか??浦安というのはあの千葉のですか?私は、幕張です。近いですねぇ。
はじめまして。
あの千葉の浦安に住んでました。
幕張は好きな町です。
ガーデンウォークとかね。
マドリッドもいいけど、やっぱり海がほしいですよね。
これからもよろしくお願いします。