スペイン母子家庭生活奮闘記☆毎日ドキドキ@マドリッド

夫の仕事でマドリッドにお引越ししたものの、諸事情によりスペイン内別居生活。
母は毎日がんばるよ!

カメの手!?

2007年08月18日 | おいしいコト

家族旅行で行ったポルトガルでペルセーベス(percebes エボシ貝)を食べた。
ごらんあれ、このグロテスクな生き物を。

事典によれば、こうである。
エボシ貝とはフジツボ目の甲殻類で、筋肉性の長い柄部を持ち、頭部は5枚の殻で覆われた烏帽子状。
浮き木、杭などに付着する。
その形状から「カメの手」と呼ばれることもある。
食用。

スペインでは北部のガリシア地方が産地で、以前ガリシアを旅行した時に一度だけ食べたことがあるが、なにしろ15年も前のことで、食べ方も味も、定かな記憶がない。
手にとってはみたものの、どこをどうやって食べるんだっけ?と悪戦苦闘。

子供たちにとってはもちろん生まれて初めて見るモノである。
お皿にのったそれが運ばれてきた瞬間、
「なんじゃこりゃあああ!?」
と叫ぶ子ら。
でも次の瞬間には、
「ねーねーこれどうやって食べるの!?」
と、お皿に手をのばす2人。
・・・あんたたち、すごいわ。
こんな奇妙な、しかも未知なる物体を、そんなにもはりきって食べようと思えるなんて。



殻に覆われた三角の頭をつまんで柔らかい柄の部分の皮をむくと、つるんと身が出てくるので、そこをパクッとやるのだ。
食感は、そーだな、トリガイのようだった。
柔らかいのに結構根性がある感じ。
うん、おいしい。
皮をむくときに中の汁が水鉄砲のようにぴゅーーっと飛んで服にかかるのが危険だけど。

どんどん手がのびてあっというまに完食。
ペルセーベス初体験は印象的だったようで、娘は宿題の絵日記に、食べ方の解説つきで感想を述べていた。
スペインでは高級品のペルセーベスもポルトガルでは少し安く食べられた気がする。



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2 コメント

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この貝・・・ (yuk)
2007-08-24 11:45:17
あ~、この貝先日の熱海旅行でそっくりなの見たわ・・・。まさか食べられるなんて、しかも高級
岩の間から、カニの爪のようなのが、びっしり出ていたの。そうそう、Hさんがそんな名前を言っていたわ
知っていれば、お一つ食べてみたかったわ
返信する
熱海! (マドリのN子よりyukさんへ)
2007-08-25 04:11:26
熱海、いいなあ。
そうそう。
この貝、日本でも獲れて、食べてる人がいるみたい。
酢味噌とか、合いそう。

でも初めて食べた人の気が知れないわ。
よほどお腹が空いていたのでしょう。
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