遊 悠 素 敵

なんて事ない日々を、野の花や野菜の花とともに綴っています。

入院生活 Ⅰ≪コハコベ≫

2014-04-09 14:30:00 | 認知症

手術後、ハハ(姑)は自分の身に起きたことを理解できませんでした。
傷を見せて説明しても、傷のガーゼを剥がそうとし、点滴を引きちぎります。
果ては、起き上がりベットから降りようとします。
手術前の説明で「すぐにでも歩けます。けど、痛くて歩け無いはず」と、言われていました。
降りても心配ないのですが、痛みのためバランスを崩して再び転んで骨折でもしては、
落ち着くまで付き添う。そんなつもりでした。

交代で24時間付き添うことにしました。ソラジは腰痛の事もあり、お昼の6時間ほど
残り、18時間を6時間ほどに分けて、義妹と二人で対応することにしました。

ハハ(姑)は、夜 眠らないのです。
夕食のときぐらいまでは良いのです。その後、顔つきが変わってきます。
不安になるようです。ここに一緒にいると言っても耳に入らないようです。
そばに座ってるのに、見えないかのようです。
一晩中、怯え、疲れて数分眠って、すぐに、怯えて興奮します。
私たちは一睡もできません。そんな日が4日続き、睡眠剤の投与をお願いしました。
でも、効果が有りません。ハハ(姑)は、眠気に抵抗するように、瞑りかけたまぶたを必死で開きます。
幻聴や幻覚があったようです。途中2時間ほど眠ることがあっても、鼾と突然の寝言でやはり眠れません。
そして明け方近くになって、安心したように眠るのです。
そんな日が、また3・4日。

くたびれ果てました。夜中、付き添ってると動悸が激しくなってきて、、、
いけない。落ち着こう、落ち着くんだって念じました。
義妹も同じような状態になり、安定剤を飲んだそうです。そしたら、ほんの20分ほど眠ってしまったそうです。
気がつくとベットから降りて部屋を出たハハ(姑)が看護師さんに支えられて帰ってきたところだったそうです。

この間、二人とも事故も無く済んだのが不思議な状況だったと思います。


ようやく、何とかせねばと気づき、付き添いを止めることにしました。

 

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