世態迷想・・抽斗の書き溜め

虫メガネのようであり、潜望鏡のようでも・・解も掴めず、整わず、抜け道も見つからず

狡猾も巧みのうち?

2018-10-05 | 中国はいつまで暴れる

📌

かの国が古代から文明国であったことを、世界は知っている。

世界が知っていることがもう一つある。

それは長い歴史を経て鍛えられた、狡猾心の根深さである。

それは、漢字の奥深さに劣らない。

そう、彼らの遺産は、漢字の創出と狡猾さに長けたワザである。

この二つの前にかの国のほかの知恵は、霞んでしまっている。

引き継がれるべき長い文化の諸相や道徳観がよく見えてこない。

 

漢字の発想から創出できないものは、

躊躇なく他者から手に入れる。

創出できないものを我が物にするには、

持ち前の狡猾な戦略が縦横に駆使される。

批判には強烈な反発を現す。意気盛んに反批判する。

あの無残な文化革命で鍛えられた手法である。

他者に敬意を払って学ぶという着想にはならない。

彼らの知恵は新しい文化を創出できないでいる。

狡猾な競いで他者から手に入れた方が、早く実現するからだ。

狡猾に手に入れたものを、わがオリジナルとする厚顔さもある。

 

まず覇権者の狡猾さは群を抜く、

だが、下層に至るまで民も決して負けていない。

狡猾のワザを縦横に現し、恥の感覚は狡猾心を弱めるので敬遠される。

道学を説いた曽ての哲学者たちはもうどこにもいない。

成果は全て金銭に数えられる。

安全も安心も清潔もマナーも金銭的利益にならないから価値がない。

金銭の裏付けのない信頼は成立しない。

今や、狡猾を競う稀な社会を実現した国として、世界が知っている


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