世態迷想・・抽斗の書き溜め

虫メガネのようであり、潜望鏡のようでも・・解も掴めず、整わず、抜け道も見つからず

独裁は雑草のごとく

2023-02-19 | 国々の正義・・・

 

📌

 

世界には、

独裁者と言われる政治家が、常にいる。

残念この上ない。

 

彼らは、頭抜けて頭角を現し、国の支配に至る。

統制力を高める事に専らとなり、

その国民は彼の描く青図の材料に貶められる。

人権など歯牙にもかけられない。

独裁力を確保してしまうと、次に、

彼の言動に妄想が芽生え始める。

妄想は彼にとって、正義心の骨格になっていく。

そうなると、もはや国家というものが、

彼個人の国に化けていく。

彼の組織員たちは、優先的な共益を失わんために

追従に余念がない。組織はますます強固になる。

巨大な詐欺行為、個人による国家略奪である。

 

この100年をとっても、そんな政治家の名がゴロゴロある。

ただ、そうした出現をその社会は何故止めることができないのか。

 

国民の多くは、大言壮語の誘導に弱い。

社会の大半がオレオレ詐欺に遭ってるのに、気が付かないのだ。

美味しそうに擬装されたものに、やっぱり惹かれてしまう。

ちょこちょこ擽られて、まんざら悪い気がしないのである。

政治はよく分からんと、下駄を預けてしまうのである。

 

親に理不尽に怒鳴られても、逆らえない子供のようなところがある。

そうではないよと、親に反論する大人になれないのである。

そして、沈黙を選んでしまうのである。

独裁社会の青図は、東西どれもこれも同じである。

多様な立場を受け入れない社会では、

有形無形の暴力源が潜在していて、出番を待っている。

社会があらかたの事を分かっていても、独裁はヌッと顔を出す。


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