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人々の公徳心はほぼ幼少期に育まれる。
日本の社会は、比較的によく具現化しているのではないだろうか。
あいさつ、いたわり、協力、掃除や清潔さなど、
社会行動の基礎的な作法が、およそこの時期に身についていく。
他国との比較で日本人の作法がもし良とされるなら、
それはその成果だ。
人に迷惑をかけないように、
あるいは親切に、
恥ずかしいことをしないで・・と
日本のどの家庭でも親が繰り返す言葉である。
どの日本人の耳の底にもある。
何が人としての恥なのか、子供たちは理解し始める。
知識ではなく身につける振る舞いとして、
年少期に繰り返し繰り返し教えられて根付くものである。
教育の場より以前に家庭でそれが育まれることが効果が高い。
幼児が言葉を覚えるように、繰り返されることでそれは身につく。
その親もそういう育ち方をしてきたに違いないし、
それは生活の戒めとして
何世代にも渡って普遍化した作法である。
法ではなく、知恵であり道徳である。
小学校での掃除や整列や給食係の経験など、
社会行動の疑似体験がそのまま作法の育成となっている。
言い換えれば、ままごとの効用である。
行儀と社会ルールの繋がりを知るのもこうした経験からである。
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