世態迷想・・抽斗の書き溜め

虫メガネのようであり、潜望鏡のようでも・・解も掴めず、整わず、抜け道も見つからず

自然は正確無比である

2017-07-13 | 雑々と過って惑う

 

 📌

宇宙の万物を変化させる科学的な法則が

絶対であることは自明である。

1グラムの違いでも計りは大きく揺れる。

わずか1°の温度差でも現象が明白に変化する。

あらゆる事象はその科学性の経過である。

その物理的な変化のままに動物世界も反応していく。

感情を生み出す脳の反応も化学的なのであって、

人間がそのことを言語で伝えたがらないだけだ。

そんな場面で人は神を活用し始めるのである

 

 📌

絶対の法則は、物理だけにある。

微生物や植物や動物の法則性も揺るぎないだろう。

常に不安定なのは、人間の精神である。

そこには絶対と認められるモノが存在したことがない。

人間世界にあるのは、比較によって、選択された価値にすぎない。

すぐに次なる比較に迫られる。その繰り返しが連綿と続く。

 

 📌

我々は風に平伏している。

あの優しい風が、勢いをつけると 

荒れ狂って 私らを容赦なく苦しめる

怖ろしいぞ 風の巨大さ

地球を支配しているのは、風だ。

 

 📌

世にある物は、例外なく腐敗し 酸化し 風化する

地球にとって腐敗は害ではなく、単なる工程に過ぎない。

地上を支配しているのは微生物である。

空気や土や水を支配しているのは化学反応である。

人間の知恵は、それらを少しだけ制御したり変化することが出来る。

自然は生き物を枯らす 

生き物は生き物を殺す 生き物だけがそうする


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