明日のカープ

広島東洋カープの昨日・今日・明日を見つめます

あらためて主張

2013-09-11 12:14:10 | 2013年
9月10日(火) 神宮
広島 9 - 3 ヤクルト
○前田(13勝5敗)、永川、横山、今村
本:石原(6号)、キラ(12号)、エルドレッド(9号)


 1つ間違えれば全く逆の結果もあったかもしれない。

 先発エース・マエケン。防御率1点台後半の成績が示す通り、マエケンが大量失点することは考えにくい。で、あればディフェンス面を重視したメンバーを並べるべきところであるが、相変わらず打線に2人の外人の名前が欲しいがためにレフトにエルの起用。
 

 マエケンの調子は今季ワーストに近いくらい悪い内容であったがそれは結果論。
 初回、レフトへの飛球をエルが落球(記録はヒット)。その後、ランナーを置いたままバレンティンの54号で先制される。「たら」、「れば」ではあるが、レフトフライを捕っていればなんのことはなく無失点で切り抜けれたところ。

 カープはすぐに追いつき逆転、その後も引き離し、得点だけ見れば快勝のようにも見える。ただ、それはヤクルトがあまりにも弱いから。先発松岡、江村、七條と防御率も3点台、4点台の投手ばかりが相手。良い投手と対戦した時に同じような結果は求められないし、それができるチームなら何度も言うがこの位置にいるはずがない。

 しかもカープの決勝点は2死ランナーなしから松山が振り逃げ。キャッチャーの中村が1塁に暴投で一気にセカンド進塁。そこから連打と石原の3ラン。チェンジのところが一挙4点。所詮は最下位のチームがやることではあるが、これは一歩間違えればカープもすぐ同じような状況に陥りそう。

 とにかく守りを重視しないと明日は我が身となるかも(?)


 それにしても、ベンチの指示とはいえ、5点も差がある場面、バッターバレンティン、ピッチャーマエケン、2死2塁、この状況で敬遠するか!?
 こんなことをするから、野球がおもしろくなくなる。マエケンも怒り(?)の投球で敬遠の球で145kmを出していたのにはある意味笑えたが…。
 


57勝66敗2分

打線はミズモノと言うが…

2013-09-09 12:16:23 | 2013年
9月7日(土) 横浜
広島 4 - 5 DeNA
○バリントン(8勝9敗)、永川、ミコライオ
本:エルドレッド(7、8号)


9月8日(日) 横浜
広島 1 - 10 DeNA
●今井(2勝2敗1ホールド)、久本、上野、中村


 初戦を野村で落としDeNA相手にこれ以上負けたくないたカープは、土曜にバリントンでなんとか踏ん張ったが日曜に痛い敗戦で再び中日、DeNAとは2ゲーム差。

 土曜の試合では不調のキラに代わって4番にエルを起用、これが大当たり。2本のホームランを含む3打点でやっと(?)勝利に貢献。
 そうなると、当然日曜もスタメン。しかも、クリーンアップに松山、エル、キラと完全にディフェンスをないがしろにしたスタメン。そして結果は、エルは1安打、キラは犠飛を放つものの0安打で全く機能せず。

 打線が爆発するに越したことはないが、そんなチームならこの位置にいるはずはない。あくまで、投手陣が抑え、守りの野球を目指さなければいけない時に1回の活躍ですぐに喜びあげてしまう迷采配ぶり。
 ファンは慣れたくなくてもいつの間にか慣れてしまった。「適材適所」はいったいどうなった…?
 


56勝66敗2分

2ゲーム差

2013-09-06 22:45:03 | 2013年
9月6日(金) 横浜
広島 4 - 5 DeNA
●野村(9勝5敗)、横山
本:松山(10号)


 カープは初回に井納を攻め、1死満塁とするが、岩本の押し出しによる1点のみで打ち崩せず。その後もチャンスを作るがダブルプレイが3つでフラフラの井納をノックアウトするどころか調子ずかせてしまう。

 先発野村は好投するものの5回に逆転を許し、さらに7回に3ランを浴び5失点。直後に松山の3ランで再び1点差にするがその後のチャンスを生かせず反撃はここまで。

 中日も負けて、中日とDeNAが並んで4位でカープとは2ゲーム差。こうなってくると2チームから追いかけられるカープの方が厳しい立場になってしまった。
 


55勝65敗2分

そういうオーダーにしているので…

2013-09-06 09:42:14 | 2013年
9月5日(木) マツダ
広島 3 - 8 中日
●大竹(7勝9敗)、久本、今村、上野
本:菊池(8号)


 高橋周平の打球は無情にもレフト・エルドレッドの頭の上を越していく…。


 ここのところのカープの打線を整理していこう。 
 1番には左投手の場合はセンター・丸、右投手の時にはレフト・天谷。2番セカンド菊池はほぼ固定で一時期の振れば三振という状況は脱したし、一皮むけて好調をキープ。3番には天谷が1番の時は丸、丸が1番に入った時は松山や梵で両名とも好調。4番にはキラだがここのところバットは湿りがち。5番にはやはり松山か梵あるいは廣瀬だが、廣瀬に一時期の好調さはない。6番に先週あたりからエルをレフトで起用しているが快音はなかなか響かず。7番に木村で、彼に関しては堂林離脱後、いぶし銀の働きを見せている。あとは8番に石原で打撃はそこそこ好調といった感じだ。

 その他に岩本あたりも好調をキープしているが、エルの出場ですっかりスタメンはなくなり、松山・天谷と共に好調にも関わらず代打登場が主となっている。
 ここ2、3週間の2勝1敗ペースを保っていた時には松山や天谷の活躍が目立っていたが、とにかくスタメンに外国人の名前がないと相手を威圧できないと勘違いしている指揮官が、エルを加えることでその流れを自らが止めてしまった感は否めない。
 
 そしてこの試合だ。
 谷繁の2ランで先制された直後の3回裏、菊池に2ランが飛び出てすぐ様同点。しかし、4回表、2死2、3塁のピンチで高橋の打球はレフトへライナー性とはいえ守備範囲内の飛球。レフトのエルが一瞬前に出てすぐに後退、しかし間に合わずに打球はエルの頭を越えてフェンスまで転々…。大竹のがっかりした表情が印象的だった。

 いくら攻撃的な布陣といっても、それを帳消しにできるくらいエルが活躍しているかと言えば、その後タイムリーで3点目を叩き出したが、期待通りの働きにはほど遠い。

 さて、試合後の指揮官のコメント。「適材適所」という言葉を発したようであるが、現在の状況も読めず、4年かけてもそれが見極めれない人間にこの言葉だけは言ってほしくなかった…。

 中日とは再び2ゲーム差。そのすぐ後にDeNAが3ゲーム差で迫ってきているが案外こっちの方が嫌な気もしてきた。今日からそのDeNAと3連戦なので突き放したいところではあるがはたしてどうなるか。

55勝64敗2分

まずは先手を奪う

2013-09-05 11:03:13 | 2013年
9月3日(火) マツダ
広島   -   中日 (中止)


9月4日(水) マツダ
広島 2 - 0 中日
○前田(12勝5敗)、Sミコライオ(2勝4敗22セーブ5ホールド)


 先発マエケンは前日中止からのスライド登板だが、特に悪影響もなく、いつも通りのピッチング。今シーズン中日相手に2試合で15イニング無失点中の投球そのまま。
 2度招いた満塁のピンチはレフト天谷のストライク返球と石原の好ブロックで助けられたが、それでも終わってみれば8回を無失点。さすがのピッチング。
 初回の相手のワイルドピッチと2回に自らのヒットで作ったチャンスを天谷が返して奪った2点を守りきる。

 
 これで中日とは3ゲーム差。「1勝1敗で良い」と言った敵将・高木監督を思惑を覆す結果を見せてほしい。もっともその敵将は「カープは巨人に3勝しかしてないでしょ。」と痛いところを突いてきた。その通りで巨人戦はまだ7試合残っているのでいくら中日に勝ったところでもちろん余裕などない。
 相手は勝負はまだ先とみているようだ。


 
55勝63敗2分

歯止めをかけた

2013-09-02 11:40:45 | 2013年
9月1日(日) 甲子園
広島 2 - 1 阪神
○今井(2勝1敗1ホールド)、H横山(1敗13ホールド)、H永川(3勝1敗7ホールド)、Sミコライオ(2勝4敗21セーブ5ホールド)
本:松山(9号)、丸(14号)


 前日はリリーフ登板の久本の好投で試合は作ったもののバリントンをたてた日に敗戦。であればこの試合は是が非でも勝ちたいところ。ここのところ課題の4本柱以外の投手の日で勝てるか?

 そのマウンドを託されたのは今井。初回こそ3者凡退に抑えたが2回以降は毎回のようにランナーを出す内容。それでも要所を締めて6回を1失点。欲を言えば最低でも7回まで投げてほしいところではあるが、最近の序盤降板を考えるとよく投げた方。
 好調中継ぎ陣が7~9回を抑える。

 打線は2回に松山のHRで先制。すぐに追いつかれたが6回に丸がレフトポール直撃のHRで勝ち越し。結局のこの2本のHRで阪神を下し、前日の悪い流れにストップはかけた。

 この日は3番にキラ、4番にエルという新打順を組んだ。勝つには勝ったもののこの2人は全く機能せず。キラ加入後の良い流れを崩してまで、今シーズン成績を残していないエルを4番に据える意味があるのだろうか?この時期に…。

 カープは火曜日から目下の敵2ゲーム差の中日との3連戦。大事な初戦はまず間違いなくマエケンが先発。この1戦を取るか落とすかがCS進出を大きくうらなう1戦になりそうだ。
 と言いながらも9月中旬からの巨人、阪神、巨人と続く9試合の日程を見たら絶望的になりそうなのだが…。

 
54勝63敗2分

またしてもアホな選手起用

2013-09-01 17:21:00 | 2013年
8月31日(土) 甲子園
広島 1 - 2 阪神
バリントン、●久本(3勝4敗1セーブ2ホールド)、横山、今村


 1点を追いかけるカープは最終回、先頭の松山が出塁し代走に赤松。ここでバッターは堂林の離脱以降渋い働きを見せている木村。送ることもできればカウントによっては色んな作戦が考えられるところ。この無死1塁という場面で一番仕事をしてくれる打者。
 しかし、打席に向かったのはこの日1軍昇格したばかりのエルドレッド。打順はこの後安部、今村と続くので、木村で確実に2塁に進めてからエルドレッドでも良かった場面。結局、赤松が盗塁を決め、スコアリングポジションにランナーを進めたもののエル、安部が三振、代打・廣瀬がセンターフライに倒れゲームセット。

 不可解な采配には慣れたつもりだったがここまでくると呆れてモノも言えない。しかも、この日はバリントンが打球を受け早々に降板している。今後に大きく影響するような内容のような気もする。こんな試合をしていてはCSは厳しい。「あの日のあの負けが…」となりかねない試合。

 中日は巨人に勝利しまたまた1.5ゲーム差。今日からは去年、一昨年と大失速した9月戦線、はたしてどうなるか?
 

 
53勝63敗2分

今シーズン1番のピッチング

2013-09-01 17:07:49 | 2013年
8月30日(金) 甲子園
広島 3 - 0 阪神
○野村(9勝4敗)、Sミコライオ(2勝4敗20セーブ5ホールド)


 野村は阪神打線を散発3安打8回を無失点に抑え、昨年と並ぶ9勝目。この日は文句のつけようのない投球内容。
 打線は2回に先制。と言っても阪神のまずい守備に助けられる。先頭のキラのレフトのライン際のポテンヒットをマートンが緩慢な動きで2塁打。梵が送って1死3塁とし、松山の先制タイムリー。続く木村は3塁前に絶妙なセーフティバント。この日プロ入り初めてサードの守備についた西岡がチャージしてくるも勢い余って前のめりに回転、1、2塁。さらに石原が四球で満塁。9番の野村は初球を弾き返しライト前にタイムリー、しかもこの打球をライトがファンブルしている間に3点目。

 この3点を野村、ミコで守りきり快勝。


 
53勝62敗2分