明日のカープ

広島東洋カープの昨日・今日・明日を見つめます

屈辱のキャッチャー

2013-06-26 08:49:44 | 2013年
6月25日(火) マツダ
広島 4 - 6 巨人
野村、今村、●河内(1勝1敗7ホールド)、ミコライオ
本:安部(1号)

 カープは初回に幸先よく安部、丸、エルの3連打で先制。2回にも満塁から相手のエラーで2点をもらって序盤で3点をリード。

 先発の野村はピンチを招くものの二度のダブルプレイで切り抜ける。しかし6回、1、2打席目のピンチで抑えた阿部に対して、3打席目は抑えれず2点タイムリーを浴び1点差。

 その裏、カープは安部の第1号で再び点差を広げ、流れを引き渡さない。

 終始カープペースで進んだ試合は8回に一気に崩れる。野村からバトンタッチの今村が1死後、ヒットと四球で1、2塁としたところで河内にスイッチ。阿部を三振に取るが、亀井・坂本にダブルスチールを決められ、さらに小笠原を歩かせ満塁。
 ここでたまらずミコをマウンドに上げるが、巨人に傾いた流れを止めることはできず矢野にタイムリーを浴び同点。
 さらに小笠原の代走・松本と矢野にまたしてもダブルスチールを決められ、2、3塁とされたところで村田に2点タイムリーを浴びて勝負あり。

 それにしても、1イニングで2度もダブルスチールを決められとはなんたる屈辱。たしかにミコのフォームは大きいが、それにしても一度決められているだけにもう少し警戒できなかったのか。
 キャッチャーは石原が背中の張りを訴え6回から会沢。結局会沢に代わってから6点奪われたわけで、2度のダブルスチールと言い、キャッチャーとしての脆さを露呈。いつまでも石原に頼らざるを得ないわけがよくわかった。

 カープの盗塁数は64で12球団でもダントツ。やたら「機動力野球復活」ともてはやされているようだが、これはただ盗塁数が多いだけ(それでも去年までよりはましだが)で効果的な走塁は少ない。
 一方巨人は2度のダブルスチールも含め5つの盗塁。もちろん120%の確率で成功させないといけない場面でしっかり決めてくる。あの強力打線が足を絡め、緻密な野球をしてくるのだから強いわけだ。


27勝36敗1分