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私は30歳の時に禁煙を試みたことがあった・・・
可なりのヘビースモーカーだった私は辛抱出来なくなると、仁丹を口に含んだ・・・
それが、いつの間にか仁丹の量が増え・・・
気がついた時には、瓶入りの一番大きな物を3日ぐらいで飲んでしまっていた。
妻から・・・「これじゃ、仁丹の方が身体に悪いから煙草を吸ってもらった方がいい」・・・と
結局その時は、禁煙に失敗しました・・・が・・・仁丹中毒からも中々、抜けられなかったように想います。
そんな私も、44歳の時・・・当時、中学生だった娘が「友達から○○はタバコ吸っているんちゃう!?」って言われたと・・・
娘の服に煙草の匂いがしみ込んでいたのです・・・私には、その言葉がかなり応え・・・
一念発起し・・・遂に禁煙に成功し今日まで来られました・・・
今朝は、今問題になっている薬物依存についての記事を紹介してみます。
~以下、12月21日読売新聞朝刊より抜粋~
医療ルネサンス
薬物依存
再 発 防 止 へ 悩 み の 告 白 |
埼玉県立精神医療センター(伊奈町)で、外来患者を対象に週1回開かれている「薬物依存症・再発予防プログラム」。参加した覚せい剤依存の男性患者が、こう切り出した。
「最近、脱法ドラッグに興味がわいてきて―――」
進行役の臨床心理士らスタッフは、病気のために起こる患者の薬への渇望を責めたりはしない。すると、別の依存症患者が体験談を語り始めた。
「脱法ドラッグは怖い。使ってすぐに気を失い、目覚めたら顔中が血だらけだったこともある。倒れてケガをしたみたいだが、痛みも感じなかった。やめた方がいい」
このプログラムは、覚せい剤や脱法ドラッグの依存症患者らを対象に、9か月間、計36回行われる。毎回5~10人が参加し、同センター作成の専用テキストをもとに、薬にはまる心の動きや再使用の引き金、回復までの道筋などを学ぶ。
副病院長の成瀬
そのため毎回、冒頭で参加者が1週間の出来事を振り返る。「何でも隠さず打ち明けることで、次の治療につながる」と成瀬さん。同センターには重い依存症患者が集まるが、9か月の課程を終えた患者は、6割が3か月以上の断薬に成功する。
40歳代の男性患者は、同センターでの治療を機に覚せい剤を断ってから、3年半がたった。
初めて使ったのは26歳の時。知人の勧めだった。3年後、この知人の逮捕を境にやめたが、8年前、人間関係などのストレスに悩む中で再使用した。
当初は使用直後に快感が得られたが、使い続けると薄れた。やがて「注射をしないと動けなくなり、仕事をこなすために使うようになった」。使用頻度が1日3回に増え、給料のすべてを薬に投じても足らなくなった。追い込まれ、4年前に知人の紹介で同センターを受診した。
「外来プログラムは、何でも打ち明けられる雰囲気が良かった。依存に陥る心の仕組みを学び、自分を客観的に見られるようになった。覚せい剤は『元気の先取り』で、後に必ず大きなつけが回ってくる。使うのは、もうこりごりです」と男性は語る。
薬物依存症の専門治療を受けられる病院は、全国に10か所程度しかない。成瀬さんは「せめて各都道府県に1か所は欲しい、早急に整備が必要」と訴える。