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人は心身とも・・・
より良い状態で・・・
生きたいと願う・・・
わが身を知ること・・・
我が心を知ることこそ・・・
健やかな日々の始まり・・・
今日、さらに明日もまた・・・
我が家のチビ1号は、どちらかと云えば、小さい時は食欲旺盛でぽっちゃりとしていたのですが、
スイミングを始めてから、体つきがほっそりとし、食も今までよりは細くなったようです。
運動とのバランスが取れているのだと思います・・・
ただ、ほっそりしたからといって、喜んでばかりもいられないこともあるみたいです・・・
極端な痩せ方の場合、親が良く観察して置かないととんでもないことになることもあるらしいです。
何時だったかも摂食障害の記事を紹介しましたが、
低年齢化している摂食障害の診療にあたっている医師のインタビュー記事を紹介してみたいと思います。
~以下、12月9日読売新聞朝刊より抜粋~
高 宮 静 男 西 神 戸 医 療 セ ン タ | 精 神 ・ 神 経 科 部 長 | 摂 食 障 害 低 年 齢 化 に 警 鐘 |
保護者も大きい負担
<西神戸医療センターでは1994年から、昨年3月までに24人の小学生が摂食障害で入院した。入院期間は最長約10か月で、平均約4ヶ月だ>24人のうち、12人は命の危険があり、小児科での診察後、すぐ入院になりました。特に小学生は身体が小さく、余力がそれほどない。栄養失調や飢餓状態の影響を大きく受けます。子供だけではなく、保護者の精神的、経済的な負担も大きくなります。
摂食障害の子供の大半は太ることへの恐怖心を持っています。しかも、痩せていることを気にしていないため、なぜ病院に連れて来られたかもはっきりとは分からず、通院する必要性も分かっていない。食べようと思っても、食べられない状態の子供も多いんです。人間関係を築きながら、少しずつ少しずつ食べる量を増やして、健康の大切さに気付いてもらいます。自分が大事な存在であると気づくと同時に、自己肯定感を高めることも大事です。
<低年齢層で摂食障害が増えている背景には、痩せていることを礼賛する社会の風潮があるといわれる>
海外では、痩せ過ぎのファッションモデルは起用しないという動きが広がっていますが、日本では、それほど広がっていません。
ダイエット以外でも
ただ、摂食障害になるきっかけは必ずしもダイエットだけではありません。約10年前、摂食障害になった当時小学6年の女の子は、両親の仕事が忙しくなったことがきっかけでした。さみしさも原因の一つでした。食べる量が減り、半年程度で体重が8キロ・グラム減り、38キロ・グラムになりました。
入院して2か月ほどで食べる量も増え、退院しましたが、中学入学後、今度は新しいクラスになじめず、ストレスから過食を発症しました。自宅で、チョコレート10枚を一気に食べるなど、食べ出すと止まらない。親が止めようとすると、かばんを投げつけ、暴れる。
でも、それは我がままでも何でもなく、自分の力だけで過食を止められない心身の状態になっていたからです。その後も、寝る前に暴れるようなことが1年近く続きました睡眠薬を処方した時もありましたが、母親が毎夜、そばに寄り添い、子供の手を握りながらつらい気持ちを聞いたことで、女の子の気持ちも落ち着いていきました。。
早期発見が命守る
<重症化を防ぎ、命を守るためには、早期発見が欠かせない>数年前、卓球部のトップクラス選手として頑張っていた当時中学3年の女の子は、夏の大会に向けたトレーニングが、きっかけでした。体重が減って身体の動きも良くなる。48キロ・グラムから、数か月で30キロ・グラムまで減りました。普通は持続できないのですが、頑張り屋なので練習も続けられる。だから、ギリギリまで周囲が気づきませんでした。来院した時は、自力で歩くのも難しく、命も危なかった。
<症状が重症化した患者に対し急激に栄養を取らせると、逆に死の危険が高まる>
これは再栄養症候群といわれる副作用で、飢餓状態の中、再び栄養を摂り始めた時、糖質が供給されると、代謝するリンが大量に必要になります。そのため、体の中のリンが不足し、不整脈や肝機能障害のほか、心不全などを引き起こす場合もあります。子供が家庭や学校で元気に見えても標準体重より3割ぐらい減り、食べる量が大幅に減った場合は、すぐに小児科や校医らに相談して下さい。
(聞き手 平井宏一郎)