一ヶ月ぐらいモノ盤を聞き続けている。たまにはステレオも聴いてみようと思い、かけてみたが、音が貧弱。ステレオ盤をバリレラでかけてやろうかと思うが、思いとどまる。
オーディオを趣味としてやってきて、この経験に巡り会えたことは幸せだ。モノ盤の真の実力を知らないなんて悲しすぎる。昔、Art PepperのMeets the rhythm sectionのモノオリジナル(三色カバー)を手に入れたが、音が悪くがっかりした。モノ盤で同じような経験を何度もして、ステレオ盤ばかり集めるようになった。当時、自分の見える範囲だけで、分かった気になっていた。今、分かっていると思っていることでも、理解が足りないかもしれないと思うことにしよう。
オーディオを趣味としてやってきて、この経験に巡り会えたことは幸せだ。モノ盤の真の実力を知らないなんて悲しすぎる。昔、Art PepperのMeets the rhythm sectionのモノオリジナル(三色カバー)を手に入れたが、音が悪くがっかりした。モノ盤で同じような経験を何度もして、ステレオ盤ばかり集めるようになった。当時、自分の見える範囲だけで、分かった気になっていた。今、分かっていると思っていることでも、理解が足りないかもしれないと思うことにしよう。
その原因の一つに針圧の問題もあるんじゃないかと思っています。
残念ながらウチではレーザーターンテーブルなので必然的にステレオピックアップでかつ針圧ゼロなのですが,ステレオカートリッジでモノラル盤を聴くよりはずっとよいです。
レコードの整理をしようと思って300枚ほど連続して聴いていたとき,モノラル盤ってこんなに凄いんだっけと思い(MJQの初期のモノラル盤でした。),一瞬モノラル専用システムを構築しようかという妄想を抱きましたが,カートリッジやトーンアームで音がころころ変わるのが嫌でレーザーターンテーブルにした初心を思い出して止まりましたよ :-)
前、私のブログにもアップしましたが、レーザーターンテーブルは音が良いですね。音がころころ変わるのは良いことではないでしょうか?正解が一つしかないなんて、つまらない気がします。逆に言うと与えられた一つの事を信じるのは、私の症にあっていないかも。私だったら、レーザーターンテーブルは、別の再生機器の一つと割り切って使う気がします。
LTの音が唯一の正解だとも思わないし,LTの音だけを信じているのでもありません。主観の問題であり正解とする根拠も信ずる根拠もありませんから。ターンテーブルもトーンアームもカートリッジも沢山聴いてきた結果として,いろいろな音があってそれぞれに魅力があるけれど,それらの変化を追い求めることに疑問を感じたとき,たまたま巡り会ったLTの音が性に合っていたというだけのことです。
いわばコーヒー,紅茶,コーラ,クワス,etc. いろいろな飲み物を飲んで歩き,それぞれに個性的な風味があって渇きを癒してくれるけれど,ふと立ち止まって清水を飲んでみるとこれが滅法美味くて,歩き回るのを止めてその水を飲みながらそこから見える風景を楽しんでいるところだといったらご理解いただけるでしょうか。その景観に満足しているという状態であり,他のものに手を出してもすぐに元にもどるのが目に見えているのです。
私の場合万事につけて普段の振幅は小さいけれど,突然全く違った方向に舵を切るという性癖があるようです。
そういえばプロケさんとこでのF1GPもそうでした :-)
蛇行した結果,日本のサイトで高音質モノラル盤をピックアップし,米国の中古盤業者にオーダーしていました。
モノラルカートリッジをeBayで探しましたが,生憎GEカートリッジは枯渇し他に適当なものもありません。家にあるのはDL102ですが1,2回聴いて放置状態です。そこで,日本のガレージメーカー制作の下記の品をオーダーしました。
http://www.otono-edison.com/original/cartridge/replica.htm
名前の通りオルトフォンの昔のモノラルカートリッジの構造を複製したもののごとし。
これがよければ上級機種に移行することもあり得ます。
納戸の奧から重く大きなターンテーブルを出してくるのも面倒なので,某所で高評価の下記製品をオーダーしました。江川三郎さんお気に入りのストレートアームです。
http://www.kikutani.co.jp/index.php?mode=info&id=148&lv1_id=&lv2_id=&key=&page=1&order=&asc=&desc=
LTはピクチュアレコード,クリアレコード,カラーレコードの再生ができないので,そのフォロワーとしての意味もあります。
うまく行けば今月下旬には組み込めそうです。
同じ頃にマスタークロックジェネレーターも到着する予定なので収拾がつかなくなるかも(爆
音のエジソンのモノカートリッジを私も考えました。アメリカからどうやって買って良いか分からなかったのと、エジソンのカートリッジはMCなので、バリレラにしました。トランスやら悩まなくて良いですし。
私は江川さんのファンなので、ストレートアームのついたGeminiのターンテーブルも考えました。
昔、ターンテーブルの駆動方式について考えていた時、ターンテーブルの外側をACリニアモーターで駆動するのがベストだと考えていました。そんな製品が発売されていたことを最近知りました。それが今使っているOTTOのTP-L3です。また、この駆動方式を江川さんが褒めていたことも最近知りました。江川さんは偉大だと思います。
エジソンのカートリッジは私も興味がありますので、また、感想をお聞かせ下さい。
事前に問い合せたら,両者の音質差はほとんどないが良質のトランスやヘッドアンプがない場合にはhigh出力でMM入力が有利だ,とのご返事をいただきました。
LTはMMで使っているのでhigh出力タイプをお願いしました。
エジソンはクレジットでの支払が可能ですから,海外発送をしてくれるかどうか問い合せたらどうでしょう。海外向けブランドは米国だと下記で扱っていますが,ハイエンド製品だけですね。
http://www.robyattaudio.com/Otono.htm
思い返すと,江川三郎さんという人は今では当然と評価されるようなことを先駆けて主張してきたような気がします。Yoshii9に対する評価も高かったですね。
今、エジソンのカートリッジを買う余裕がありません。もちろん、欲求はありますが... 今、奥さんが一時帰国して博多にいるので買ってきて貰おうかとかとか、妄想が膨らみましたが...
江川さんは、木を見る時は、森は気にしないという感じがありましたが、木を見つけてくる能力が凄いと思います。ケーブルの表皮効果、モノ再生の優位性、電池、ターンテーブルの慣性、ストレートアーム、レコードクリーニング、まだまだ沢山あると思います。
シェルはサエクのアームに付属していたものを流用。フォノイコラーザーはベリンガーのミニビート800です。樹脂筐体でTT02とはいいコンビです。
針圧計が3.1gまでなのでその程度の針圧で聴いてみました。
ウォーミングアップなしでのファーストインプレッションは,LTでの再生に比べて音場も音像も質感も凝縮感が凄いです。芯がごりっとして,はち切れそうです。LTだと音像は中央に集まるのですが,レプリカMONOの音と比較すると散漫な印象を受けます。ベースやドラムがごりっときます。
ヘビー級ボクサーのパンチみたいといったらよいかなあ。
バーンインが進むのが楽しみです。
GEとは比較できないのでどちらがよいのかは解りません。
eBayにGEがありましたけど,WorldWideとなっているもののメニューにはJapanがありません。
国内でもGEがありますが,レプリカMONOと同じくらいの値段ですからちょっと考えます。それならいっそのことエジソンの上級機種に行った方がよいかも(気が早いけれど)
暇ができたらシェルはサエクのセラミックシェルに変えてみます。
明日はアジア製精密秤?が来ますので針圧は正確に設定してみましょう。
どちらにしても,モノラル盤をモノラル専用カートリッジで再生した音は訴求力のある音ですね。実物大3D再生とは全く異なる魅力的な音の世界です。
切っ掛けを与えてくださった信助さんに感謝。