いつかやるだろうと思っていたが、やってしまった(実は2度目だが...)。写真は、Diana Traskのステレオオリジナル(6 eyes)。これをバリレラ・シングルプレイ(モノカートリッジ)で再生してしまった。一曲目の途中で間違いに気づき止めたが。これがまたいい音で、Stanton 400.V3で再生するより圧倒的に良かった。高域の伸びは圧倒的にバリレラが上で、太いし、声やオーケストラの解像度はバリレラの方が高かった。縦溝の情報は再生されなかったはずだが、全く不足はなかった。私の耳が悪い?ステレオレコードにもバリレラ・シングルを使いたいと思った。ステレオ、モノラルという問題以前に、バリレラ自身の音が良いのかなと思った。
一般にステレオレコードをモノ専用カートリッジで再生するとレコードを傷めると言われているが、本当だろうか。だれか経験したのだろうか?今回、再生した範囲で特に傷んだ様子はなかった。
アームが動いて縦方向の情報を吸収してしまったら、ステレオカートリッジで縦方向の情報は再生されないので、アームの感度(うごきやすさ)は、針の感度より鈍感に設計されている。このことから、縦方向に針が動かないモノ専用カートリッジは、縦溝を傷つけると言われる。本当だろうか?アームは多少動くだろうし、ビニールがへこんで傷つかないように働くのではないか?大体、1平方cmあたり、1トンの圧力でこすっておいて、針のコンプライアンス(動きやすさ)があるから盤は傷みませんと言える?
安い新品のステレオ盤を2枚買ってきて、モノカートリッジでレコードが傷むか調べてみようかな。ステレオカートリッジによる摩耗も考慮しなければいけないので、ステレオとモノカートリッジでそれぞれ50回ぐらい再生しないといけないかな。めんどくさ。やめとこ。
上のアルバムはLPTIMEからCDで再発されている。ちょっと歌い方が若い所もあるが、内容も音も良いのでお勧め。
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