信助さんのオーディオ

いい音で音楽を聴きたい

AirMac Expressと送信フォーマット

2008-01-22 02:19:55 | オーディオ
TCP/IPの件についてアップルに電話した際、もう一つのことを質問した。コンピューターからAirMac Express (AME)へどのように音楽データを送っているかについてである。この時教えてもらったのは、AIFFで保存されたらAIFFで、WAVEならWAVEで、AppleロスレスならAppleロスレスでコンピューターからAMEへ情報が送られているとのことだった (マニュアルにはAppleロスレスで送られると書いてある)。このことを確かめる実験を考えました(私は有線で実験しました)。

1. Appleロスレスでの再生。
2. 1.のロスレスをAIFFに変換して、このAIFFファイルを再生。
3. 2.をさらにAppleロスレスに変換し直して、このAppleロスレスファイルを再生。

1.と3.は同じに聞こえ、2.よりも音質が若干落ちる。1.と3.は「どよ~ん」とした音だ。もし、どの場合もAppleロスレスで音を送っているのだとしたら、音の差はないか、AIFFからAppleロスレスへの変換のため2.の音が1.と3.より落ちると思われる。1.と3.が「どよ~ん」とした音なのはAMEがデコードするときに負荷がかかり、音に影響しているからであろう。恐らく、アップルの電話の内容は正しいのでわないかと思われる。ただし、1.と3.でロスレスからロスレスに変換していて、この時、負荷がかかって音が悪くなる可能性も否定できない。また、マニュアルにAppleロスレスで送っていると書いてある以上、現段階では有線でAppleロスレスで送っていると結論するにはもう少し検証が必要であると思う。AMEで音楽を聴くときAIFFの方がAppleロスレスより音が良いというのが一つの結論だ。簡単な実験なのでお試しあれ。

また、この実験はAppleロスレスは、アップルのコメント通り、可逆性の圧縮であることを示していると思う。例えるならMP3はjpegで、AppleロスレスはTiffをZip圧縮したものに相当するフォーマットである。音楽ファイルと画像ファイルとの大きな違いは、時間軸の情報が入っていることである。iTunesでハードディスクの音楽を再生しているときに、約4秒おきにハードディスクにアクセスしているのが分かる。一つのファイルから必要な情報だけを小出しに読み取っているのが分かる。


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