
今回は柄にもなくグルメ日記。
昨日はディープ東京居酒屋探索の旅で葛飾区・立石へ。
同級生の某有名バンドのリーダーK&回転寿司評論家Y両君と京成立石駅改札で3時半(!)に待ち合わせ。まず階段を降りて目に入るお肉屋さん。揚げたてのコロッケやトンカツをおじさんおばさんたちが売っている風情が良い。肉も「熟成させとるな~」とうなりたくなる。近頃とんと見たことない懐かしい雰囲気。しかも安い。
次に商店街を探索。いつの時代だ?と思わせる喫茶店やら大手でないのにやたら繁盛してる靴屋やら興味を引かれる店が多い。
もともと練り物を売っている店が一杯やれるように店先に机と椅子をならべて、早くも客が酒盛を始めている。平日3時半に待ち合わせて飲みにきてる私たちも人のことを言えた義理ではないが、この人たちは一体何なのだろう?
目当ての宇ち多”は満杯だったが待たずに入れた(ラッキー!らしい)。
4月に武蔵小山「牛太郎」に同行して感動した私に、回転寿司王子Yが「だったら本当のディープな居酒屋に連れて行ってやる!」と豪語。今回の企画が実現した。
そしてツアー先で日本国中のディープな居酒屋を探索しつづけているミュージシャンKに水先案内人になってもらった次第。Kは穏やかな人格者で各界にファンが多い。宇ち多”でもすっかり顔なのだが、腰が低い人当たりのお陰てお店のサービスも上々だ。
(ちなみに行ってみて思ったが、一見の私がこのお店に一人で入る勇気はなかったな。)
気になるお味ですが、モツ煮込み、レバの若焼き、脂の少ないの(品の名前)、固いの(これも名前)、カシラ、シロのタレ焼き、などなどどれも絶品でした。
謎なのがお客のほとんどがオーダーする梅酎。梅の味と言うより、焼酎を無理矢理昔の国産ウィスキーに近づけようとして作り出された液体というべきか。かつて駄菓子屋で味わった合成甘味料を思い出させる「昭和の味」なのだが、なぜだかいけるんだコレが。それにしても1時間たらふく飲み食いして一人1300円って一体。。。。
続いてアーケード内を再度探索してから踏切反対側へ。K曰く「この街には日本で一番目と二番目と三番目に好きなもつ焼き屋がある」とのことだ。今回は軒先を覗くだけでしたが。伝説の鳥屋(火曜定休)を横目に呑みや横町を抜けて「生」ホッピーの「ハーフ&ハーフ」を飲みに行く。これも美味かった!!!
次にかなり調子良くなったところで場所を移して墨田区・本所の「わくい亭」へ。
ここもK行きつけの店。店に着くころには3人ともぐでんぐでん。名物「生メカブ」を食べたまでは良かったが代わる代わる撃沈、記憶も飛び飛び。私は一昨年NY滞在時にとあるオープニングの二次会で乗せられてグラッパ7杯一気飲みして以来久しぶりにトイレでリバース決めました。その後復活して店主のゆうさんと話す。
Kが「ビートたけしの喋り方は彼のオリジナルだと思ったけれど、実は下町にはああいう人たちが沢山いるんだよ」と言っていたが、ゆうさんは本当に絵に描いたような下町のチャキチャキしたおじさんでした。
自分はまだまだ東京を、日本を知らな過ぎると痛感。
ただ期待通り、ディープな酒場にはまだまだ人の情ががっぷりと残っていた。
もし「宇ち多”」にご興味のある方はこちら参照>>http://curtain.sakura.ne.jp/uchida/