今日は選挙の日。天気もよい。だから投票をすませたら、久々(ブログ更新も久々だけど・・・)の遠出に出ました。 国道329号に沿って東海岸周りに北上。
金武(きん)町にある金武ダムに行きました。
このダムは建設中、億首(おくくび)ダムと言ってましたが、今は名称変更して金武ダムになりました。 もともとこの場所より120m上流に金武ダムがありましたが、このダム完成後水没しました。 ですから、このダムは”金城ダム二世”ともいうものです。
ダム堤体より上流を見ます。 この道路橋は沖縄自動車道です。
さて、ズルしてダムの案内板を。
このダムは”CSG工法”で施工した世界で初めてのダムだそうです。CSG工法とはセメントと砂・礫・風化岩などで練り合わせて台形に盛りたてる施工方法です。 この方法ならダムサイト・貯水池内の掘削土砂を利用することで安価に、廃棄材を少なく、早く施工できます。 たしかユニット式でつくっていたように記憶しています。
このダムは多目的ダム(利用目的が上水道・工業水道・農業用水など複数にわたるダム)です。 沖縄には現在10の多目的ダムがあります。
一応、この金武ダムで沖縄の多目的ダム建設は終わる予定だそうです。 これらのダムのおかげで平成6年3月以降、沖縄では企業局管内で断水騒ぎは起こっていません。30年以上前は夏の恒例行事だった断水がもう20年も起こっていないそうです。 すごいとしかいえません。 おかげで井戸掘削工事は激減してしまいました。
貯水池の上流より、下流を見ます。 沖縄もすこし寒い季節になりました。 風景も黄昏色が少し混じっているように思えます。 少々感傷気味・・・・
現実に戻される写真を。
このダム、貯水池のほとんどがキャンプ・ハンセンの用地内です。 ダム一周の管理道路のすぐ脇にはフェンスがあり、こんな看板があります。 この日本語の書き方、すこし傲慢混じっているように思いませんか?!
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