NOBODY LOVES YOU

世界はやがてジャパネスクの時代を迎える(非公式)

「普通の国」と時代精神(Zeitgeist)

2015-02-15 | パックス・ジャポニカ

皆様、おはようございます。原田武夫です。

この数日、いろいろと考えました。
五感を総動員して。
その”結果”です。つい先ほどアップロードしました。
是非お読みください。

http://haradatakeo.com/?p=57268

いよいよこれから・・・なのです。。。

 

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/822711261133430


 

2015年02月15日

「普通の国」と時代精神(Zeitgeist)(連載「パックス・ジャポニカへの道」)

 

「我が国を普通の国にする」―――そう宣言して二度目の総理大臣の座へと駆け上がった男が統べる世になって早いもので2年余りが経過した。人為的に創られた「選挙の禊」などという仕切りを無視して、冷静に考えながらその後に起きたことを列挙するとこうなる:

 

●私たち日本人全員が世界中どこにいっても「イスラム・テロ」の標的になることが確定した

●株価はある程度上がったがそれによって個人が裨益しているとはおよそ感じられず、むしろ社会階層の二極化が露骨になり始めた

●「言論統制」が厳しくなった。インターネット上を越えてマスメディアで語っている面々を見ると、可哀想にある一つのコードに従って発言していることがよく分かる

●総理大臣自身は世界中を飛び回っているが、そのことによってグローバル・マクロの大流の中で我が国が主導権をとるに至ったのかというと全くそうではなく、完全に受け身である


決定的なのが「普通の国」にすると言いながら、我が国を根底から変える本質的なイノベーションは一切顧慮されていないということである。確かに能力あるベンチャーに「夢」を持たせることはする。しかし最終的には我が国における「構造」そのものである製造業の大企業が明らかに優先され続けている。その陰で能力あるベンチャーはそのイノベーションをこれら大企業に譲り渡すか(延長線上でその実現がなされるかは分からない)、あるいは海外に飛び出すのかのいずれかを迫られることになるのだ。

もっともここで、戦前は「天下の御用新聞」でありながら、戦後はGHQという名で入ってきた米国に対して服従し、「革新の声を届ける新聞」となった某大手新聞メディア(これもまた「大手」、すなわち大企業である)よろしく、時の政権批判をしたいわけでは毛頭ない。そのレベルで議論をしているのでは全くもって埒が明かないのである。なぜならば今起きていることは結局のところ、あの「1945年8月15日」という敗戦の日から我が国に課せられた重い重い枠組みを前提にしているからだ。支持にせよ、批判にせよ、その対立軸の中にはまってしまっては事の真相を完全に見誤ってしまう。本当に大事なことはそこにはない。

件の「男」と私は去る1月2日、30分ほど膝を突き合わせて話す機会を得た。「男」との出会いはこれで4度目となるが、その際、彼が満面の笑みで口にした言葉が忘れられない。

 

「今、自分たちはこれまでとは違うことをやっている」


「男」は普段、世間において保守政治家と呼ばれている。だが「変えること」が革新の本質であるとするならばこの「男」ほど“革新的”な政治家はいないのである。何せ「特定秘密」などという情報の権力をもってまでして全てを変えてしまおうというのであるから。

それでもなお「男」のことを保守政治家であると言い切る向きはきっとこう反論するに違いない。

「そもそもGHQによって見るも哀れに改造されてしまったのが現在の我が国なのだ。元来の”美しい国“へ戻すことをしているわけだから、むしろ復古主義、だからこそ保守なのではないか」

だがこう語ることは事の本質を完全に見誤っている。なぜならば我が国の「本当の権力の中心」はかくも低いレベルで我が国を統べてきているわけではないからだ。それでは一体どの“レベル”で統治は行われているのか。―――このことについて知るのがこれからについて考え、気付き、私たち自身が一歩先へと踏み出す大きな端緒となってくる。

「男」を筆頭に我が国の総理大臣など、その座にいるのは長くても7、8年に過ぎない。だが我が国の「本当の権力の中心」はもっと遥かに長いスパンで我が国を統べて来ているのである。そしてその際、もっとも意識しているのは時代精神(Zeitgeist)である。そしてそれは何かが極端にぶれた時、ひょっこり表舞台へと顔を覗かせる。大事なのはそれからなのであって、そのぶれた方向とはむしろ「逆の方向」へと次にぶれ始めるのである。無論それは簡単に成るものではない。一つの時代を成すほどのレベルで時が流れる中、一つそしてまた一つとその向きへ進んでいくのである。

その意味でいうと今考えるべきはここでいう「時代精神」の行方と、件の「男」が語る「普通の国」にいう”普通さ“が果たして合致するかという点に絞られて来るのだ。もっというならば我が国の「本当の権力の中心」が体現する時代精神をあえてこの「普通の国」なるものが遮ろうとしているのであれば、本当の前線(フロント)は中近東といったどこか遠くではなく、我が国の国内にこそあるということになってくる。

なぜならば私が最新著「甦る上杉愼吉」の中で記したとおり、二重王権制において最後に争うのは「大王」と「王」だからである。「大王」は悠久の時の流れの中で時代精神を体現しているが、「王」は時の権力の象徴である。言い方を変えれば二つの異なる「時」であるカイロスとクロノスがそこでは激突している。私の目から見ると、ここでいう「王」であるにもかかわらず260年余りにもわたって我が国を統べる権限を委譲された徳川幕府ほど、ここでいう「カイロス」を意識した政権はなかった。それが証拠に彼らは「大日本史」を編纂し、「大王」のやり方を徹底して研究した。また全国に散らばる神社・仏閣を整備し、そのシステムを理解しようとした。そして最後は時代精神に基づき「大王」自身が動かざるをえなくなったため、道を譲った。「明治維新」である。

私がここで言いたいのは何も件の「男」の“意識”のレベルの議論ではない。むしろ彼が決して発することはなく、また”意識“のレベルでは彼自身気付いてすらいない”無意識“のレベルの話である。そしてその意味での方向づけがこのままいくと「時代精神」と真正面から激突していくことは明らかである以上、それを民主主義という手続き上は選んだことになっている私たち日本人自身もそれ相応の覚悟をしなければならない。なぜならば私たち日本人は「男」を総理大臣という”王“に選んでしまったという意味で共犯者だからだ。かなりの犠牲が出ることを覚悟しておかなければならない。

 

nara_201412

 

「大和には 群山あれど とりよろふ 天の香具山 登り立ち 国見をすれば国原は 煙立ち立つ 海原は 鴎立ち立つ うまし国ぞ 蜻蛉島 大和の国は」(万葉集巻一第二歌・天皇登香具山望國之時御製歌)

 

これこそが最終的に我が国が成る姿である。人々が少ない権益を巡って餓鬼のように争うのでも、互いに阿修羅のように怒り狂うわけでもない。淡々と日々の営みが続く世界である。しかし、一体それ以上に何があるというのであろうか。そして件の「男」がいう「普通の国」と何とかけ離れたイメージであろうか。

「男」が語り続ける言葉で勝負している以上、同じ土俵で対峙していてはならない。“意識”には“無意識”、そして“判断”には“思念”で応じなければ駄目だ。かつて私たち日本人は原子爆弾を2度も投下され、阪神・淡路と東日本の2度の大震災にも見舞われてきたが、しかしそれでも堅い「思念」をもって進んで来たではないか。それが結局のところ、「時代精神」と接合され、「大王」へと連なってきたのである。言い方を変えるならばそれこそが我が国の「普通」なのである。それ以上でも、それ以下でもない。

 

事ここに及んだからこそ、やり方を変えなければならぬ。


「男」に体現される明らかに我が国固有の在り方とは逆行する誤った方向性を突き崩すのは我が国のデフォルト(国家債務不履行)でしかない。もはやそれは必然であり、我が国の「本当の権力の中心」はそのことを覚悟していらっしゃるはずだ。なぜならばそのことによってのみ、我が国は本当の意味で「うまし国」へと、そしてカイロスの国へと立ち戻ることが出来、その姿に驚嘆した世界全体がひれ伏す中、“意識”という力ではなく“無意識”という思念によって「パックス・ジャポニカ(Pax Japonica)」が実現されるに至るのである。

かつて文豪・漱石は修善寺の大患で作風を大きく変えた。「覚醒」したからである。その昔「紀元節」と時代精神の中で打刻された瞬間に己が身心で体感した激しい変動を元に、私も以上のことを書き記しておくこととしたい。そして静かに、そう静かに、正しいことをやるのみ、である。

 

2015年2月15日 東京・仙石山にて

原田 武夫記す

 

「普通の国」と時代精神(Zeitgeist)(連載「パックス・ジャポニカへの道」)

http://haradatakeo.com/?p=57268


 

This year, I just kicked off my work even on January 2 in Roppoingi, Tokio. I was given an opportunity to give a person who’s in charge of making essential political decisions for the whole state of Japan a 30-minutes briefing. I just referred to two fundamental changes Japan will face in the very near future: A cutting-edge innovation to overcome the tritiated water emitted from the Fukushima Dai’ichi Nuclear Power Plant, and renewal of the bilateral relationship between Japan and Russia based on strategic acceptance of US. The person who lodged in one of the most luxurious hotels in Tokio, showed great interest to both the stories. I further keep working on them and make the things happen.

 

The Destiny of two “J”s.

http://takeoharada.com/2015/01/09/the-destiny-of-two-js/


いや・・・ J=Japan J=Jewish どうして??

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/bf66a5465d98984ac85bdeca4db37e06


 

「日本人の二つの部族」 全国を講演行脚していてつくづく感じることです。

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/459a31f0cb5562408365bdd9120f1659

 

男冥利につきる大仕事を、大切な方々のご尽力を賜りながら今夕、実現しました。

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/fd43a25facfaece1621928feb025739b

 

オバマ米大統領、限定的な陸上戦開始で「イスラム国」掃討を決断 《※極めて重要・是非拡散願います!》

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/c072dc526fa35dd743a81c8e19c77c0d

 

そう・・・かつて賢人が語った「日月神示」の世界の始まりなのです。

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/82c0ea04fc846e306abe4bc4badefc05

 

安倍晋三総理大臣の「ISISに償わせる」発言で官僚たちが反乱

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/dc4ad5fd4d3481e8007ba68bf9d0d3da

 

安倍晋三総理大臣が憲法改正の国民投票を実施する時期に初言及

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/863d165811caffac30cdf7327ec2560b


安倍晋三総理大臣が憲法改正を推し進める旨明言

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/868188bff7776726d1b0d3d2ca4ad5e2

 

1995年へのオマージュ 2015年に起きる5つの変化とは

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/e2d7cabf6797dc2ef1e42766baaf92b7

 

毎年恒例の奈良参拝の旅の途中です。

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/a5836e270617d6e5771296dddfb6dd27

 

三輪山の麓からの光景をプレゼント。

https://www.facebook.com/video.php?v=794436587294231

 

(※拡散希望!) 気になる内容は・・・ 「日本デフォルトとフクイチ」

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/6711463bf60a0e0140673aa18f8d2a56

 

原田武夫Whiteboard Seminar vol.3 < 8:06~ >

http://youtu.be/R2PnlWuGur4?t=8m6s

 

宮中某重大事と安倍晋三総理大臣 「安倍外交」の何が一体ズレているのか??

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/9aeb542b3146a6d23553d1e39380d6cb

 

なぜ今「ロスチャイルド家と徳川家」なのか? 明治維新の真相とそれが導く明日の世界

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/dbaa961b164c44716767f6608a1eff8a

 

唐突な小泉元首相の発言に隠された「秘密」 ~「小泉脱原発発言」と日本デフォルト(下)~

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/0b5c6a45e25e77768c8411e7b647290f



最新の画像もっと見る

コメントを投稿