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世界はやがてジャパネスクの時代を迎える(非公式)

「意識」によって世界・宇宙もまた変わり得るのだ

2014-07-05 | 整えること・平衡・中庸・自然

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●「今日の言葉」
 ~不安な時代だからこそ「覇術」ではなく「王道」を語る珠玉の言葉を~
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“ヨーロッパにおける、アルプス氷河の前進は、マウンダー極小期のような
 気候環境悪化期に認められたと考えられる。
 
 こうして、当時の大国、イギリス、フランスなどの農民、庶民は、長期保存
 の難しい、食糧確保と生存維持を身近な重要事項として生活し、

 収穫への感謝が神への祈りであった。
 教会はそうした意味において誠に神聖な場であったとおもわれる”

(住田紘『太陽黒点と気候・社会変動』(ナカニシヤ出版)より抜粋)


……IISIA代表・原田武夫のコメント:

─私たちが日ごろどうしても忘れがちな事実が一つある。
 それは私たちが地球、そして宇宙に包まれて生きているということだ。

─包まれて生きているということは、当然にこれらと私たちは相互に作用
 しあっている。これがまずもって抱くべき基本認識である。

─そしてこう考えて来ると、はたと気付くことがある。
 私たちの「意識」とは一体何なのだろうかということである。

─なぜならば「意識」とは結局、宇宙・地球からの作用の産物であるとする
 ならば、「私」とは一体何なのかということになるからだ。難しい問いだ。

─しかしこのことは逆にこうとも言うことが出来る。
 「意識」によって世界・宇宙もまた変わり得るのだ、と。

結局、生きとし生けるものに「絶望」は似つかわしくないということで
ある。なぜならば、その生そのものが相互作用の産物なのであるから。

一番心がけるべきは平衡を保つこと。
それによって相互作用の大きな振り子に振り回されずに静謐となる。

だがそれだけでは一度きりの人生、面白くはない。
そうであれば「ここぞ」と言う時に大きく振り子をこの手で動かせばよい。

もっともその向こう側に大きな反作用が待っていること。
そのことも忘れてはならない。

それは丁度、人類の文明史において繁栄の向こう側に滅亡があった
ように。また幸福の向こう側に常に塗炭の苦しみがあったように。

これからの時代は、そのことを悟っている者だけに未来がある。
昨今の激動を見ていると、そう思えてならない。

 

(メールマガジン 2012年11月21日号 より)

http://archive.mag2.com/0000228369/index.html



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