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世界はやがてジャパネスクの時代を迎える(非公式)

ビデオリサーチが録画視聴率を初めて公表

2014-07-18 | 情報リテラシー

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 【2】IISIA代表・原田武夫からの〈メッセージ〉:「今日の焦点!」
   ~これを読めばマーケットとそれを取り巻く国内外情勢の
    ツボが分かる~
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⇒“今日の焦点”はズバリ:

 「ビデオリサーチが録画視聴率を初めて公表」です。


⇒その理由は……:

 ─テレビメディアが果たす役割。
  それは「事実報道」と「啓蒙」、そして「娯楽」の3つです。

 ─その内、前2者について我が国のテレビメディアは壊滅的です。
  大きな枠組みの中で動く癖がついてしまっているからです。

 ─一方、「娯楽」については全く違う変数が働いています。
  テレビドラマが話題になるのは、皆が見ていることの証拠なのです。

 ─ところがそうしたことを示す「録画視聴率」は秘匿されてきました。
  なぜならばドラマ以外は見られていないことが判然とするからです。

 ─「事実報道」や「啓蒙」ではインターネットに負ける。
  そのことがマスメディア、特にテレビメディアでは自明の事実なのです。

ビデオリサーチが録画視聴率を初めて公表しました。
録画してまでも見られているのは何か、というわけです。

結果は「娯楽」でした。
Youtubeなどにおける視聴は絶えないことを考えれば当然の結果です。

ポイントは「業界関係者」が果たしてこの事実を真正面から受け入れるかです。
「娯楽」にこそ徹するべきであり、そこに活路を見出すべきということです。

その意味でメディアの間では新たな役割分担が生じつつあります。
画像が優位であり、同時に「真実性」ではなく「フィクション」。

それがテレビメディアの唯一の活路なのです。
果たしてこの方向性で邁進し、新たな高みに到達するのはどの局なのか。

注目していきたいと思います。

 

(メールマガジン 2014年7月15日号 より)

http://archive.mag2.com/0000228369/index.html



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