NOBODY LOVES YOU

世界はやがてジャパネスクの時代を迎える(非公式)

プーチンが「人類の救世主」になる日

2014-04-10 | グローバル・マクロ

おはようございます、皆様。今朝は名古屋からスタートの原田武夫です。

ビジネスメディア誠で1か月ぶりの連載掲載です。
「プーチンが世界の救世主になる日」

・・・???
だと思いますが、そんな方は是非こちらを!!

実は世界の「構造」がここに来て決まったのですよ。
ずるっとずれたような、そんなイメージです。。。

※読了後は是非、ビジネスメディア誠の画面上で「いいね!」かツイートを。宜しくお願い致します!!

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1404/10/news014.html

 

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/642424735828751?stream_ref=10


 

国際情勢が大きく揺れている。最も衝撃的だったのは「ロシアによるクリミア半島併合」だが、グローバルエリートたちはどのようなことを考えているのだろうか。

2014年04月10日 00時00分 更新
[原田武夫,Business Media 誠]

 国際情勢が大きく揺れている。この1カ月で最も衝撃的だったのは「ロシアによるクリミア半島併合」だ。併合が行われるタイミングで私は霞が関の中枢で全体を取り仕切っている人物の一人と面会していたのだが、その人物はこんなことをつぶやいていた。

 「クリミア半島併合だなんて、これじゃぁまるで帝国主義時代に逆戻りじゃないか」

 無論、欧米を中心とした国際世論はこの併合の首謀者として、ロシアのプーチン大統領を糾弾し続けている。米国はかなり露骨であり、プーチン大統領の「取り巻き」と見なされている人物たちを狙い撃ちにする形でまずは金融制裁をかけた。

 一方のロシア側は、こうした動きになる2カ月も前から欧米のマーケットから資本の逃避をさせていたという情報がある。その行方は必ずしもつまびらかにされていないが、かなりの量のマネーが東アジアのマーケットに流し込まれたことは間違いない。

 もっともここで私が書きたいのは「クリミア半島併合は国際法的に許されるのか否か」という議論ではない。キャリア外交官として外交実務の世界にいた時の経験から言えば、国際場裏とはまさに弱肉強食の場なのである。「力のある者が行うことは全て正当化される」わけで、現に米国は第二次世界大戦後の国際秩序を自らの思い通りにつくり上げてきた。

 法の裏側には実力(強制力)が必要だ。そうである以上、その裏側から見て「力があれば法になる」のは当たり前だというわけなのである。そしてウクライナとロシアの間で力という意味では歴然とした違いがある。ウクライナはその限りにおいて分が悪いと言わざるを得ない。


ロシアによるクリミア半島併合によって、世界が混とんとしてきた(出典:Google Maps)

マーケットの猛者が語ったこと

yd_harada2.jpg 
マーケットの猛者がかたったことは……(写真はイメージです)

 私がここで書きたいことは、“通俗的”な議論ではない。国際社会全体のフレームワーク(枠組み)を想い描くグローバルエリートの目から見ると、果たして今回の併合劇はどのように見えるのか、ということである。このことについて、先日、私の盟友の1人である「マーケットの猛者」が次のように「思考の補助線」を引いてくれた。

 「新約聖書の『ヨハネの黙示録』を知っていますか? あれに限らず、いわゆる預言書に相当する書物は古今東西を問わず、1つの決まったパターンで記されているんですよ。まず世界全体が大変なことになり、人々は『よもやこれまで』と思うようにまでなる。ところが世界が滅亡するという寸前に『預言者』と『救世主』が現れる。そしてその預言どおりに救世主は動き、世の中を救う。

 人々はこれで救われたと安心するわけですが、ややあって気付く。『事態は実のところもっとひどくなっているのではないか』と。その結果、人々は彼らが『ニセ預言者』であり『ニセ救世主』であったことにようやく気付くわけですが、時すでに遅し。事態はますますひどくなる中、なすすべもなく人々はぼうぜんと立ち尽くす。

 ところがその時、『本物の預言者』が登場し、『本物の救世主はこの人物だ』と指し示す。そしてこの本物の救世主により世界はいよいよ救われることになるというわけなのです」

 何をいきなり、と思うかもしれない。だが、欧米のグローバルエリートにとってこうした「預言書」「黙示録」は特別の意味を持っている。もっと言うと単なる思い込みや憶測ではなく、「実際にこれから起きること」を描いているシナリオとして捉えられている可能性は十分あるというわけなのだ。

 いや、正確にいうと「すでにシナリオである」というわけではなく、「そこに描かれているとおりに現実を動かすことによって、これからそれがシナリオとして認知されるようになる」ということなのかもしれない。キリスト教信者は全世界で20億人ほどいると考えられている。世界人口が約70億人であることを考えれば約3人に1人弱が「キリスト教信者」という計算になる。

 そしてそれだけたくさんの信者たちが聖書を毎日のように読んでいるのである。当然「黙示録」の内容も頭に入っているわけであり、文字どおり思考のフレームワークとなっているはず。そこにこれから起きる現実が合致するように動いたならばどうだろうか。人々は「どこかで読んだことのある展開になってきたぞ」と敏感に反応し、その方向へと自らを誘導していく可能性があるのだ。

 その意味でグローバルエリートの視点から見ると、国際社会で現在行われているあらゆる出来事は、このシナリオの中で自らをどのように位置付け、それによって最も有利な立ち位置で次の時代を迎えようとするさまざまな勢力によるせめぎ合いの結果なのである。当然、そこでの焦点は「結局、最後に勝ち残り、世界のリーダーになる『本物の救世主』は誰なのか?」ということになってくる。

本物の救世主は誰か

 現状、欧米の世論は「ロシアはクリミア半島を併合するなどという野蛮な国家だ」と盛んに叫んでいる。その意味でプーチン大統領は今、評判という観点でいうと“下げられて”いる。

 だが、仮に今「正当」と思われていることが全てひっくり返るような事態がほどなくして起きればどうだろうか。しかもそれが人為的に操作できるものではなく、何らかの不可抗力による事態の急変であり、その中で決然とした対応を示し、かつ全人類に対する呼びかけとなるような発言を行う人物が欧米のリーダー以外のところから出てきたらどうなるのか。

 「まさか、そんなことはあり得ない」――。

 ほとんどの読者はそう思っているだろうが、私にはこの関連で気になっていることがある。それは「遠隔透視」研究プログラム(スターゲイト・プロジェクト:米政府が1970年代から少なくとも1995年までは国家予算を用いて行っていた)でトレーニングを受けた人物の1人であるエド・デームズ(Ed Dames)元陸軍少佐の発言だ。「遠隔透視」とは時空間が離れていても知覚できることを指しており、端的に言えば「未来」についても透視ができるというものである。

 実はこのエド・デームズは2003年の段階から「宇宙船に似た乗り物が流星群に襲われ、不時着を余儀なくされる」と断言しているのだ。全くもって荒唐無稽のように思えるかもしれないが、冷静に考えると「国際宇宙ステーション(ISS)」が運航されていることに気付く。そしてこの国際宇宙ステーションには初の日本人船長である若田光一さん以下、世界各国からの研究者たちが乗り込んでいるのだ。

 あってはならないことだが、仮にこの国際宇宙ステーションが宇宙空間の荒波に巻き込まれるようなことがあったならばどうだろうか。今回の「クリミア併合」に対する制裁として米国はロシアとの宇宙研究協力を停止した。「国際宇宙ステーションについては協力を続行」としているが、実質的に大きな隙間が両者の間で生じているのは間違いない。

 しかしそんな中、国際宇宙ステーションが巨大なトラブルに巻き込まれるとすると、どうだろう。焦点は乗組員の人命確保ということになってくるが、ここで重大な問題が生じるのである。それは国際宇宙ステーションと地上を結んでいるのは米国のスペースシャトルではなく、ロシアの宇宙船「ソユーズ」しかないということだ。

 そうなるとオバマ大統領からの電話連絡を受けたプーチン大統領に世界中の視線が集まることになる。まさに地球全体が危機に陥るその瞬間に、プーチン大統領が英断を下し、「全人類のために」と救出のためのソユーズの打ち上げに応じるとするならばどうなるであろうか。

 繰り返しになるがこれはあくまでも「あってはならないこと」であり、ファンタジーである。だがそれが現実になった場合、「救世主」は明らかに入れ替わる。そしてそれは、最後の最後に登場してくる「本物の救世主」なのか。それとも途中で現れ、人々を詐くことになる「ニセの救世主」なのか。―――どうやらそのカギを握ることになるのはロシアのプーチン大統領なのかもしれない。

 

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1404/10/news014.html


 

「偽預言者」と「偽救世主」

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/2b43a236a9ed592e0f18de24ee308809

 

若田光一さんが5月14日に帰還

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/03bce03db4399bf09ed04584785c1bc8

 

ロシアのプーチンは本当に悪人か?

http://blog.goo.ne.jp/nobody-loves-you/e/085849ddd824d138652124daf7440ece