ブログ、巨人軍。

頑張れ、ジャイアンツ!
頑張れ、日本のプロ野球!

開幕当初の華のある打線は戻ってくるか。

2014-09-01 23:08:03 | 2014年シーズン

あやうくモスコーソをメッセンジャーかナープソンにしてしまうところだった。
モスコーソとは今季初対戦。
ジャイアンツにとっては厄介な投手が現れた。
このあとベイスターズ戦も多く残しているジャイアンツ。
今季、痛い目にあっている久保康友。さらにモスコーソまで加わるとなると、
今回のカード同様、ベイスターズ戦はこの後もかなり手こずることになりそうだ。

30日の試合は前日に続いてまたグリエルに打たれまくった。
翌31日は、前日も初回に本塁打されているブランコに、また初回から2ランを浴びた。
この3連戦、グリエルには本塁打1本を含む13打数7安打と5割以上打たれている。
ブランコには本塁打2本を含む12打数4安打。
2試合続けて先制本塁打を放ったブランコは、今季、ジャイアンツ戦でよく打つ。
トータルで39打数15安打3本塁打、打率.385はセリーグ対戦チームの中では一番の好相性。
セリーグで最もブランコに打たれているチームがジャイアンツだ。

といっても、ジャイアンツ戦になるとよく打つ打者、いい投球をする投手はけっこう存在する。
これはある意味、宿命みたいなものだから仕方がない。
そういうバッターを抑え、そういうピッチャーを打ってこそのリーグ覇者だろう。


3戦目の、久保裕也の先発は少し驚いた。
あの3連続押し出し四球から間隔が空いていた久保。
先発のマウンドに立つのは09年の8月以来、5年ぶりとのこと。
8月前半のイースタンリーグで、西村健太朗が一度、先発で試されているので、
西村先発の可能性は先日からちょこちょこ取り上げていたが、久保の先発は意表をつかれた。

初回、久保は、左足をゆったりと大きく上げる、ノーワインドアップで投げていた。
久しぶりの先発に、球威を意識してのことらしいが、制球が定まらないと判断するや、
すべての投球をセットポジションに変えた。
これが功を奏し、それ以降はキレが戻ってコースに球がいきだした。

これで久保はまた中継ぎに戻るだろう。
あるいは連戦続きの9月に、もう一度くらいは先発のマウンドに上がるかもしれない。
仮にまた機会が巡ってきたとしても、この日の投球をベースにすれば充分に期待はできる。

村田に、なかなか5番の派手さが戻らない。
まったくダメな状態なら、逆に思い切った手をベンチも打てるだろうが、
そこまで酷いというわけでもないから、余計に中途半端な立場に納まって見える。
原監督が嘆くとおり、村田のところでのつながりの悪さばかりが目立ってしまう。
それでも、攻守にわたり、村田の存在は大きい。
昨シーズンの夏場のような盛り返しも期待薄となれば、
戻ってくる選手との兼ね合いで、打順の入れ替えもまた検討の余地だろうか。

ここにきてロペスの集中力が目を引く。
昨シーズンの調子とは言いがたいが、スタメン出場が増えてきた影響か、
要所で結果が出るようになってきた。
ロペスの調子次第で、打線の雰囲気はガラリと変わる気がする。
開幕当初、打ちまくっていたロペスの打率が下降するのに呼応して、
チームの成績も横すべりになっていった。
故障者の復帰と、ロペスの復調で、開幕当初の華のある打線がシーズン大詰めで戻ってくるだろうか。



ところで、ベイスターズの林昌範が、海外FA資格を取得した。
このブログを始めたころ、林はまだジャイアンツにいた。
左のエースになれる逸材だと、高い能力に惚れ込んで、よく彼を取り上げた。
なかなか勝ちに恵まれなかった。
故障、トレード、北海道で終わってしまうのではないかと、さびしい思いで見ていたときもあった。
昨日、中継の中で、林が海外FA資格を取得したとアナウンサーが話していた。
ベイスターズのピンチの場面、マウンドには林がいた。
ジャイアンツのチャンスの芽を摘んで、林がこぶしを握り雄たけびを上げた。
よくぞここまで来たものだと、少し胸が熱くなって林に拍手を送った。
もっともっと上を目指し頑張って欲しい。
応援しているよ林くん。