以前から、好んで覗きに伺っているブログがある。
もちろん、ジャイアンツのことを専門に書かれている方々のブログである。
そんなブログがいくつかある。
昨年、あるブロガーの方が、ファームでの立岡の攻守にわたる躍進を絶賛しておられた。
その方のブログ内容は二軍観戦記に限られており、
その細かな観戦記録と評論による内容の濃さといったら、
もうファンによるブログの域を完全に超えている。
そういった方々のブログは、webサイトに躍るようなスポーツ紙や夕刊紙、
へたなwebサイトのニュース記事なんかよりも特化していて何十倍も面白く、
とくにその方のブログはとても優れていて情報を得る上では非常に参考になる。
球場へ足を運び、データと観戦記、さらに写真や動画の映像も交えて伝えてくれるので、
ファームの情報まで知りたいファンにとってはありがたい限りである。
その他にも、ブログ、動画、掲示板などを駆使してジャイアンツ二軍情報を伝えている方、
亀井選手の情報を写真と共に逐一報告されている方など、ツワモノは少なくない。
立岡は2012年途中、ホークスからトレードでジャイアンツに移籍してきた。
2013年には一軍46試合に出場し、攻走守にわたりいい働きをした。
昨シーズンは2試合しか一軍の試合には出場していないが、
二軍では着実に実績を残している。
今季、ようやく始まったファーム戦の中継を見ていて立岡の動きが目を引いた。
打席に立つ姿を見て、下半身が少し大きくなったように見える。
そのためか、スイングが以前のイメージより力強い。
実際、今季のファームでの成績も安定しており、
安打数、盗塁数はリーグトップの数字を誇る(5月前半現在)。
今年から外野手登録になったようだが、
守備での動き、送球スピードなどを見ていて、
前述したブロガーの方が書いていた立岡についての感想を思い出したのである。
大田、橋本と同級生の立岡にとって、
現在のこの二人の活躍は刺激になっていないはずはない。
大田、橋本も俊足だが、スピードだったら立岡が勝るだろう。
守備力はもともと内外野こなせて定評があり、
肩の強さなどはスケールアップしているようにも見える。
やはり肝心なのは打撃。
大田、橋本と肩を並べるには、なによりここが重要だ。
一軍でも、現在のファームでの数字くらいの結果が出せれば、
彼らと互角に渡り合えるだろうか。
ただ、周知のとおり、ジャイアンツの外野争いは現在、熾烈だ。
持ち味のプラスアルファが際立たないと、なかなかお呼びがかかりそうにない。
ドラゴンズ入団の頃、とても注目していた吉川大幾。
この吉川もジャイアンツに来てから、
ファームの情報を伝えるメディアなどでは頻繁に名前が上がっている。
主に見聞きするのは、大方守備についての論評で、高評価が多い。
しかし、ファームの中継を数試合観戦していて以外にも目を引いたのは、
バッティングのほうだった。
しかも、左打席でのバッティングである。
吉川はもともと右打ちで、ドラゴンズ入団後にスイッチヒッターに転向している。
ジャイアンツ入団の際、右打ち一本に絞って勝負することを考えていたようだが、
ジャイアンツの誰だろうか、ちょっと誰だかは憶えていないが、
せっかくスイッチに挑戦してきたのだから継続したほうがいいというアドバイスで、
吉川はそのままスイッチを続けることを決意したと、どこかのスポーツ紙に載っていたのを目にした。
足を活かしての左打席だろうから、質も率もそれほど高いイメージは抱いていなかったのだが、
ファームでのレベルとはいえ、そのイメージは大きく覆った。
意外にも、左打席での打球がノビるのである。
4月23日の日ハムとの一戦で木佐貫から放った右中間をやぶる三塁打は、
変化球に合わせたようなスイングに見えたが、
センター・陽の守備範囲をゆうに超える大きな当たりだった。
次の打席でも送りバントからヒッティングに切り替えたバッティングは、
鋭いライナー性の当たりが一二塁間をやぶった。
さらにそのあとの打席でも、あわやバックスクリーンという大飛球。
あと少しでフェンスまでダイレクトという2ベースだった。
4月25日のタイガース戦でも、詰まりながらも振り切ってセンター前にヒットを放つなど、
左打席での強い振り、強い打球が目につく。
ドラゴンズを自由契約になったときには、
練習態度や素行についていろいろ書かれていたが、
そういったマイナスイメージを挽回できるだけの結果を今後出し続けられるか。
吉川大幾の動向も注目したい。
前述の立岡と同郷で、吉川とはポジションがかぶる藤村大介も現在、ファームにいる。
開幕直後の降格以来、一軍へのお呼びはなかなか掛からない。
現状の一軍内野陣の顔ぶれを見れば、現在一軍に上がっている同期の中井大介同様、
試合への出場どころか、上へ上がるのさえままならない。
それでも、今季の藤村は、キャンプ、オープン戦と決して悪い内容ではなかった気がする。
スイングも力強くなっているように見えたし、強い当たりが左右に飛んでいた。
オープン戦で印象に残っているシーンがある。
福岡でのソフトバンクとのオープン戦で放ったセンターオーバーの三塁打である。
打球を追ったテレビカメラがセンターオーバーを確認し、
映像はすぐさま内野に戻って二塁ベース付近を映し出した。
しかし画面のどこにも打った藤村の姿は見当たらない。
それもそのはず。既にそのとき、藤村は余裕で三塁に到達しようとしていたのである。
切り替わった次の画面に映し出されたのは、
三塁ベース上で勝呂コーチにバッティンググラブを渡そうとしている藤村の姿だった。
やっぱり、藤村は速い。
藤村だって、立岡、吉川にぜんぜん負けてない。
前に goo 簡単ホームページに居たんですが
よろしく
うまく編集できない・・・