ブログ、巨人軍。

頑張れ、ジャイアンツ!
頑張れ、日本のプロ野球!

落合監督!工藤を獲得しませんか!

2009-09-21 01:22:00 | 2009年シーズン
ヨコハマの工藤が戦力外を受けた。
その少し前に、仁志も戦力外を通告されている。
チームを若手に切り替えるという球団の方針らしい。
ベテランをキルときに球団がよく使うフレーズだ。
チームの前線を若手中心にしたいのはわかるが、それとベテランをキルことにどんな関係があるのだろう。
力のある、実力のある選手なら、ベテランも若手もない。
ようするに石井琢朗を追い出したときと同じ事か。
石井琢朗はヨコハマ一筋で2000本安打を打ったチームの功労者だ。
同じ2000本安打を放った駒田がその年すぐ戦力外を言い渡されて引退したが、石井は駒田とは違うだろう。
ベテランとはいえ仁志も移籍組だ、まだ解らなくはない。
しかし工藤はどうなんだろう。
現役最多222勝(だったか)28年目の46歳、現役最年長の大ベテラン、もちろん絶頂期はとうに過ぎているだろうが、未だ1軍の試合の中で、中継ぎ、敗戦処理と充分な働きをみせている。
ちょっと待てベイスターズ!
工藤にそのポジションは失礼だろう!
先日、ナンバーのWebでも取り上げていたが、まったくヨコハマは工藤に対し失礼極まりない。あの年齢とあの実績で獲得したわけだから、少しは配慮ってもんがあるだろう。
と、ちょっ感情的になりすぎているので言いたい事だけピンポイントに述べて切り上げよう。
昨夜のヨコハマとドラゴンズの試合。
後半、大事な場面でヨコハマは工藤をマウンドへ上げ、工藤は見事ドラゴンズの追撃を絶ってヨコハマを勝利へ導いた。
ベンチの落合監督は表情ひとつ変えずに戦況を見つめていた。

で、工藤が有終の美を飾る最終の地という話なのですが、名古屋はどうでしょうか。
工藤は名古屋出身、愛工大名電からプロに入っている。
名古屋にゆかりが深い。
山本昌とオッサンレフティーズ、ふたりで400数十勝である。
落合監督は個人的に工藤をどう見ているのだろう。

ライオンズやホークスは早くも獲得意思のない事を表明している。
楽天はやや興味ありだったろうか。
工藤自身は現役にこだわりアメリカのマイナー、あるいは韓国、台湾なども視野に入れているとコメントしているようだが、再びちょっと待ってくれ!である。
日本球界は工藤にそんなことをさせていいのか。
マイナー? 米国に挑戦? 韓国、台湾?
冗談じゃない!工藤だぞ!工藤にそんなことさせるのか!
日本球界はそれでいいのか!
落合監督!どう思いますか!?


タイガースの新井。

2009-09-20 16:46:29 | 2009年シーズン
新井はまだタイガースの選手になりきれていないのか。

涙のFA移籍を未だそのまま引きずっているような彼の生真面目さは、タイガース2年目を向かえた今尚、なかなかその呪縛から抜け出せていないような、新井の打席にはそんな窮屈さがどうも見え隠れする。
カープの4番でホームラン王を獲ったときの、来た球を思いっ切り振りぬくという力強さがなかなか打席で見えてこない。
もちろん悪い打席ばかりではないのだろうが、金本の存在が大きいからだろうか、どうも彼の存在が借り物のようにおとなしい。

そんな場面を何度も目にするのだが、一昨日からのカープ3連戦、テレビ観戦をしていてやはり気になる打席が何度かあった。
昨日の8回裏。1点ビハインドの状況でワンアウトから鳥谷、金本が塁に出た。
バッターは5番の新井。
ピッチャーのシュルツにポンポンとストライクを2球続けられ、ツーストライクからの3球目、ボールは外角のやや高めにストレートがズバッと決まる。
判定はボール。
きわどいコースのストレート、審判が手を上げても文句の言えないような本当にきわどいコースだった。
なぜカットしなかったのかと見ているほうがハラハラした場面。すかさず解説の田尾が怒り口調で切り出した。
「この大事な場面、5番バッターが3球三振など決して許されない。にもかかわらず今のかなりきわどい球に手を出さないで見送る。今のボール、この局面でクリーンナップのバッターが見逃していい球ではない」
そのあと新井は難しい変化球をひっかけ内野ゴロの併殺に終わった。

今日の大勝した試合でも似たような場面があった。
2点を先制され、そのあと5点をとって逆転に成功した。そして5回裏、カープの内野のミスでワンアウト満塁、打席は5番の新井。
ボール、ボール、ボールときてノースリーからの4球目、ボールはほぼド真ん中のストレート、新井はよく見て見逃す。そして5球目のやや高めのストレートをこれまたよく見てバットをかぶせるように振りぬき、センター前にタイムリーを放った。
4球目を見逃したとき、わあ!なぜ振らない!と思わず声を出してしまった。明らかにストライクをとりにきた真ん中ストレート。満塁だからとりあえず1球見逃す、セオリーだろう。しかし新井は5番打者だ。その一振りでその場面をキメていい立場のバッターである。

案の定、ヒットが出ても解説の岡田は強い口調で言い放つ。
「だからなぜ4球目を思い切って振らないのかということ。いくら満塁でノースリーでも、あの場面、バッターは5番打者。それで5球目の同じようなストライクをどうにかセンター前へヒット、そんなの認めないですよ」
もうひとりの解説者、吉田義男も「ストライクはホンマうまく打つんですけどねえ」とフォローとも嫌味ともつかないコメントを付け加えたが、おそらく気持ちは岡田と同じであったろう。

どうにか叩いて懸命に打ったタイムリー、結果はそれでよかろう。
しかし彼はタイガースの5番打者である。
今ひとつ突き出ない新井に欠けてしまっている部分、それが昨日のツーストライクからの見逃しと、今日のノースリーからの見逃に潜んでいるように思えてならない。

自分の前に鳥谷、後ろに金本、真ん中に自分、それくらいの気概を出して欲しい。
金本が元気なうちに新井がそういう気概を出せるかどうか、タイガースにとって大きなポイントだ。

東野峻のマウンドに覚悟はあるか。

2009-09-18 23:30:36 | 2009年シーズン

タイガースとの3連戦を終え、やはり投手陣のラインナップに不満を覚える。
不安、ではなく、あえて不満と書いた。
原監督は両方だろうか。

とくに先発の布陣は、来季に向けて心配の種である。
現在のジャイアンツの先発陣。
ケガで登録を外れたがグライシンガーに今季飛躍のゴンザレス、
そして左の内海、ヒサノリ、若い東野の5枚が柱になっている。
グライシンガーの抹消で1軍に上がったオビスポは3戦目で好投、
1軍で投げた試合はほぼいい投球をしているから来期以降も期待は大きい。
外国人枠の問題もあるが、この外国人3投手で右の3枚は来期も計算がたつ。
グライシンガーは今季イマひとつな内容だが勝ち星は着実に重ねているし、
ゴンザレスの躍進のおかげで今シーズンのジャイアンツは随分救われているといっていいだろう。

この3投手に比べると内海、ヒサノリ、東野の不安定さは言うに及ばない。
とくに若手のふたり、内海、東野にいたっては、
来期以降もジャイアンツ投手陣を支える2枚看板として原監督の期待もひと潮のはず。
それは彼ら2人が登板した試合後の監督インタビューからも充分に伺える。
常に厳しい注文をつけられるのも、期待の大きさ故だ。

だが今季、両投手はなかなか突き出てこない。
ローテーションから外すことなく使い続ける原監督の思いがなかなか実らない。
昨日のタイガースとの2戦目。
敗戦後の監督インタビューで「なかなか階段を上がってくれない」と東野に対するもどかしさを口にした原監督。
生え抜きのエースとして育って欲しいという原監督の思いは今シーズンの東野の背番号を見ても一目瞭然だ。
今のジャイアンツの投手陣に足りないもの、それは日本人投手のエースとしての存在。
できれば若手投手の中から出てきて欲しい。
それは原監督の強い願いでもあろう。

そんな思いもあってか、先程の東野に対する監督のコメントは精神面にまで及び、
アスリートとして「タバコもやめられない意志の弱さ」があると指摘した。

確かに、ぶち当たっているのは「壁」ですらないように感じる。
先日、東野が打ち込まれたある試合の翌日のスポーツ新聞で、達川がこんなことを書いていた。

いい投手は覚悟を決めてマウンドに上がる。
打たれる覚悟、それでもベースの上をボールを通す覚悟、死球になるかもしれないという覚悟。
内側をつかないのはエチケッチのつもりか、マウンドに行って遠慮しているようではプロの強打者は討ち取れない。

原監督の言う「アスリートとしての意志」は、この「覚悟」に通じるか。
東野、内海に、ジャイアンツのエースになるという「意志」と「覚悟」はあるか。


中井大介、来期への大きな2安打。

2009-09-11 23:55:55 | 2009年シーズン

残念。仕事の都合で、試合が全く観れなかった。
ネットのニュース記事で中井がホームランを打ったのを知った。
さっそくテレビのスポーツニュースでチェック。
バックスクリーンの横、堂々たるホームランだ。
今シーズン中、あと何度打席に立てるかを考えると、
今回の昇格の間に1本打っておきたいと願っていた。
坂本が一昨年のルーキーイヤー、シーズン後半に満塁でボテボテヒットを打ち、
次の年に勢いがついたように、どんなカタチでもいいから、
中井もなにかいいイメージの打席を経験して来期を迎えて欲しいと思っていた。

そういう意味で、長距離砲の中井にとっては最高の結果が出たといっていい。
しかもこの試合、ホームランの前にツーベースも放っている。
1試合で2安打。ホームランも大きいけれど、2安打というのが更に大きいように感じる。
2安打、1ホーマー、2打点。
1試合のなかで、続けて結果を出したという事実は、きっと次への流れを産むはずである。
1本で終わらない、次へ次へという流れ。
若い選手にとってこの上ない大きな流れを、この試合で中井は掴んだはずだ。

選手交代の「妙」。

2009-09-06 23:55:35 | 2009年シーズン
このところなかなか勝てなかったヒサノリにやっと勝ちがついたこの試合。
印象に残ったシーンがある。

6回の表、ツーアウトになったところで、原監督が突然ベンチから出てマウンドへ向かった。
マウンドのヒサノリに何か一言二言語りかけ、主審に投手交代を告げた。
この場面、直接マウンドへ向かった原監督は、ヒサノリと何を話したのか。
監督自身がマウンドへ向かったわけだから単に調子を伺いに行ったとは思えない。
解説の水野は「ご苦労さん、この試合、あとはオレにまかせてくれ」と監督が直接ヒサノリに交代を告げに行ったのではと分析した。
なるほど。そうだろうな。

だがなぜツーアウトになったあの場面だったのだろう。
バッターが3番の右打者、飯原だったからか。
伊原ヘッドも、尾花投手コーチも、交代を知っていたか。
なんとなく、原監督がベンチを出たその瞬間、ベンチの伊原ヘッドも尾花投手コーチも不意を付かれたような顔をしているように見えたのは気のせいだろうが、主審に交代を告げベンチに引き上げる原監督の顔が、物凄く策士のように見えた。これも気のせいだろう。
いずれにしても、その後、越智、山口、クルーンの必勝リレーで、さほど調子が良いとはいえなかったヒサノリに勝ちついた。これは気のせいではなく事実。

普段はあまりそういった風に感じることはないが、今日の勝因の一番手は、なんとなく、監督の選手交代の「妙」、ではなかろうか。気のせいかな。


立ち上がりの悪い内海を救った、小笠原のプレイ。

2009-09-05 14:09:32 | 2009年シーズン
内海の立ち上がりの悪さについては、過去に何度か書こうと思ったことがあった。
投手陣の整備を昨年から指摘して来たなかで、左投手の柱となっているヒサノリと内海の例年の成績は、けっして大見得を切れるような内容ではない。
失礼な言い方だが、総合すると両投手とも「そこそこ」が通年の出来である。
内海より長くやっている分、ヒサノリは先発でも抑えでも好成績のシーズンはある。しかし翌年、よく翌年と続いてゆかない分、今ひとつ信頼感に欠ける。
内海にいたってはまだまだと言っていい。

立ち上がりの悪さが彼の問題点である事は以前から周知のことだが、今シーズンはそれが顕著であり、ここまでの成績がそれを現している。
今日の試合もいつも通り、1回表にその兆候が現れた。
連続ヒットでワンアウト1塁3塁。
4番デントナの当たりはややバットの先だったが痛烈な1、2塁間へのライナー。
これを小笠原がダイビングキャッチ。
体勢を崩したまま飛び出していた青木へタッチ、ダブルプレー。
抜けていれば先制点、ピンチはさらに広がっていた。
いつものパターンになるところを、小笠原のプレイが食い止めた。

内海のどこがどう悪いかは専門家に任せよう。
いずれにしても、現状で左の先発は心もとない。
右はグライ、ゴンザレスが安定しているから、東野や木村などの若手を使いながら育てるという方法がとれる。そう、右はまだコマがいる。
しかし、左は右に比べややコマ不足、もちろん自前の若手投手であることを前提に書いている。左のコマ不足は言うまでもなく明白である。
若手の右投手の台頭に確信が持てていればそれほどの焦りもないのだが、右投手にしても野手の躍進と比較すると物足りないどころではない。

ここ数年で若手野手が育った土壌を執筆人は絶対的な3、4番の存在にあると考えるのだが、今のジャイアンツ投手陣にはそこが欠けている。
絶対的なエースの存在。
大黒柱である。
以前、上原の抜けた穴を憂いだのはそういうことだ。
これは何度も書いていることだからここでは割愛するが、一番そういった立場に立たなければならない存在が、本当はヒサノリであり内海のはずである。
生え抜きの先発投手。チームの顔。
執筆人は以前から西村健太朗に大きな期待を寄せている。
現在はケガで調整中のようだが、早く中継ぎから先発にまわって欲しい。
彼の速球とシュートは一級品といっていい。
ただ今ひとつ、その投球に豪快さが伴わない。
これも以前から何度も書いていることだ。
球の重さ、スピード、ノビ、キレに問題はないのだが、どうも躍動感が足りない気がする。
まあ今、ケガで調整中の投手をどうこう言っても仕方ない。
栂野も、もう出てきてもいいだろう。来シーズンまでが勝負だろうか。

ここまで5勝10敗の内海。
これは期待とはまったく逆の成績であることは誰の目にも明らかな事だ。
身体の大きさ同様に、もっと大きな投手になって欲しい。
キレとスピードを磨き、もうひとつ上の速球を身に着けて欲しい。

木村拓也!木村拓也!木村拓也!

2009-09-04 23:59:30 | 2009年シーズン
以前もこのタイトルで木村拓也を取り上げた記事を書いた。
木村拓也のことを書くときは、なぜか感情的な文章になってしまう。
今回も書く前からもうそんな雰囲気になっている執筆人である。

もうご存知、昨夜の試合、つい数時間前までやっていたヤクルトとの試合。
延長戦に入り、加藤の頭部死球による交代でベンチ入りのキャッチャーがいなくなった。解説の山本浩二が危惧したとおりの緊急事態が起こった。

試合後の木村拓也のインタビューで本人が言っていたように「もうオレしかいない」そう、キャッチャーが出来るのは、キャッチャーとしてこの世界に入った木村拓也のみ。とはいえ、プロ入りしてすぐキャッチャーから野手に転向している。マスクをかぶるのは実に十年ぶりらしい。

「キャッチャー木村拓也」の場内アナウンスにスタンドは大歓声。
マウンドに上がった豊田の1球目、もちろん投球練習の1球目だが、その球を木村拓也が受けると、さらにスタンドに大歓声が巻き起こる。
フォーク、直球、スライダー。豊田、藤田、野間口。三人の投手の球をしっかり受け止める木村拓也。
最後の1球、野間口の速球は150キロを超えていた。
この大仕事をかみ締めるかのように、最後の1球がミットに納まると、主審の「ストライク!」のコールと150キロのボールを身体全体で受けとめ、ほんの一瞬、余韻に浸るかのように、ミットにボールを納めたままの姿勢で、木村拓也が止まっているように見えた。

興奮気味にベンチへ引き上げる木村拓也以上に、ベンチから出て彼を迎えた原監督が最高潮のテンションに達していた。
木村拓也の元指揮官だった山本浩二もひたすら彼を称え続けた。
キャッチャー木村拓也のすべての動作を褒め称えた。

第一線に立って、常に目立つようなスタープレイヤーではないけれど、いろいろ苦労して、ジャイアンツに辿り着き、本当にいい仕事をする、木村拓也。
胸を熱くさせる、貴重な野球選手である。
木村拓也は、どうもツボに入ってしまう。
感動させられてしまう。
ジャイアンツは、木村拓也を大事にしないといけない。

男の仕事、谷、坂本、小笠原、ラミレス。

2009-09-03 00:25:00 | 2009年シーズン
坂本がお立ち台で言った言葉「ここで打たないと男じゃない」

打席に立つ前、いつもなら割と冷静さを保とうと平静を装うタイプの男が、このときはやや興奮を前面に押し出すような強い目をしていた。
その初球、ボールは見事、ポールをまいた。

この回で絶対にひっくり返すという強い姿勢がフォアボールに繋がった。
冷静な小笠原の目。

ここ一番、ラミレスの4番という責任感がチャンスを呼び寄せる。

小笠原の激走はスポーツ選手を超えた勝負師の気迫に満ちていた。

代打で出た工藤もアウトにはなったがどうにか塁に出てチャンスをつくろうという貪欲さが見えた。

そして、谷。
坂本に「男の仕事」っぷりを示した。
ほんとうにイイ仕事をする。
四の五の言わず、男は黙って結果を出す。

小笠原、谷らの仕事っぷりが、若手の坂本、亀井らをより成長させる。