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小笠原は、まだまだやれる。

2013-06-05 23:59:33 | 2013年シーズン
いい角度で、ライト方向へ飛球が舞い上がるイメージをずっとアタマの中で描きながら、
画面の中の小笠原を見つめていた。
増井の速球に負けない豪快なスイングが、本当にライト方向への大飛球を生んだ。
球場のファンも、画面を見つめるファンも、一塁側ベンチも、みなが 「行けぇ~っ!」 と叫んだろう。
小笠原が、一塁側ベンチに向かって右手を高々と揚げたとき、
もう目から涙がこぼれて、拍手以外、なにもいらない。

中井がヒットで出て、立岡があの場面よく走った。打球が左に逸れたなんて言いっこなしだ。
亀井のセンター前、間違いなく間に合うタイミングで、余裕がありすぎたか、あまりにも堅実に、確実に、陽の返球はマウンドあたりでバウンドがどうのこうのとアナウンサーは言っているが、バウンドはそれほど替わっていない。いいバウンドのままドンぴしゃりでキャッチャーのミットへ向かっていた。それが不運を呼んだ。
あまりにもドンぴしゃ過ぎて、立岡のスライディングからのタックルと、ボールがキャッチャーミットに納まるのがほぼ同時。
いくら快速ランナーでもあの当たりでホームインはかなり厳しい。
立岡の足を陽がナメてたわけではないだろう。想像以上に立岡にスピードがあったというのもあるかもしれない。もう少し力のある返球をしていたら、ミットに早くボールが納まっていただろうから、アウトになる確率はさらに高かったはず。球界屈指のセンター・陽だからこそ起きた、あれは明らかに余裕が生んだ返球ミスだった。

8回の同点の場面でもそうだったが、サヨナラのあの場面でも、代走・鈴木尚を使わなかった。アウトカウントと次のバッターとの兼ね合いもあるだろうからなんともいえないが、結果的に阿部の二塁打のおかげでノーアウト2、3塁という状況が生まれ、代打・小笠原が実現した。

お立ち台で最高の笑顔を見せる小笠原だったが、落ち着きをともり戻すたびに、「たった1本、打っただけ。また次に向けて準備する」と冷静におのれのポジションに立ち返る。引き締まった小笠原の表情と、高揚を抑えるように冷静にインタビューに応える原監督の口調から、小笠原という存在感の大きさが窺える。

19歳のスーパールーキーのはるか頭上を、39歳スーパーベテランの大飛球が飛び越えて行った。
解説の元阪神・金本知憲が 「小笠原39歳」 とアナウンサーにふられ、なんのためらいもなくこう言った。
「39歳!? まだまだですね。まだまだやれます。」
そう、小笠原はまだまだやれる。


1 コメント

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hz37156128@gmail.com (Nike Blazer low)
2013-06-08 12:19:41
のような合理的な鳳鳳

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