Naoの誰でもわかる!英語の話

英語を勉強している人へ、面白い、ためになる話し、知識・情報などを、誰もがわかるように書いていきます。

「使える英語表現」(No. 128)「厄介な事を頼んで申し訳ないんだけど…」

2010-01-31 | Weblog
表現128)Sorry to be a pest, but could you check on what is happening?(厄介な事を頼んで申し訳ないんだけど、どうなっているのか調べてもらえない?)

このpestの使い方をこの頃始めて知りましたので、皆さんともシェアー(share)したいと思い、取り上げることにしました。実は友人からあることを頼まれて、してあげたんですが、まだ事がうまく運んでいないみたいで、以下のようなメールをもらったんです(内容は多少変更しています)。

Sorry to bother you yet again. However, after more than a month, I have not yet received it.
(また面倒をかけることになって申し訳ないんだけど、一ヶ月以上も経ってるのに、まだ例の物が届いていないんだ。)
I'm not sure how long I should be patient before taking some kind of action to move the process along.
(処理を進めてもらうために何らかの行動を取る前に、僕は(あと)どれくらい辛抱して待つべきなのか、わからないんだけど。)
(省略)
Sorry to be a pest, but could you check on what is happening?
(厄介な事を頼んで申し訳ないんだけど、どうなっているのか調べてもらえない?)

といった感じのメールでした。その中に今回の表現があり、「え、こんな使い方あるんだ~」と感激(?)、取り上げることにしたわけです。通常pest(ペスト)と聞いてすぐ頭に浮かぶのは、疫病のペスト、ですよね。それとアメリカに住んだことがある人ならすぐに浮かぶ、pest controlのpest。この場合のペストは害虫という意味で、pest controlで「害虫駆除」という意味です。この疫病とか害虫、害毒等の意味を持つpestが人に対して使われると、「厄介な人」「困り者」「邪魔者」などの意味になります。例えば以下のように使われます。

He is such a pest that we shouldn't invite him to the party.
(やつは厄介者だから、パーティには呼ばない方がいいよ。)
My dad is a pest, so why don't you come when he is not home.
(父さんは邪魔だから、家にいない時においでよ。)

とまあ、ここまではわかるのですが…え~つまり、pestという極めて響きの悪い言葉を他人に対して使うことはあり得る、ということはですね。日本語でも同じような表現がありますよね。でも、自分に対して使うとは思いませんよね~。「自分がpestである」なんてね。もちろん、「自分がペストであってごめんね」(sorry to be a pest)って、言っているんですけどね。

この言い方を日本語でわかりやすく言うと、「申し訳ないね~またまたお邪魔虫になって」という感じですかね。そして、この「お邪魔虫」がpestということです。ね、これならわかりやすいでしょ。もちろん、同じ気持ちを表すのには、sorry to bother you againでもいいわけですが…。書き手(話し手)の気持ちの問題ですね。

ついでと言ってはなんですが、pestから派生している言葉でpesterという言葉があります。これは他動詞(目的を取る動詞)で、「(人を)困らせる、悩ませる、苦しめる」という意味を持っています。pestがそもそも語源ですから、同じ「悩ませる」等でも、「かなりしつこい」という感じを含んでいると理解すべきですね。使い方ついては、「~(人)に何かに対して(を求めて)pesterする」という場合は以下のように言います。

John is pestering her for a date.
(ジョンは彼女をデートにしつこく誘っている。)
My uncle George pestered my father for money.
(伯父さんのジョージはお父さんにお金をせびった。)

「何かをもって(何かで)困らせる(悩ませる)」と言う場合は、以下のようになります。

Prime Minister Hatoyama has been pestered with the same questions all the time.
(鳩山首相はいつもしつこい同じ質問に悩まされていた。)
The customer pestered the shop with lots of complaints.
(その客は多くの文句でお店を悩ませていた。)

ま、pestという言葉、どう使ってもいい感じにはなりませんね。しかし、口語的に「困らせる人」「悩ませる人」、つまり、「お邪魔虫」って感じで軽く使うこともできるということを今回の話でわかってもらえたらうれしいです。英語の勉強は知識、理解を少しずつ積み上げることでしか進歩しません。そう、「継続は力!」「英語は毎日こつこつと…」、え、聞き飽きた?Sorry to be a pest, but that is all for you, guys.今回の話もお忘れなく…。See you in the next story, guys. In the meantime, have a good one! nao

間違いやすい英語(4)

2010-01-30 | Weblog
間違いやすい英語(4)anxious aboutとanxious toとanxious for

僕が昔から使うのを避けてきた単語がanxious(アンクシャス)。なぜって?どうもその意味がいまいちわからなくて…「心配」って意味があるのに、「~したい」みたいな意味もある。「心配」はネガティブ(否定的)ですよね。でも、「したい」はポジティブ(肯定的)。そのギャップがあることを知っていたので、間違ってはいけないと思い、使うのを避けてきたというわけです。そこで今回は、その長年にわたる霧を晴らそうとの思いで、この言葉anxiousを取り上げました(大丈夫かな~?)。

まずはanxiousの語源を調べてみました。この言葉は1615年から1625年の間くらいに出来た言葉で、angere(窒息させる、絞める、抑える、苦悩、痛み)といった語感をもった言葉から派生し、もともとの意味は、「心配している(worried)、悩んでいる、困っている(distressed)」等で、要は人が危険や不幸が起こるのではないかと精神的に不安になる、極度に心配する状態を表す言葉とのことです。以下がanxious(形容詞)を伴った名詞の例です。

anxious look(心配そうな顔)、 anxious mind(心配性)、 anxious day(気がかりな一日)anxious night (不安に満ちた夜)、anxious eye(不安げな目)

この言葉の意味そのままに、人がその気持ちを表現する時に使われる言い方が、
I am anxious about~の形です。以下の例文をどうぞ。

I'm anxious about the result of my physical examination.
(健康診断の結果が心配だな。)
I'm anxious about the future of this government.
(この政府の将来が危惧されますね。)
I'm anxious about his health.
(彼の健康が気がかりだ。)

be anxious aboutのbeの代わりに、feel を使って、feel anxious aboutと言うこともできますので、覚えておくといいですね。しかし、問題はこれからです。

be anxious aboutが、何かに対する不安、心配、危惧の念を表すことがわかったところで、以下の文を見てください。

I'm anxious for peace in Middle East.
(中東の平和を切望している。)
I'm anxious for my promotion.
(昇進を強く望んでいる。)
I'm anxious for finding an answer to that question.
(その質問に対する答えを見つけることができればと強く願っている。)

そして、以下の文も…。

I am anxious to see her as soon as possible.
(彼女に出来るだけ早く会いたいんだ。)
She is anxious to get married.
(彼女は結婚したくてたまらない。)
I'm anxious to avoid any more problems.
(もうこれ以上の問題は避けたいんだ。)

どうですか?anxiousのもともとの意味(「心配している(worried)、悩んでいる、困っている(distressed)」が入っていないように思いません?anxious aboutだとその意味を表すのに対して、anxious for、あるいは不定詞を伴ってanxious toになると、「~を切望する、強く望む」等の意味になるわけです(別の英語で言うと、eagerと覚えましょう)。ね?これだから僕がわからなくなるのは無理ないですよね。

このanxiousの使い方は18世紀の中頃から始まったとのことで、今では一般的に(特に口語では)なっています。何かを強く望む、切望する気持ちは、それが成し遂げられるかどうかの不安、焦燥感と表裏一体(すみません、難しい言い方して…)という一面もあり、何かに対する強い精神的緊急性を感じているとも言えます。その気持ちがanxiousに共通することから、eagerと同様の意味で使われるようになったようです。このような強い否定的な言葉が何かに対する肯定的な感情を表すという例は、他にもあります。

I am dying to see my grandson.
(孫に会いたくてたまらないよ。)

死んで行く(be+dying)わけではなくて、「それほど」、つまり「死ぬほど」って意味ですよね。anxiousも同じように考えればいいと思います。

「だから結局どう考えて、どう理解したらいいの?」だから~、以下の文をしっかり理解できれば、それで大丈夫です。だめなら、もう一度最初から読み直してください(よろしく)。Now, here you go!

Nao: Are you nervous about the new job, Hank?
(新しい仕事は不安かい、ハンク?)
Hank: Well, I'm a little anxious about it, yes.
(そうだな~、ちょっと心配ではあるな、確かに。)
Nao: But, you are looking forward to it, aren't you?
(だけど、楽しみにしているんだろ?)
Hank: Sure. I'm anxious to work for this company.
(もちろんさ。この会社で働くたくて、うずうずしているよ。)
Nao: I think you've got a bright future there.
(あそこなら君にとって未来は明るいと思うな。)
Hank: I think so, too, Nao. With my skills in business, I'm anxious for promotion in a year.
(僕もそう思うよ、ナオ。僕の持っている技能を発揮して、一年以内には昇進したいと思ってるんだ。)
Nao: Good luck, Hank.
(幸運を祈るよ、ハンク。)

How about that? Did you understand the differences well? I hope so. If not, please read it again. I think this is all for today. I will see you in the next story, folks. In the meantime, have a good one! nao



「使える英語表現」(No. 127)「ひょっとしたら近いうちにどこかで会うかもしれないね。 」

2010-01-29 | Weblog
表現127)Maybe our paths will cross one of these day.(ひょっとしたら近いうちにどこかで会うかもしれないね。)

crossという単語(動詞)は誰でも知っていますよね。でも、あまり使わないような気がしますね~。どんな時に使うかというと…cross the road/street(道を横切る)のように、どこかを渡る、横切るとか、オーソドックスな意味が一般的。そして、慣用句で僕が時々使うのが以下のcross。

(keep one's fingers crossed=幸運を祈る)
I just keep my fingers crossed.
(僕はただうまく行くように祈るだけさ。)
Let's keep our fingers crossed .
(みんなで幸運を祈ろうぜ。)
Keep your fingers crossed for me, will you?
(僕のために成功を祈ってね。)

この場合何をcross(クロス)するのかというと、人差し指と中指。それでluckyなことが起こりますようにとなりますよね。片手、あるいは両手でする場合もあります。もう一つよく使うcrossは、郵便物とかが行き違いになる(crossする)という意味を表す言い方。以下をどうぞ。

(on the phone)
Brian: Hello. My name is Brian Kindle. I've got a statement saying that I haven't paid the bill yet. But I have sent it about 10 days ago.
(もしもし。ブライアン・キンドルと言いますが、料金をまだ払っていないという通知が来たのですが、10日ほど前に送ったんですけど。)
Customer Service: Let me check the record, sir. Hold on a second, please. Yes, the record shows that you have made the payment. The statement has crossed in the mail. I'm very sorry, sir.
(お客様、記録を確認いたしますので、しばらくお待ちください。そうですね、記録によりますと支払いがなされております。通知の方が行き違いになったものと思われます。大変申し訳ございませんでした。)
Brian: No problem. I'm relieved. Thanks.
(いいですよ。安心しました。ありがとう。)

こんなことって時々ありますよね。前置きが長くなりました。(「いつものことで…」どうも。)今回のour paths will crossという表現ですが、実は僕もまったく知らなかったものです。「ではどうやって…?」実は僕のイリノイ大学でのアドバイザーだったLyle Backman先生(testingでは世界的に有名な方です)に何十年ぶりかにメールを送ったところ、すぐに返事があり、その中にこの言葉が入っていたんです。「ふ~ん、こんな言い方するんだ~」と思い、今回皆さんとshareすることにしたものです。「どんなメールか興味があるな~」と、きっと思われると思い、以下のその全文を載せることにしました。私信ですが、皆さんの勉強のお役に立つのであれば…。では、お読みください。

[Naoki, what a wonderful surprise to hear from you after all these years! I've been at UCLA for a little over 20 years now, and am planning on retiring at the end of next year--Spring 2011. I used to get to Japan quite a bit, as I had contacts there, and also my second daughter went there for a year to teach in the JET program. Maybe our paths will cross one of these days.
Best, Lyle]

念のため、訳も載せておきますね。

「ナオキ、あれから何十年も経った今君から連絡があるなんて、なんてすばらしい驚きなんだろう。僕はもうUCLAに20年ちょっといるんだが、来年度の終わり、2011年の春学期を最後に引退することになっているんだ。日本には知り合いがいたので、これまで結構行っていたんだよ。しかも、僕の2番目の娘がJETプログラムで日本に行って一年間教えていたしね。ひょっとしたら近いうちにどこかで会うかもしれないね。
ベスト(敬具のような文を締めくくる言葉)、ライル」

うれしいものですね。もう何十年も会っていなかったのに覚えてくれていたなんて(涙)。ていうか、その前に連絡取れよ!ってことですけどね。(反省…。)

「私たちのpaths(道)がクロスする(交わる)」ということで、「どこかで会うことになる」という訳にしました。でも、この気持ちが浮かんだら、僕ならきっとこう言うと思います。

We might see each other some time, somewhere in the (near) future.

日本語的(?)ですよね。それが以下になるわけです。

Maybe our paths will cross one of these day.
(ひょっとしたら近いうちにどこかで会うかもしれないね。)

う~ん、ネイティブの発想じゃないと、こうはなりませんね~。ということで、今回は、僕にとってもこれまで一度も出会ったことのなかった英語らしい表現を取り上げました。「勉強になった!」あ、これは僕の声です(笑)。では、See you in the next story, guys. In the meantime, have a good one! nao



英語の問題(1)「解答」

2010-01-28 | Weblog
英語の問題1)気候について:「解答」

前回の問題の答えです。チェックしてみてくださいね。

Thanks for your wishes (1: about) the weather. However, we can't (2: complain). Our typical temperature (3: range) is from about 5-13 (4: degrees) C., nothing to complain (5: about). We get a few (6: rain) showers on many days, (7: but) also many "sun breaks." We were prepared to endure weeks of rain, but (8: are) happy to find that (9: it's) not so gloomy here. (10: On) the coast where I grew (11: up) (temperate rain forest), our (12: winter) rainy season fully lives (13: up) to its name, with (14: plenty) of stormy days as (15: well), but the Sun Valley is (16: really) a gentle climate. We (17: had) some cold days in December, but are (18: enjoying) sunny walks even in January. I (19: can't) say that we don't (20: miss) Miyazaki's pleasant sunny January (21: days) and the smell of plum (22: blossoms) at the Municipal Park, we (23: do). However, California's winters are (24: not) a problem--and we are (25: already) reserving camping spots for the summer.

さて、正解一問で2点。満点は50点です。果たして皆さんは以下のどのランクだったでしょう?

Excellent: 41-50
Very Good: 31-40
Good: 21-30
Fair: 11-20
Not Good: 1-10

以下、気になる単語・表現を確認しておきましょう。

1) We can’t complain.
訳は、「文句を言うことができない→問題ない、これ以上望めない」等の意味です。

2) nothing to complain about.
訳は、「文句を言うべきものがない→(それについては)不平を言えるようなものではない」の感じです。complainはabout と一緒に覚えましょう!

3) We get a few rain showers on many days
訳は、「多くの日に(一日)2、3回一時的な雨が降る」ですが、many daysの前の前置詞がonになることに注意してくださいね。

4) sun breaks
訳は、「太陽が出る一時的な休息の時」とでも言いましょうか。この場合のbreakは、「ブレークにしようか」に使われるbreakと同じです。summer break(夏の休み)と同じようにsun breakと言っています。この表現は書き手が作った言い方なので、そのことを示すために"sun breaks" というように、クオーテーションマーク(‘’)を使っています。

5) We were prepared to endure weeks of rain.
訳は、「何週間もの雨を耐える気構え(気持ちの準備)をしていた」になりますが、be prepared to(~の準備ができている)をいつでも使えるようにしたいですね。

6) It's not so gloomy here.
訳は、「ここはそんなにうっとうしい天気ではない」でいいかな?gloomy(グルーミー)は、人の気持ちを暗くする、憂鬱にする、といった意味の単語です。なので、「うっとうしい」としましたが、そのような感じの日本語なら何でもいいです。

7) On the coast where I grew up
訳は、「私が育った(ところの)海岸地帯では」というところでしょうが、関係副詞のwhereの使い方を確認してください。

8) our winter rainy season fully lives up to its name
訳は、「私たちの地方の冬の雨期は、まさにその名前通りのものです。」という感じです。live up to は、「~が期待に沿う、かなう」という意味で、この場合は、「雨期」という言い方を裏切らない、その名前通りのものである、という意味でlive up toを使っています。

9) a gentle climate
訳は、「穏やかな気候」。climate(クライメィト) は、風土、気候の意味。

10) We had some cold days in December, but are enjoying sunny walks even in January.
全体の訳はお分かりになると思うので省略しますが、butの後がareになっているのは、その主語が文頭のweだから。また、sunny walksは、「日差しのある中での散歩」といった意味ですね。

11) I can't say that we don't miss Miyazaki's pleasant sunny January days.
「~を恋しく思わない(don’t miss)とは言えない(can’t say)」という言い方は日本語にもありますが、英語の方が使われる頻度が多いので、何度も読んでその感覚を理解しましょう。

12) we are already reserving camping spots for the summer.
訳は、「私たちは、もう既に夏のキャンプの場所を予約しようとしている」となりますが、are reservingと、reserve(予約する)が現在進行形になっていることに注意してください。「予約」が進行形?何か変な感じがしますが、この進行形は、日本語でも「今いろいろと予約している最中なのよ~」って言いますよね。そんな感じと思ってください。もちろん、文法的な文です。だってネイティブが使ってるんですからね。基本、ネイティブが普通に使っている=文法的となります。

どうでしたか、始めての「英語の問題」は?また何かいい題材を見つけたら「英語の問題」にして皆さんとshareしたいと思います。では、今回はこの辺で。In the meantime, have a good one, folks! nao

英語の問題(1)「質問」

2010-01-27 | Weblog
英語の問題1)気候について:「問題」

たまにはちょっと視点を変えたものも面白いかと思い、時々「英語の問題」を出すことにしました。是非やってみてください。簡単そう見えますが、なかなか手強いかも、ですよ。きっと勉強になると思います。楽しんでやってくださいね。

今回はアメリカにいる友人から最近来たメールを題材にしました。あ、もちろん、虫は食っていません(笑)。前に僕が送ったメールに「そっちの天気はどう?いい天気だったらいいけど…」と書いたことに対して返事をくれたものです。

さて、文章の文言を数語毎に空白にしてあります。文脈、文法、表現、書き手の気持ち等を考慮しつつ、fill in the blanksしてみてください。問題(空白)は全部で25あります。配点は一つ正解で2点。50点満点です。さて、皆さんは何点取れるかな?

ちなみに、このような形のテストのことをclose testと呼びます。僕のイリノイ大学のアドバイザーであった、Lyle Backman博士が考案した英語の読解テストの一タイプです。詳細な分析を行うと、正解率の高い人ほど総合的英語力が高いとか。さて、しっかりチャレンジしてみてくださいね。正解は次回に発表しま~す。Here you go!

Thanks for your wishes ( 1 ) the weather. However, we can't ( 2 ). Our typical temperature ( 3 ) is from about 5-13 ( 4 ) C., nothing to complain ( 5 ). We get a few ( 6 ) showers on many days, ( 7 ) also many "sun breaks." We were prepared to endure weeks of rain, but ( 8 ) happy to find that ( 9 ) not so gloomy here. ( 10 ) the coast where I grew ( 11 ) (temperate rain forest), our ( 12 ) rainy season fully lives ( 13 ) to its name, with ( 14 ) of stormy days as ( 15 ), but the Sun Valley is ( 16 ) a gentle climate. We ( 17 ) some cold days in December, but are ( 18 ) sunny walks even in January. I ( 19 ) say that we don't ( 20 ) Miyazaki's pleasant sunny January ( 21 ) and the smell of plum ( 22 ) at the Municipal Park, we ( 23 ). However, California's winters are ( 24 ) a problem--and we are ( 25 ) reserving camping spots for the summer.


「いい言葉」から学ぶ英語(9)

2010-01-26 | Weblog
いい言葉9)The more you know, the less you need.(知れば知るほど、必要なものは少なくなっていく。)

☆Memorize the「いい言葉」!!!☆

これはaboriginal saying(アボリジニーのことわざ)です。深いと思いません?「人は物事の真実を知らないうちは多くのものを求めがちだが、その真実に近づくべく知見を深めれば深めるほど、実は必要なものが少ないことがわかってくる」というのが僕の解釈です。「でも、どういうこと?」そうですね~、例えば食生活。今は飽食の時代とかなんとか言われ、巷(ちまた)には様々な食べ物が溢れ、栄養のある食べ物も多い。でもそれらが人間にどれだけ必要かというと、栄養学的にみれば基本の穀物、野菜、肉等が一日適量あればそれで十分で、生きるため、健康のためにはそれ以上の物はむしろ害になる可能性さえある(実際になってますよね)。つまり、人の健康のために必要な物は何かを知れば知るほど、実は粗食(もちろんバランスの良い)が一番だとわかる。これはこのことわざを食べ物に当てはめた場合。

人にとっての幸せを考える時、私たちは多くの「物」、そしてそれを手に入れるためのお金を多く持つことが幸せだと最初は思う。しかし、人生経験を積めば積む程、また、多くの体験を積めば積むほど、つまり、人生において賢くなればなるほど、そうではないことに気づく。幸せになるには、あるいは、幸せを感じるには多くの「物」は必要なく、必要なものは愛する人であったり友人であったり、あるいは、健康であったり身の回りのちょっとした自然であったりと、人の幸福には多くの物は必要がないことを人は体験的に学んでいく。

The more you know, the less you need. は、このようなことを私たちに教えてくれているものと思います。あ、(英語の)勉強、勉強…(冷汗)。英語については学校で学んだあの構文、そう、[the+比較級、the+比較級] の再学習です。今回の表現では、[ the more~, the less~](より~するほど、より~しなくなる)が使われています。もちろん、その反対の[ the less~,the more~](より~しないほど、より~するようになる)という形もありますよね。今回の表現を普通の文にすると以下になります。

If you know more, you need less.
(もし人がより多くを知れば、より少ないもの(物)しか必要としない。)

これをもっと印象の強い表現にするために [ the more~, the less~](より~するほど、より~しなくなる)の構文を使います。その際ifはなくなりますが、その意味はちゃんと含まれます。それが以下の表現になるわけです。

The more you know, the less you need.
(知れば知るほど、必要なものは少なくなっていく。)

同じ構文の「いい言葉」をもう一つ紹介します。以下をご覧ください。

In many cases, the more you try to compete, the less competitive you actually are.
(多くの場合、人は競争しようと頑張れば頑張るほど、実際にはより競争に負けていくものだ。/by Kathy Sierra from “Creating Passionate Users”)

普通の文章にすると、

In many cases, if you try to compete more, you actually are less competitive.

になります。作り方は同じですよね。ご確認ください。今回は学校時代に間違いなく学び、そして忘れていたであろう(?)構文の話でした。英語の勉強にはならなかった、かな?だったら、Aboriginal Sayingの意味をじっくり考えてみてください。今の生活が変わるかも?あるいは、物の見方が変わって人生がちょっとだけでも豊かになるかもです。含蓄のある言葉だと思うんですけどね~僕は。ではまた、次回の「いい言葉」をお楽しみに。See you! nao





「いい言葉」から学ぶ英語(8)

2010-01-25 | Weblog
いい言葉8)To the soul, there is hardly anything more healing than friendship.(魂にとって、友情以上に癒されるものなど存在しない。)

☆Memorize the「いい言葉」!!!☆

これはThomas Moore(トーマス・ムーア)(1779年-1852年)というアイルランド人の詩人の言葉です。意味は訳の通りで説明の必要はないと思います。真の友情は何かあった時の心の傷を癒してくれる。それ以上の薬はない。そんな気持ちが込められた言葉ですね。そして、そんな友情を育むことが人生にとってどれだけ大事なことか、そのことも言っているように思います。自分を癒してくれる友情は、自分が友人を癒す友情を持つことが前提です。人を思う気持ち、大事にしたいですね。自分のためにも…。

さて、今回の表現の中に使われている単語から。soul という言葉ですが、誰でも「魂」というように理解していますよね。soul musicと言えばその意味がぴったり当てはまる感じです。この言葉が「魂」と訳されるのは、人間の存在を物理的存在(body)と、人間を人間足らしめる目に見えない(抽象的)存在とに分類した時に、日本語では「魂」が一番適切と感じられるからでしょう。言い換えると、人間の存在の中核をなす「何か」がsoulで、それを物理的に形作っているものがbody(肉体)ということです。

人はsoul があって始めて心(heart)を持つ事ができる。どちらも人を動かす機動力の役割を果たしますよね。そこで英語では、以下のような表現があります。

□ heart and soul
名詞の時は「核心」、「中心的存在」「心のよりどころ」「全身全霊」等の意味になります。例えば、
Ichiro is heart and soul of the Mariners.
(イチローはマリナーズの中心的存在だ。)
I will tackle this problem with heart and soul.
(一所懸命この問題に取組みます。)
I will put my heart and soul into this project.
(私はこのプロジェクトに精魂を傾ける(心血を注ぐ)つもりでいます。)
一方、このheart and soulは、副詞としても使われます。例えば、
Michael devoted himself to the activity heart and soul.
(マイケルはその活動に一心不乱になっていた(没頭していた)。)
I believe heart and soul in democracy.
(僕は民主主義に徹する覚悟だよ。)

今回の表現から学ぶもう一つのものは、その文型です。以下がそのパターンです。

There is hardly anything more X(形容詞)than Y(名詞)
(Y以上にXなものはない(存在しない)。)

皆さんもご存知のように、hardly は否定を表します。簡単な例を挙げると、
I can hardly walk.
(もう歩けない。)
I can walkの動詞(walk)の前にhardly を入れるだけで、その動詞の意味を否定することになりますね。つまり、notと同じ働きをするわけです。使い方は簡単と言えば簡単なのですが、日本人にとってはなかなか使いにくい言葉です。今回の文章(表現)には一般動詞ではなくbe動詞が使われています。be 動詞を否定する時にはnotはどこに来ます?そう、be 動詞の後ですよね(they are notとかね)。なので、there is hardlyになります。そして「何もない」と言いたいわけですから、somethingではなく、否定形の時に使われるanythingが続きます。その結果、There is hardly anything(何もない)となります(ちなみに、肯定だとthere is something、否定だとthere is not anythingになりますよね)。

後はmore X(形容詞)than Y(名詞)=「Y よりもっとX=Y以上にX」が続いて以下になります。

There is hardly anything more X(形容詞)than Y(名詞)
(Y以上にXなものはない(存在しない)。)

いいですよね。このパターンは結構役に立ちますよ。例えば、そうですね~…

To me, there is hardly anything more important than family.
There is hardly anything more valuable than health.
There is hardly anything more rewarding than customer satisfaction.
To our life, there is hardly anything more precious than time.

どうでしょう?僕にとって一番使いやすい形容詞はimportantでした。皆さんも自分なりに「Y以上にXなものはない(存在しない)。」という気持ちが浮かんだ時にはこのパターン、There is hardly anything more X(形容詞)than Y(名詞)、を使ってくださいね。では、今回はこの辺で。In learning English, there is hardly anything more important than studying everyday, no matter what. Got it? See you in the next story, guys. Goodbye! nao












「使える英語表現」(No. 126)「男女関係編13」「また失恋ってわけ。 」

2010-01-24 | Weblog
表現126「男女関係編13」)I have a broken heart again.(また失恋ってわけ。)

恋愛には失恋がつきものですよね。それを繰り返して人は成長していく、ってですか?ま、失恋はなるべくしない方がいいですよね。今回は日本語ではしょっちゅう出てくる、この「失恋」に当たる英語のお話です。

歌とかにもよく出てくるので何となく知っている「失恋」に当たる言葉。ハートブレイク(heart break)、ブロークンハート(broken heart)、ロストラブ(lost love)などですが、その使い方はというと、どうもいまいちはっきりしない…と僕は前から感じていました。そこで、今回はそれらをまとめてチェックしましたので、皆さんとシェアー(share)したいと思います。一つひとつ説明するまでもないと思いましたので、会話の中にそれらの言葉をちりばめました。音読する中でそれらの使い方を確認してもられたらと思います。これまでの話の中に出た表現も入っていますので、復習も兼ねて。では、マイクとトムの会話です。Here you go!

(at the cafeteria)
Mike: I have heard that you and Sue broke up. Is it true?
(君とスーが別れたって聞いたんだけど、ホントかい?)
Tom: Do I look happy?
(幸せそうに見える?)
Mike: No, you don't. You look broken-hearted to me for sure.
(悪い。確かに失恋したように見えるわ。)
What happened?
(どうしたんだい?)
Tom: I happened to be at Denny's with Jody where Sue came in and thought we were dating.
(デニーにジョディとたまたま一緒にいたんだけど、その時スーが入って来て僕たちがデートしてたって思ってさ。)
Mike: Were you?
(してたの?)
Tom: No way. Jody is a good friend of mine and that's all.
(してないよ。ジョディは僕のいい友達で、それだけさ。)
Mike: She didn't buy your explanation.
(彼女はその説明を信じなかったってことか。)
Tom: No, she didn't . She said I was cheating on her and we had a big fight.
(そう、信じなくってさ。僕が浮気をしてたって言うので、それですごい喧嘩になっちゃってさ。)
Mike: And your relationship is over.
(で、関係が終わってことね。)
Tom: Damn right. I have a broken heart again.
(まったくその通り。また失恋ってわけ。)
Mike: I wonder how many heartbreaks have you had?
(これまで何回失恋したっけ?)
Tom: Countless.
(数えきれないな~。)
Mike: You know what. They say the best way to get over lost love is to find a new lover. Right?
(まあさ。失恋から立ち直る最善の方法は新しい恋人を見つけることって言うじゃん。じゃない?)
Tom: I don't think I can do that now.
(今はそんなことは出来ないな~。)
Mike: Is that right. Then, you don't need this ticket, do you?
(そうか。じゃあ、君にはこのチケットは必要ないな。)
Tom: What about it?
(それは何なんだい?)
Mike: A ticket to a matchmaking party that will be held next Sunday.
(今度の日曜にある合コンのチケットさ。)
Tom: Meeting new girls? Come on. Count me in.
(新しい女の子に会う?そんなこと…参加させて。)
Mike: That's the spirit, Tom.
(その調子だぜ、トム。)

なんと切り替えの早い…。でもまあ、You have to keep searching for love until you find the love of your life.(生涯の恋人を見つけるまでは愛を探し続けないとね。)All for now, folks. Have a good one! nao


「使える英語表現」(No. 125)「男女関係編12」「彼女、たまらないね。 」

2010-01-23 | Weblog
表現125「男女関係編12」)I find her irresistible.(彼女、たまらないね。)

異性(特に女性)を描写する表現は文化によって様々です。同じ人間ですから基本的な感情は同じですが、その表現方法は文化によって異なります。日本語ですと、「立てば芍薬(しゃくやく)、座れば牡丹(ぼたん)、歩く姿は百合(ゆり)の花」(あ、ちょっと古すぎたかな?)なんて美人を形容する言い方もありますね(語源はネットでご検索を)。これは英語にはなじみませんので英訳は省略させていただきますが、要はどんな姿もそれぞれの花のように美しいということを言っています。英語で女性の美しさを花で例えるというのは…僕には浮かびませんね~。少なくとも口語ではないような気がします(あるかも?)。日本語でも「彼女は百合のようだ」なんて、もう言いませんよね(笑)。

日本語で女性をほ(褒)める時に使う言葉(単語)を考えると、「彼女は○○だ」の○○に当てはまる言葉として、「美しい、きれい、素敵、かわいい、キュート」くらいしか僕には浮かびません。皆さんはどうでしょう?そして男性をほめる時の言葉としては…「かっこいい」「素敵」「ハンサム」くらいかな?今回はこの概念を英語でどう言うのか、の話です。

今回の表現として取り上げた単語はirresistible(イ・レジスタブル)です。カタカナで「イ」の後に「・」を入れた理由は、それが接頭辞と呼ばれる単語にある特定の意味を付与するための言葉だからです。この場合のir(イ)、厳密にはi(イ)という音を表す語、は否定を意味します。もともとの単語(語幹)はresist(抵抗する、反抗する)。それに「出来る」を意味するableがついてresistible(抵抗ができる)、それにir がついて(本当は「イ」だけでいいんですが、その後の単語がr で始まるので、音声の必要上r も表記することとなり、ir となって)irresistibleとなります。illegal や、irresponsible などの時も同じですね。で、意味は、「抵抗できない」となります。

「抵抗できない、圧倒できない、等」が物理的にではなく、感情的に使われると、「非常に魅力的な」「異性をひきつけてやまない」等の意味になります。基本的な意味合いは、何らかの欲求、衝動、感情などが「抑えがたい」ということです。このirresistibleという単語は、男性に対しても使われます。今回の表現、

I find her irresistible.

は、「~を~と思う(感じる、知る、理解する)」を意味する「find+目的語+形容詞」という文型が使われており、全体としては「彼女は非常に魅力的だ」といった意味になります。irresistible以外で「美しい」等のほめ言葉を列挙すると、以下のようになります。She is ○○. の○○に当てはまる語として見てください。

adorable(アドーラブル)
good-looking
fabulous(ファビュラス)
lovely
cute
charming
attractive(アトラクティブ)
glamorous(グラマラス)
gorgeous(ゴージャス)
a beauty
a knockout(ノックアウト)

それぞれ少しずつ意味の違いはありますが、どれを使っても「きれい!」という気持ちを表すという意味においてはそう違いはありません。adorableは「愛らしい、かわいい」という語感を持った言葉です。glamorousは、「グラマー」という意味ではありませんので、念のため。魅力的という意味で、「体格」(?)を表すものではありません。また、日本語でも使われる「ゴージャズ」は、もちろん「豪華」ということではなく、やはり「とても素敵、魅力的」という意味を表します。そして、最後の「ノックアウト」は、きわめて口語的な表現で、ボクシングの「ノックアウト」のように、人を圧倒する、気絶させるくらいに「魅力的、きれい、素敵」といった意味合いを出す時に使われます。覚えておくと、ひょっとして使う時があるかも…です。

John: Have you met with Janet?
(ジャネットに会った?)
Steve: Yes, I have. She is attractive, isn't she?
(ああ、会ったよ。魅力的だよな。)
John: Attractive? I find her irresistible.
(魅力的?彼女、たまらないね。)
Steve: What about her friend, Anne?
(彼女の友達のアンはどう思った?)
John: She is charming. She is okay.
(彼女はチャーミングではあるよな。まあ、いいんじゃない。)
Steve: You are not interested in Anne, obviously.
(アンには興味ないってわけだな、間違いなく。)
John: You can ask Anne out. I will go for Janet.
(君はアンを誘ってさ。僕はジャネットにするよ。)
Steve: Okay. I will ask Anne out.
(オーケー。僕はアンをデートに誘うよ。)
John: Good.
(よかった。)
Steve: By the way, you know Janet is engaged, don't you?
(ところで、ジャネットが婚約してるって、知ってるよね。)
John: What? She is engaged? Can I go out with you, guys, together?
(え?彼女婚約してるの?君たちと一緒に行ってもいい?)
Steve: Of course…nope!
(もちろん…ダメ!)

男女の関係作りも情報戦が大事ってことですかね。では、今回はこの辺で。I hope you will find (or have already found) some irresistible woman or man in your life. I sure hope that I will find one soon, no, very soon. In the meantime, have a good one, folks! nao


「使える英語表現」(No. 124)「男女関係編11」「恐妻家になっちまったのか? 」

2010-01-22 | Weblog
表現124「男女関係編11」)Have you become a henpecked husband?(恐妻家になっちまったのか?)

この頃テレビ番組で奥さんが強い(つまり、旦那さんが弱い)芸能人がよく出て笑いのネタになっていますよね。日本語ではそんな夫のことを「恐妻家」と呼びますが、その英語にあたるのが今回のa henpecked husbandです。どうしてそういう表現になったかは知っておられる皆さんも多いとは思いますが、一応おさらいということで取り上げました。

henは「めんどり」のこと。これはいいですね。そして、peckは「つつく、ついばむ」という動詞(名詞もあります)。すると、henpeckは「めんどりがつつく」という動詞?ではなく、そのhenが女性を意味するんですね~、なぜか(?!)。そこで「(女性が男に)口やかましくいいなりにする」「尻に敷く」という類いの意味になります。語源はご想像にお任せしますが(冷汗)、その動詞が過去分詞になって「夫」を修飾すると、「尻に敷かれた夫」「(奥さんの)いいなりになった(なる)夫」となり、つまり、「恐妻家」となるわけです。henpeckという動詞の意味をある英英辞典で見てみると、以下のような説明がありました。

<henpeck>
To dominate or harass (one's husband) with persistent nagging
(自分の夫を執拗なしつこさで文句を言い、支配する、あるいは困らせる(苦しめる)こと。)
そしてそれが形容詞(henpecked)として使われると、
<henpecked>
(of a man) continually harassed or tormented by the persistent nagging of a woman
(絶えず女の執拗な(しつこい)口やかましさによって困らされる、あるいは、ひどく苦しめられる(男について言う))

ちなみにdominate(ドミネィト)は「支配する」、harassはハラスメントのハラスで、「困らせる」「悩ます」「嫌なことをする」、persistent(パーシスタント)は「持続する」「永続的な」「根強い、粘り強い」「固執する」と言った意味から、「しつこい」「執拗な」、nag(ナーグ)は「人にしつこく文句を言う」「悩ませる」、そして、torment(トーメント)は「ひどく苦しめる、悩ます」という意味です。ちなみにtormentは名詞になると、「苦痛」「苦悩」の他に「拷問」という意味もあることから、かなり強く人を苦しめるといった感じの意味合いと持ちます。

実は今回のhenpeck =To dominate or harass (one's husband) with persistent nagging
(自分の夫を執拗なしつこさで文句を言い、支配する、あるいは困らせる(苦しめる)こと。)と同じような意味の表現として以下のものがあります。

<keep someone on a tight leash> (leashは動物をつなぐひも(鎖)のこと)
(誰かを厳しく規制(拘束)する)

これを使って、He is always kept on a tight leash by his wife.(彼は奥さんにいつも厳しく拘束されている。)とすると、ほぼHe is a henpecked husband.ということになりますね。

ついでと言っては何ですが、「恐妻家」に対する言葉として、「愛妻家」がありますよね。これを英語では、a devoted husband(献身的な夫?)と言います。「妻を恐れる」のではなく、心から献身的に尽くす(devoted)夫ということでしょうか。あ、それと「亭主関白」という言葉もありますね~。これは英語では…the man in charge(仕切っている男)という感じでしょうか。

今回は夫婦に係る表現として、「恐妻家」「愛妻家」「亭主関白」などの英語について話をしました(上を再チェックしてくださいね)。では、会話をどうぞ。Here you go!

Scott: Let's go drinking tonight, Tony.
(今晩飲みに行こうぜ、トニー。)
Tony: I need to call Emily to find out her schedule.
(エミリーに電話をして彼女のスケジュールを確認しなきゃ。)
Scott: What? You can call her from the bar, Scott. Let's go.
(え、なんで?バーから電話したらいいじゃん。行こうぜ。)
Tony: I have to find out whether it's okay or not.
(そうしていいかどうか、確かめないといけないんだよ。)
Scott: Come on, Tony. Have you become a henpecked husband?
(おいおい、トニー。恐妻家になっちまったのか?)
Tony: I just can't make a decision by myself. That's all.
(ただ勝手に決められないってだけさ。それだけだよ。)
Scott: When you were single, didn't you say that you were going to be the man in charge?
(独身だった時に亭主関白になるって言ってなかった?)
Tony: Well, Emily is very demanding.
(何と言うか~エミリーはいろいろ注文が多いわけよ。)
Scott: See? You are completely henpecked now.
(な?今完全に尻に敷かれているってことだろ。)
Tony: Call me a devoted husband.
(愛妻家って言えよ。)
Scott: Are you afraid of Emily or not? Be honest.
(エミリーが恐いのか、恐くないのか、正直に言えよ。)
Tony: You win. I AM a henpecked husband. So what?
(君の勝ちだよ。僕は恐妻家さ。だから何なんだよ!)
Scott: Just give her a call.
(彼女に電話かけな。)
Tony: Thanks. I will.
(ありがと。そうする。)

結婚の形はいろいろありますからね~。別にhenpeckedでもdevotedでもin chargeでも、何でもいいですよね、幸せであれば。If you are married, I just wish you a happy marriage. I wish I had one. Now, that is all for today. See you in the next story, folks. In the meantime, have a good one! nao