Naoの誰でもわかる!英語の話

英語を勉強している人へ、面白い、ためになる話し、知識・情報などを、誰もがわかるように書いていきます。

「英文の構造を理解する」(No.5/Part 1)

2006-07-04 | Weblog
さて、今回は「英文の構造を理解する」のナンバー5。「え、まだやるの~」ですって?まあ、そう言わずに読んでください。次は別のシリーズにしますから…。今回のテーマは「助動詞」(Auxiliary Verb/Aux)です。ちなみに、「Auxiliary」は、「helping」とほぼ同じ意味だと思ってください。では、質問です。「助動詞」とは何で、英文の構造上、どの位置にあって、どんな働きをするものでしょうか?(考え中…考え中…考え中…考え中…)

もういいですか、ネ?「助動詞」はいつも以下の位置にあります。
S=NP+Aux+(V+NP)

つまり、主語のNP(名詞句)のすぐあと、述語を形成する動詞(主動詞)のすぐ前にあります(否、なくてはならないのです!)。では、以下を見てください。
1) I will go to Tokyo tomorrow.
2) My father can speak English very well.
3) Naoki may come, but I’m not sure about it.
助動詞は、それぞれ、「will」「can」「may」ですね。これら(他にもいろいろありますよね)は話し手の気持ちを表すので、Modal Auxiliary、日本語では、「法(=話し手の気持ち)助動詞」と呼ばれます。その使用目的は、その後に来る動詞を使うに当たって、その意味に付随する自分の気持ちを、それを表現する適当な助動詞に託してより正確に相手(聞き手、読み手)に伝えることです。つまり、文章構造的に言えば、「動詞」(主動詞)を「助」ける役割を担っているわけです。だから「助動詞」と呼ばれる、そう理解してください。

例えば、上記の3)の文章。まず、「ナオキ」「来る」という中心的意味(主語と述語)が頭に浮かび、文で表現しようとします。でも、「来る」は自分の言いたいこととはちょっと違う。なぜならば、実は、「来る」とは思っているのだが、はっきり「来る」とは断言できない。つまり、はっきりとはわからないので、「かもしれない」という気持ち(法)を「来る」に付け足して、「来る」「かもしれない」と言いたい…。まず頭に浮かぶのは、主語の名詞句と述語の動詞句。
S= NP(Naoki)+VP(come)
そこに気持ちを表現する助動詞を入れる。どこに入れるか?そう、英語では、必ず文の主語の名詞句(NP)のすぐあと、「主動詞のすぐ前」ですね。なので、
S=NP(Naoki)+Aux(may)+NP(come)となり、「Naoki may come.」という文が出来上がるわけです。

「まあ、そんな簡単なことをなんとややこしく…」って、思ってるでしょ?でも、これをしっかり理解していない人、結構多いんですよ。みんな、なんとなくはわかってるんですけどね。さて、またまた質問です。上の例文3つを見て何か気づくことありませんか?「助動詞」が「助」けている「主動詞」について?。その通り!「助動詞」がすぐ前に来ている「(主)動詞」はすべて原形ですね。原形?つまり、「時制」がない動詞だということです。
「主動詞」は、通常時制(現在、過去)を持つのですが、「助動詞」が前に来た(現れた)場合は、時制を持たない「原形」の動詞になるのです。簡単に言うと…、
1)「助動詞」は常に動詞の「すぐ前」に来る。
2)「助動詞」の後に来る「(主)動詞」は常に「原形」である。

今回は助動詞の中でも一番わかりやすい「法助動詞」を取り上げて、その英文の中での位置をみてきました。次回は、よく使われる別の「助動詞」について話をしたいと思います。そして「助動詞」の役割をより明確にすることにより、英文構造の全体を明らかにしたいと思います。乞うご期待!いやいや、そんな大したものではありません…(汗)。Today was such a humid day! I hate this humidity, but that means the summer is just around the corner. In the meantime, let's take good care of ourselves and wait for a nice summer weather. Bye now! Nao(N.N.)(C)2006


「英文の構造を理解する」(No.4/Part 2)

2006-07-01 | Weblog
Hello, everyone! How's it going? Fine? Great! I'm okay. I have just come back from tennis. It is extremely hot today, isn't it? At least, here in Miyazaki, the weather is almost unbearable. Now, let's talk about prepositions again. まず、前回の復習から。覚えてますか?ポイントは以下でしたね。
「前置詞の後には必ず名詞句がくる。前置詞の後に動詞がくる場合は、それも必ず「ing」をつけて「動名詞」にならなければならない。」
もう一度。
「前置詞の後には必ず名詞句がくる。前置詞の後に動詞がくる場合は、それも必ず「ing」をつけて「動名詞」にならなければならない。」

しつこいようですが、しっかり覚えておいてくださいね。前置詞句を使うことで文章はもっと具体的になり、その意味の幅が広がります。例えば…

My sister bought a pen at the stationery store in our neighborhood.

聞き手は、妹さんがどこでペンを買ったか、これでわかりますね。でも、どうして買ったのかはこれではわからない。ので、それを足すと…

My sister bought a pen for our father at the stationery store in our neighborhood.

これで、お父さんのため、ってわかりましたね。こういうふうに、前置詞句を使っていくことで、動詞句はその幅を広げていきます。そう、前置詞句はすべて動詞句の中に入ります。なぜって?前置詞句はすべて動詞にかかっている、つまり、動詞を説明している、でしょ?だから、動詞の仲間なのです。

[My sister](主語の名詞句(NP)) [bought a pen for our father at the stationery store in our neighborhood](述語の動詞句(VP))(いいですか?)

ここまで話してきた英文の構造(英文の法則)を記号を使って表すと、以下のようになります。
S=NP+VP
NP=Det+N
VP=V+NP+PP
PP=P+NP

「だめだ!わからない!」ってですか?そりゃあ、いっぺんに見たらわからなくなりますよね。でも、ゆっくりでもいいから、ひとつずつその記号を日本語にして言ってみてください。そしたら、きっとわかるはずですよ。

「前置詞句」で気をつけること!復習しま~す。前置詞の後には必ず名詞句である、「限定詞」と「名詞」のペアがくる。つまり、名詞の前に必ず何らかの「限定詞」(a, the, my, your, her, his, their, some等)をつけることを忘れないでくださいね。

名詞句(NP)、動詞句(VP)、前置詞句(PP)、英文の中核を成す意味の集まり、その関係について話をしてきました。混乱した人はもう一度、いや、何度も僕の話を読み返してみてくださいね。そうすれば、きっと何かが見えてくるはずです。そして、その頭で英文を見てください。文の集まりの仕組みが見えてくるはずですよ。では、そう祈りつつ、今日はこの辺で…。次回の「ちょっと嫌かも~」の「英文の構造、理解しちゃうぞう~」あ、違った(汗)…「英文の構造を理解する」シリーズをお楽しみに。今日は土曜日。I’m gonna play tennis all day. I wonder how you’re gonna spend such a nice day today? Anyway, enjoy whatever you do and I’ll see you next time. Nao(N.N.)(C)2006