Naoの誰でもわかる!英語の話

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「使える英語表現」(No. 123)「男女関係編10」「いわゆる、一夜限りの関係ってこと? 」

2010-01-21 | Weblog
表現123「男女関係編10」)You mean, a one-night stand, so to speak?(いわゆる、一夜限りの関係ってこと?)

僕がこれまでみた映画の中でもきわめて印象深い(impressive)、また、好きな映画の中に、Fatal Attraction(フェイタル・アトラクション/邦名「危険な情事」)という作品があります。みられた方も多いかと思いますが、まだみたことのない方には、是非お勧めです。ジャンル(genre)的にはサスペンス・スリラーとでも言いましょうか、ちょっと怖いタイプの映画ではありますが、男女の赤裸々な心理描写が面白い映画です。僕の好きな俳優であるMichael Douglas(マイケル・ダグラス)が主役です。知らない皆さんのために、以下がその作品の簡単な紹介です。

Fatal Attraction is a 1987 thriller about a married man (Dan Callagher played by Michael Douglas) who has a weekend affair with a woman (Alex played by Glenn Close) who refuses to allow it to end and who becomes obsessed with him.
(「フェイタル・アトラクション」は1987年のスリラー映画で、一人の既婚の男(マイケル・ダグラス演じるダン・キャラガー)がある女性と週末だけの情事を持つものの、その女(グレン・クローズ演じるアレックス)がその関係を終わらすことを拒否し、彼につきまとうことになるという筋のものです。)

ね、なかなか面白そうでしょ。でも、怖い(scary)! Fatalというのは、「死に至る」「命のかかった」とかいう意味の言葉です。Attractionは「アトラクション?」ではないです(残念!この場合はね。)人の魅力に「ひかれること」の意味ですね。She is attractive.と言えば、「彼女は魅力的だね」「ひかれるものがあるね」といった意味で、その意味のattractiveの名詞形です。つまり、Fatal Attractionとは直訳すると「死に至る愛着」とでも言いましょうか。それが日本語の題名では「危険な情事」となっているわけです。映画の内容を考慮すると、なかなかいい邦名と言えますね。

この映画の展開の鍵となるのが、前述の作品紹介の中にある、a weekend affairです。affairが「浮気、情事」であるということについては前にお話しましたが、この映画の男(Dan Callagher)の場合は、それは週末だけの、一度だけの浮気で、一晩その女(Alex)と「寝た」(slept with)ものの、それ以上の関係を持つつもりはなかったということです。しかもです。実は、誘ったのはその女の方だったんですよね~。女は言います。「This is a one time affair. You don't have to worry about our relationship any more.」とかね。で、マイケルは(本当は役名で言うべきですが)「Are you sure? Are you okay?」とか何とか言ってそれが本当かどうかを確認した後、彼女と事に及んでしまった(had an affair with her)わけです。バカですね~男は。本当にしょうがない生き物です(あ、僕もか…)。女性からみたら、「ざまあみろ」(There you go!)なんて言われても仕方ないんですが、男からみると、「あの状況なら…ねぇ~、しかたないんじゃないかな~」という意見も聞こえそうな(僕じゃないです…)そんな映画です(苦笑)。

そうそう、今回の表現(すみません…)。この映画の男が一夜限りと思って持った情事のことを、英語ではone-night standと言います。stand(スタンド)というのは、「一時的に作られたもの」といった感じでしょうか。この場合はaffairと言い換えてもいいと思います。使い方は(使う時は?)簡単です。

According to her, Beckham had a one-night stand with her at a hotel.
(彼女によると、ベッカムはホテルで彼女と一夜をともに過ごしたという。)
I thought I was just a one-night stand.
(あのことは一夜限りのことと思っていたんだ。)

上はゴシップネタですみません。では、会話で締めくくりましょう。Here you go!

Alex: I don't want to be alone tonight. How about drinking some beer?
(今夜は一人になりたくないの。ビールでもどう?)
Michael: Ah, okay. Where at?
(そうだな~、いいけど。どこにする?)
Alex: You can come to my apartment.
(私のアパートに来たら。)
Michael: Your apartment? Are you sure?
(君のアパート?いいのかい?)
Alex: No problem. Don't worry, Michael. This is just between you and me.
(いいの。心配しないで、マイケル。これは私たちだけの秘密よ。)
Michael: You mean…no commitment?
(というと、それっきりということかい?)
Alex: You have a wonderful family, Michael. I don't want to cause any trouble.
(あなたはすてきな家族を持っているわ、マイケル。問題なんか起こしたくないわ。)
Michael: So, you mean, a one-night stand, so to speak?
(ということは、いわゆる、一夜限りの関係ってこと?)
Alex: You can say that.
(そう言うことね。)
Michael: If you say so…
(君がそう言うなら…)

これが悲劇の始まりになるわけです。(あ、上の会話は映画とはまったく関係ありませんので、念のため。)ということで、ベッカムの例を出すまでもありませんが(あ、それとタイガー…)、浮気心にはくれぐれもご用心を。Having said that, I will see you in the next story, folks. In the meantime, have a good one! nao