Naoの誰でもわかる!英語の話

英語を勉強している人へ、面白い、ためになる話し、知識・情報などを、誰もがわかるように書いていきます。

「英文の構造を理解する」(No.4/Part 1)

2006-06-30 | Weblog
では、前回の続きです。英文の構造、これまでは、主語の名詞句(NP=Noun Phrase)と動詞句(VP=Verb Phrase)の話でしたね。これをわかりやすく言うと、「何が(主語)どうし(動詞)た?」の話だったわけです。しかし、言葉というのは、もうちょっと複雑ですよね。「何が(NP)どうした(VP)」だけでは、話の中核はわかりますが、もっと中身がないとわからないし、面白くもない。そこで必要なのが、「いつ」「どこで」「どのようにして」等の内容をはっきりする情報、言葉です。そこで今回のテーマは、その大事な役割をする、前置詞を頭にしてできる意味の固まり、そう、前置詞句で~す!

まず、前置詞とは?そう、at, in, on, to, of, about等の小さい詞(ことば)のことですね。それ自体には内容はないけれど、それぞれ、それなりの役割、意味はあります。「でも、それらはどうして「前置詞」って呼ばれるの?」ですって?それは、それらが常に名「詞」の「前」に「置」かれるからです。正確には、名「詞」句の「前」に「置」かれる、っていうことですけどね。以下、念のため、例を少し。

at the station, in the bag, on the train, about the problem, etc.

つまり、前置詞句(Prepositional Phrase)とは、前置詞(Preposition)+名詞句(Noun Phrase)である。そして、名詞句(Noun Phrase)は、限定詞(Determiner)+名詞(Noun)でできているので、文法として書くと以下のようになります。

PP=P+NP(Det+N)

では、質問です。前置詞は名詞句の前にくるから「前…置…詞」て呼ばれます。いいですね?では、前置詞の後には何がくるでしょう~か?「ん、ん、ん~…」オ~イ!もちろん、名詞句ですよね。「あたり前でしょ!」ってですか?そんなに吐き捨てたように言わなくても…(涙)。じゃあ、なぜこんな間違いが多いんでしょう?

1)*I am looking forward to see you.
2)*I’m interested in watch movies.
3)*Instead of say goodbye, he waved his hand.
(*は文が非文法的(ungrammatical)であることを示しています。)

1)は、「to」が不定詞の「to」か、前置詞の「to」か、その違いがわかってないってことも原因の一つでしょうけどね。ともかく、上の文にある前置詞のあとにくる動詞は、すべて「~ing」という動名詞にならなきゃいけませんね。はい!今回はこの辺にしておきましょう。次回もこの話をもう少し続けたいと思います。ご期待(?)ください!では、See you very soon. Nao(N.N.)(C)2006


「英文の構造を理解する」(No.3)

2006-06-29 | Weblog
さて、本当~にしばらくのごぶさたでしたが、またまた「英文の構造を理解する」ですよ。「あ、また?もう嫌だ~」ってですか?まあ、そう言わずに読んでください。後で絶対に「よかった!」って思う時が来ますから。ほんと。さて、これまでに一つの英文は、主語の役割を果たす名詞句(限定詞(a, the, his, her等)+名詞)と動詞句(頭にある動詞が中心となってできる意味の固まり)から構成される、っていう趣旨の話をしてきましたよね(あ、ちなみに、「句」ていうのは、意味の固まり、くらいに理解してもらったらいいです)。つまり、以下の形ですね。

S=NP+VP(文章=名詞句+動詞句)
そして、
NP=Det+N(名詞句=限定詞+名詞)で、
VP=V+NP(動詞句=動詞+名詞句)ですね。いいですか?混乱してません?

では、以下の例文を見て、上にあてはめてみてください。
My sister bought a pen.
…できましたか?上のルールがしっかり適用されているので、これは正しい(文法的)文ですね。では、次の文はどうでしょうか?
1) Sister bought a pen.
2) My sister bought pen.
頭にある日本語は「妹はペンを買いました」くらいかな。日本語では「妹」は話手の妹、って聞いている人にはわかるので、「私の」なんて無駄なことは言わないですね。でも、英語では、それ(妹を限定するもの)は言う事になっています。それが英語の文法なんです。そして、「ペン」についても、日本語では「ペン」だけでいいんですが、英語では、それがどんな、あるいは、いくつの、等、ペンを限定、あるいは、特定するもの(限定詞)が必ず必要になります。なので、上の1)2)の文章はungrammatical(非文法的)な文ということになります。

さて、今度は文の構造をもう少し詳しく見ていきましょう。とは言っても、このまま続けると、長~くなる…。ので、次は次回に書く事にしましょう。今日、宮崎(あ、僕は宮崎にいます)は大変いい天気です。そちらはどうかな?では、Have a nice day, and I will see you (?) next time! Nao(N.N.)(C)2006


「使える英語表現」(No. 10)

2006-06-27 | Weblog
表現10)That’s a no-brainer.(それは非常に簡単さ(問題ないね))

今回の「使える表現」は、名詞のno-brainerです。名詞なので、使う時にはその前になんらかの限定詞(a, the, his, this等の名詞を限定するもの)が必要ですよね。この表現の場合は、冠詞のaが通常付いて、a no-brainerとなります。その意味は…まずは想像してみてください!「う~ん、noは、否定、だめ、いらない…。brainer?brainは頭、頭脳、脳って意味だけど、brainerはそれと関係あるのかな?」ビンポン!いいでしょう。そこまでできれば後はそれらを組合わせてみてください。「じゃああ、頭脳が、いや、頭がいらない、使わない、使わなくてもいい…名詞だから、もの?」はい!なので、上を見てください。「非常に簡単なもの」といった意味になるわけですね。辞書の定義を確認しておきましょう。
1)something that requires a minimum of thought (Merriam-Webster online)
(最小限の思考しか必要としないもの)
2)something so simple or easy as to require no thought(yourdictionary.com)
(なんら考えることも必要としないほど簡単、あるいは、容易なもの)
とあります。例文を見てください。
A: Look, I got a new keitai.
B: Great. It’s the new model with a TV function, isn’t it?
A: Right. The screen is big and beautiful too.
B: But, isn’t it difficult to turn it on and tune in programs?
A: That’s a no-brainer! I’ll show you how to do it.
コンピュータの話で盛り上がっていると…
A: I would like to make a homepage on my own, but it seems so hard to do it.
B: Not really. Making a homepage can be a no-brainer if you have good
software.
A: Like what?
どうでしたか?もう使えますか、この表現?「Of course. It’s a no-brainer.」あ~…問題ないようですね。では次回まで!Bye!(N.N.)(C)2006

「使える英語表現」(No. 9)

2006-06-26 | Weblog
表現9)He deserves it.(彼がそれを受けるのは当然だよ)

 しばらくのごぶさたでした。「もう見てない!」って?ごめんなさい!いろろ忙しくって、時間が…。言い訳はさておき、久しぶりの話は上の表現について。deserveを辞書で見ると、「~を受けるに値する[足る]」、「~の価値{かち}がある」、「~にふさわしい」(「英辞郎」より)等書いてあります。この表現、なかなか難しいですね~。なぜって?まず、日本語でもそんな表現を使う機会ってあんまりないですものね。つまり、何かの話で、誰かが何らかの事(結果、報い)を受けるだけの価値があるとか、ないとか…。そんなややこしい話をすることって、あります?
 また、その語(deserve)は、その主語(誰)がどのような評価を受けるのかを意識して使われなければならないため、しっかりした文脈の理解がその使用の前提になる。あ、ちょっと難しい言い回しになっちゃいましたね。言い換えると、話の中で、誰が、どんな評価を受けるのが妥当かを判断し、それを表現したい気持ちにかられた時に使う表現、それが「主語+deserves+目的語」となるわけです。では、以下の会話をみてください。
A: Do you know that Bill got the Culture Award to go to Japan?
B: Yeah, I’ve just read the article about it in the Student Times.
A; I wonder what he did to earn it?
B: Bill helped the library with collecting a lot of used books about Japan and Japanese culture. He is a very good speaker of Japanese too.
A: Oh, I didn’t know that. Then he deserves the award, doesn’t he?
B: Yes, he does.
では、もう一つ。
A: Do you know Jim failed the history class?
B; Yeah. He didn’t study for it at all. He deserves it.
といった具合に使います。この表現は、一度使って頭の動きを確認しないと、なかなかよく飲み込めないと思います。しっかり練習してくださいね。そう、英語の勉強は毎日コツコツと、ですよね。そうすれば…You deserve to have a good grade in English classes. Bye for now! (N.N.)(C)2006