贋作 中山成彬元文科相の発言

2007年04月26日 | Weblog
中山: 基礎学力もそうですが、私はここで日本の歴史教育について触れないわけにはいきません。
 アベ総理も心中悩まされているのではないかと思うわけでございますが、今、米国の下院におきましてですね、日本のいわゆる従軍慰安婦の非難決議案が出ていまして、アベ総理に謝罪を求めているわけでございます。

 この案文を読んでみますと、ほんとにひどいことが書いてあるんですよ。日本の派遣業界が若い方を奴隷化したと、そして集団的搾取、強制ピンはね、そして労基法違反をした。21世紀最大の人身売買であると。だから、総理大臣に謝罪しろと、こういうことになっていましてね。
 日本の国民のみなさん方はあんまりお知りになっていないかもしれないけれど、まさにそれが、今採択されるかもしれない、という話になっているわけで、とんでもないことだと、私はこのように思うわけですけれど、まあ、そもそも、この派遣、請負の問題、私たちはあまり口にしない。なんていうんでしょう、そういう気持があるでしょう、お互い思いやって。

 だけれども、国際社会において日本がそういう風な非難を受けていると、そういうわけであるならば、今日はテレビも入っていることですし、国民のみなさん方にも是非、理解していただきたい、と、まあ、このように思うわけでございます。

 そもそもこの派遣業、請負業というビジネスはもともとなかったんですけれどね。初めて出てまいりましたのが、80年代にですね、経済界の肝いりでフリーター狩りをした、強制連行をしたと、こういう本を書かれたんですね。
 それをリクルートが新しい働き方だと大々的なキャンペーンを致しまして、それが一人歩きしたんですけれど・・・

これがまさに国際的な問題になっていると言うことを私たちは知らなけりゃあいけんと。そしてまた、日本の弁護士が、過労死、労基法違反の訴訟をしませんかと、こういう募集をしたんですね。

この問題というのは日本人が蒔いた種なんですよ。日本人が蒔いた種。そして歴代ですね、私は日本の厚生労働行政にも問題があったと思うんですけれど、その場しのぎの対応をしてきた。そのことがですね、アベ総理の胸を痛めていることになるんではないかと、まあ、このように考えるわけでございます。

 まあ、ここではっきりと申し上げた方がいいと思いますけれど、私は3つのことを申し上げたいんですね。

 1つは、私たちは考えられませんが、過去も現代もピンはねというものが商行為として認められていたわけですね。そのことを私たちはまず知らなければいけません。

 2つ目は、現代の奴隷と言われる方々は日本のロストジェネレーションである。

 3つ目に申し上げたいのは、総理もいつも言っておられます。悲惨な境遇の派遣、請負、フリーター達に同情は禁じ得ない、大変だと思う。

 まあ、しかし、一方、そうじゃない、ということもあるわけでございまして、これはまさに経済界の主張にあるわけでございますけれど、派遣が1ヵ月、売り上げが20万円。これを経営者と派遣で8分2分で取ると。だから4万円が派遣の手取りだったと。

 現在、一般の兵隊さん達の給料というのは、30万円。4万円と30万円、8倍の違いがあるわけですね。
 まあ、ザ・アールの奥谷禮子の給料が今、一億円とすると、派遣業というのはこういう儲かる商売だというのも、実は事実でございます。笑いが止まらないのでございます。

 日本の弁護士が、過労死や労基法違反の訴訟をしませんか、と言った人がいらっしゃいます。これは何かというとですね、ピンはねをされた、これを返してくれ、と言う、そういう訴訟でございます。その金額はなんと160,000円でございます。元値の8割でございます。ですから160,000円というといかに大きな金額であるかと、で、こういう事実もあるわけでございまして、そういったことも、私は日本人としてしっかり知っておかないと。

 私は何を申し上げたいかと、安部内閣は美しい国といいます。日本に住む私たちも、ほんとに美しい日本人になりたい。学力も、規範意識も大事です。しかし、気概を持たないといけない。気力も持たないといかん。私はそういう意味で、日本人同士、信義を大切にし、なんといっても先祖を敬うことも私は大事だと思うわけでございます。

あー、そうですか。

参照 村野瀬玲奈の秘書課広報室さん
    とむ丸の夢さん


左派政権誕生!?

2007年04月24日 | Weblog
フランスでロワイヤルが大統領になるかもしれないので、先に日本で左派政権を考えてみた。以下はシャレなので過剰に反応しないように。

内閣総理大臣 志位和夫 (共産) ←パタリロ首相として意外に人気が出る
総務大臣   又市征治 (社民)
法務大臣   福島瑞穂 (社民)
外務大臣   緒方靖夫 (共産) ←公○がそのまま横滑りしてSPになる(笑)
財務大臣   笠井 亮  (共産)
文部科学大臣 田 英夫 (社民) 
厚生労働大臣 阿部知子 (社民)
農林水産大臣 紙 智子 (共産)
経済産業大臣 品川正治 (民間枠)
国土交通大臣 保坂展人 (社民) 
環境大臣   小池 晃 (共産)
防衛大臣   照屋寛徳 (社民)

内閣官房長官 穀田恵二 (共産)

国家公安委員長 外山恒一 (民間枠) ←ここがこの内閣のキモ
内閣府特命大臣 竹森俊平 (民間枠 慶応大学 断られるだろうなあ)
 (金融)
内閣府特命大臣 大田昌秀 (社民)
 (男女共同、沖縄)

政策ブレーン 日本人で誰もなりてがいないので、A・ギデンズA・ネグりJ・スティグリッツに頼む。(無理だって)

エピソード① 首相の最初の外遊先はベネズエラで、チャべスと意気投合し、石油をガッポガッポ輸入する。チャべスは国賓として招かれ、日本で大パレードが行われる。

エピソード② その途上、スペインに寄り、パタリロがサパテロ首相とマルクス主義について、不毛な議論をしてしまい、疲れる。

エピソード③ 外遊に同行した、社民党の辻元清美がイタリアのブローディ首相に大阪弁はイタリア弁にニトルターレと言われる。

エピソード④ 辻本清美が街中でイタリアのチョイ悪オヤジにくどかれメロメロになる。帰国後、その事を秘密にしていた為、鈴木宗男に、疑惑の総合商社と突っ込まれる。

◆◆◆◆

 【フランス大統領選第一回投票結果】

 ニコラ・サルコジ/国民運動連合(内務省長官) 31.11
セゴレーヌ・ロワイヤル/社会党 25.84
フランソワ・バイル/フランス民主連合 18.55
ジャン・マリ・ルペン/国民戦線(ファシスト) 10.51
オリヴィエ・ブザンスノー/革共同(第四インター) 4.11
フィリップ・エ・ヴィイェール/フランス行動党 2.24
マリー・ジョルジュ・ビュフェ/共産党 1.94
ドミニク・ヴォワイネ/緑の党 1.57
アルレット・ラギエ/労働者の闘争派 1.34
ジョゼ・ボヴェ/独立派(農民闘争の英雄) 1.32
フレデリク・ニハウス/狩猟・釣り・自然・伝統(エコロジー右派)1.15
ジェラード・シヴァルディ/労働党(ランベール派)0.34


はやくきてくたされ

2007年04月20日 | Weblog
<池袋通り魔>8人殺傷事件で造田被告の死刑確定へ (4月19日18時50分配信 毎日新聞)

2人が殺害され6人が負傷した東京・池袋の通り魔事件(99年)で殺人罪などに問われた元新聞販売店員、造田博被告(31)の上告審で、最高裁第1小法廷(横尾和子裁判長)は19日、被告側の上告を棄却した。1、2審の死刑が確定する。弁護側は「統合失調症を患っており、責任能力はなかった」と無罪を主張したが、判決は「通行人を手当たり次第に襲った犯行は極めて悪質で、無差別通り魔事件として社会に与えた衝撃も大きい」と退けた。

◆◆◆◆

私は以前、『二つの死に方』というエントリーでこの事件を取り上げた。
被害者感情を別にして、今回の判決がきっかけになり統合失調症患者が事件を犯した場合の厳罰化が進む事と偏見が助長される事を危惧する。
事件後、両親に捨てられた造田の部屋から、野口英雄の母、シカの野口宛ての手紙を写した走り書きが発見されたと言う。

 おまイの。しせ(出世)には。みなたまけ(驚き)ました。
 わたくしもよろこんでをりまする。
 
 なかた(中田)のかんのんさまに。さまにねん(毎年)。 
 よこもり(夜籠り)を。いたしました。

 べん京なぼでも(勉強いくらしても)。きりかない。
 いぼし(烏帽子:近所の地名)。ほわ(には)こまりをりますか。
 おまいか。きたならば。もしわけ(申し訳)かてきましよ。

 はるになるト。みなほかいド(北海道)に。いて(行って)しまいます。
 わたしも。こころぼそくありまする。
 ドカ(どうか)はやく。きてくだされ。

 かねを。もろた。こトたれにもきかせません。
 それをきかせるトみなのれて(飲まれて)。しまいます。

 はやくきてくたされ。

 はやくきてくたされ。

 はやくきてくたされ。

 はやくきてくたされ。

 はやくきてくたされ。

 いしよの(一生の)たのみて。ありまする

 にし(西)さむいてわ。おかみ(拝み)。
 ひかし(東)さむいてわおかみ。しております。

 きた(北)さむいてわおかみおります。
 みなみ(南)たむいてわおかんておりまする。

 ついたち(一日)にわしをたち(塩絶ち)をしております。
 ゐ少さま(栄晶様:修験道の僧侶の名前)に。ついたちにわ
 おかんてもろておりまする。

 なにおわすれても。これわすれません。

 さしん(写真)おみるト。いただいておりまする。 
 
 はやくきてくたされ。いつくるトおせて(教えて)くたされ。
 これのへんちち(返事を)まちてをりまする。
 
 ねてもねむられません

造田は、一歩一歩確実に自分が狂いながら、たれかきてくたされ、と思っていたのだろう。

造田は死刑になるかもしれない。けれど・・・
つらい事件と判決とを、私は忘れないだろう。


壷三よ、ほんにお前は屁のような

2007年04月19日 | Weblog
就任以来「戦後レジームの脱却」を唱えてきた安倍政権だが、この政権を支える衆院の絶対多数は、憲法改正への信任として与えられたものではない。一昨年九月、郵政民営化法案を参院に否決された小泉前首相が、その是非を国民に問う、いわば「疑似国民投票」として行われた衆院解散で与えられたものだ。それをまだ国民の合意形成もない憲法改正の手順に使うのは筋違いだ。その負い目があるから、最後まで民主党を含めた与野党共同提案が模索されたのではないか。安倍首相は、憲法を改正したかったら、七月の参院選といわず、前首相に倣ってその是非を、解散総選挙で問うてはどうか。防衛庁を省に昇格させ、手続きルールだと言っては改正への国民投票法をつくる。そんな外堀を埋めてから本丸を攻めるような姑息(こそく)な方法で国家百年の計を決めるな (東京新聞 筆洗より)

少年法改正案も強行採決された。

わずか1週間のうちに3回も強行採決を繰り返すなど「美しい国づくり」をうたう「安倍流国会運営」の本質が露わになってきた。意見の歩み寄りも見られた法案審議の経過を断ち切って強行採決をすることが当たり前になるなら、あらゆる法案は強行採決されることになる。国会審議は不必要だというファッショ政治になりかねない。(保坂展人のどこどこ日記より)

伊藤一長長崎市長に対する銃撃事件への「捜査当局において厳正に捜査が行われ、真相が究明されることを望む」という第一声のトンチンカンぶりと何かに取り付かれたかのような国会での強行採決の連発。

アパ壷三は、言動が軽い軽すぎる。
歴代の保守政治家でもここまで無内容の軽い政治家は、そうはいなかったのではないか。

池田勇人 「寛容と忍耐」
田中角栄 金にまみれながらも、故郷新潟や地方を都会並みにしたいと言うたたき上げの政治家としての哀しいまでの執念。
福田赳夫 「人の命は地球より重い」

壷三には何も感じない。小泉は変人宰相と言われながら、本人もそれをどこかで自覚していただろう。壷三には何もない。その中身はガランドウで空虚で、本人も自分が何をやっているのか、何を発言しているのか理解していないかのような気さえする。岸の亡霊が取り付いているだけだろうか。

50歳も過ぎた大の男が、さわやかさが売りなんて悪い冗談だろう。思春期に何かに取り付かれたかのように書物の世界に入り込んだわけでもなければ、社会人として、仕事に挫折し、恥辱を経験したこともない。社会の不条理に怒りながらも自分の無力さを知り、憤怒にまみれたこともない。

この男にはどうしてもそんな感情を抱いてしまう。
壷三よ、ほんにお前は屁のような男じゃのう。


弔辞

2007年04月18日 | Weblog
2007年、4月17日は私にとって生涯忘れえぬ日になってしまいました。日本の、いや、世界の民主主義と言論の自由と平和への祈りが明らかに後退した日と言えるでしょう。現職の長崎市長であり、また、再選に向けて選挙活動中であった伊藤一長さんが、広域暴力団山口組の某何がしかの、凶弾に倒れ、お亡くなりになりました。選挙遊説を終え、事務所に帰る途上、伊藤さんに背後から2発もの銃弾をあびせる、という真に卑劣、かつ残忍な凶行と断ぜざるを得ません。

故人は12年前の初当選時より、当地長崎市の行政の長として、誠実にその任にあたられてきました。経験豊富なベテランとしての行政手腕を、当地の市民、住民が信頼してきました。中でも特筆すべきは、先の大戦により原子爆弾の被害を蒙った人類の悲劇の地、長崎の代表者としての、その精力的な活動、発言は日本中、世界中の人々が刮目すべきものでした。長崎では原子爆弾により10万人とも言われる方々がその犠牲になっております。
私は故人の衣鉢を継ぎ、日本が率先して、世界の軍縮、核兵器廃絶の先頭に立つべきとの意思を改めて決意しました。核兵器をはじめ、ありとあらゆる兵器は人々の対立をあおり、言論による解決、理性による政治の対極の存在であります。対立から平和は得られません。敵か味方かの単純な二項思想からは何の建設的な哲学も、人類の進歩も得られません。かつて、当地において被爆した医学博士永井隆氏は以下のように述べられています。己の如く人を愛せよ。この言葉は人と人が分断し、憎しみ合う世情に慈雨のように降りかかります。私たち、人間は過去にどういう過ちを犯したのか。過去から何を学ばなければならないのか。今現在も日本の内外におられる原爆症の方々に対する政府保障、戦地において苦難の人生を歩まねばならなかった元慰安婦の方々に対する政府による新たな謝罪と基金の設立、言論の自由、民主主義を瑕疵する国会における強行採決に対する全面的な反省と撤回をここに約束します。

また、永井博士はかつて「新しき朝の光のさしそむる/荒れ野に響け長崎の鐘」と詠われました。4月17日、長崎の地は言論の自由、民主主義、平和への願いの荒れ野になりました。しかし、新しき朝は必ず来ます。その先頭に私たち政治家が立たねばなりません。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。

日本国憲法前文の一節をもって故人に対する弔辞の締めくくりといたします。

                     4月某日 内閣総理大臣 安倍晋三

な~~~~~んて、弔辞は壷三は絶対読まねえだろうな。
「うちゅくしいくに」「わたしのないかく」 ケッ!!