あしたのジョーは死せず

2007年04月09日 | Weblog
イシハラの三選に終わった都知事選だが、浅野氏、吉田氏の両陣営はおつかれさん。

3月27日から31日までNHKのBS2で『あしたのジョー』のアニメが放送された。ついつい、懐かしく見入ってしまったが、あしたのジョーは60年代後半から70年代前半に人気だった作品で、原作は、かの69年の東大闘争時にも広く学生たちに読まれたとか。浅野氏も吉田氏も同じ頃、学生だったその団塊の世代である。特に浅野氏は東大出身だから、彼の精神形成に何かしらの影響はあったのかもしれない。負ける事がわかっていても、闘わなければならない時があると思って立ちあがったのかなあ、なんて考えるのは情緒的過ぎるかな?
イシハラ三選は不愉快だが、全国的には悪い結果だけがあったわけではない。

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  脱政党貫き、秋葉さん3選果たす…広島市長選

 広島市長選で3選を果たした秋葉忠利さん(64)は、政党の推薦を受けない〈秋葉流〉を通し、3人の新人候補を寄せ付けなかった。被爆者を含む支持者の祝福を受け、「2020年までに核廃絶は実現可能。世界に対してさらに説得力を持つ都市にしていきたい」と、平和市長の心意気を見せた。
選挙戦では、日米の大学で教べんを執った学者らしく、財政再建の実績などをパネルでアピールした。
一方、自民党広島県連会長を務める中川幹事長が中心となって擁立した前参院議員、柏村武昭さん(←イラクで人質になった同胞を反日呼ばわりし、郵政政局で、世話になった亀井静香をあっさり裏切った、顔も言動もお笑いマンガ道場なヤツ)の敗戦に、県連関係者は「参院選に影響しなければいいが……」と力なく話した。中川幹事長は昨年4月の同県東広島市長選でも二男が落選。2連敗の格好となった。
(2007年4月9日 読売新聞)

広島市民、グッジョブ!!

嘉田知事支持派が過半数に 滋賀県議選

 滋賀県議選(定数47)は、昨年7月に当選した嘉田由紀子知事を支援する「対話でつなごう滋賀の会」が公認、推薦した19人のうち12人が当選。民主、共産などを合わせた嘉田知事の支持派は過半数に達した。同会が擁立した当選者のうち5人で新会派を組むことになりそうだ。
一方、嘉田知事と対抗する自民は16議席と選挙前の27議席から後退。影響力の低下は避けられず、栗東市の新幹線新駅の建設問題は嘉田知事の唱える凍結に向けて前進する見通しが強まった。(2007年04月09日00時55分 asahi.comより)

この結果をみると、首長選だけではなく、やはりいかに議会で多数を取ることが重要かということがわかる。退潮傾向のある社民勢力にとっては、今後、何を政策にすべきか、何を問題提起するべきかのヒントになるかもしれない。

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矢吹丈は、力石徹にもホセ・メンドーサにも何度もマットに叩きつけられたけれど、そのつど立ち上がった。
全国の心ある有権者よ。真っ白な灰になるのはまだまだ、早いよ。

  マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや

あしたのジョーの主題歌は寺山修司作詞である。