2007年夏公開 俺は、俺のためにこそ豪遊する by石原慎太郎

2006年11月30日 | Weblog
おう、下々の者、私は石原慎太郎、何と言っても芥川賞作家だ。だから偉いんだ。弟は裕次郎だしな。私は独裁者だから都民の税金で豪遊してきてやったぞ。あーん、都内には就学援助が必要な児童が全体の40%もいるんだから、税金は福祉や、奨学金に使えって?バカも休み休み言え。そーゆービンボーな家庭の子が将来、兵隊になってくれるんじゃないかね。それで2007年夏公開の私がプロデュースする映画の中の若造みたいに国に騙されて死んでいってくれるんじゃないかね。相手?どこでもいいですよ。勇ましいのが私は好きだからね。シナでも朝鮮でも、日本にいる第三国人でもいいんじゃないの。はは、彼らは劣ってるからね。えーとなんだっけ、サミュエル・ハンチントンが文明の衝突でいうところの日本は偉いんだから。私も偉いんだから。偉くないといえばヂーゼル車の排ガス、あれはよくないですよ。私吸いすぎて、頭ちょっとバカ。何~!バカだと~。バカと言えば青嵐会。今どき血判だって、ププ、ああいかんいかん、自分で笑っちゃったよ。メンバーはハマコーに中川・・おっ中川の息子、最近いいねぇ、核武装やったらいいんですよ。私は強いんだから、シナも核を持ってるでしょう。私は強いんだから、横田基地、アメリカに返せといってきましたよ。ぜ~んぜん相手にされなかったのは内緒ですよ。内緒と言えば、新井ショーケーていう自殺した政治家のポスターに元在日とイタズラ書きしたのは私の事務所の人間。はは、私は偉いんだから。偉いと言えば戸塚ヨットスクール、子供は殴って育てなさい。私はどうかって?私の四男、売れない絵描きですから、絵筆以上に重いものなんか持たせるはずないでしょう。だから一緒に都民の税金で豪遊。はは、私は強いんだから。強いと言えばオリンピック日本選手団、シナの選手に勝ちたいね~。私、オリンピックを開催するために都知事三選狙ってますよ。選挙応援は渡くんや舘くんがついてるからね。西部警察いいねぇ。共謀罪が出来たら、石原氏ね、とか言ってるこのブログの管理人とかバズーカ砲で吹き飛ばしてほしいね。バズーカってほんとに警察かよっていうツッコミはしたらいかんよ。私は偉いんだから。

  ― おしまい ―


 【追記】記事中不穏当な表現がありますが、悪いのはこのブログの
     管理人ではなくみ~~んな都知事のせいです。


山谷えり子に出席停止を

2006年11月28日 | Weblog
教育再生会議 高まる「不透明」批判 首相肝いりも非公開

■なぜ英米だけ?
 同日の分科会では「主要国の教育改革の動向」として、米英の教育改革に関する資料が配布された。しかし、当の委員から「なぜ英国や米国流ばかり参考にするのか」「これから話し合う資料が全く提示されていない。どう考えているのか」と異論が続出した。
 安倍首相や山谷えり子首相補佐官がサッチャー元英首相の教育改革を模範としているのは知られている。一方、高水準の学力を維持している北欧諸国の例は示されず、議論の方向性に「結論ありき」の雰囲気がにじむ。委員は「高い教育水準を持つ日本が英国をまねる必要はない」と内部批判をした。

OECD(経済協力開発機構)による2003年度の各国の学力調査(15歳時)

   読解力    科学的リテラシー  問題解決能力
1位 フィンランド  フィンランド    韓国
2位 韓国      日本        フィンランド
3位 カナダ     香港        香港
4位 豪州      韓国        日本
   ・
   ・
14位 日本      ベルギー      デンマーク
25位
以下
圏外
(笑) 英国      英国        米英

右翼よ。学力で日本は韓国に負けてるぞ。政府の教育改革を徹底的に批判せよ。

■記者懇で説明?
 山谷補佐官は27日の会見で、「(記者団が)丁寧な説明をしてほしいと思っていると感じた。記者懇(談会)など、もう少しよい形で理解を深めるような形も検討させていただきたい」と述べ、記者団に議論の過程などを公表することに含みを持たせた。しかし、一般市民や教職員への公開には触れなかった。
■議事録すぐ公開を
 NPO法人「情報公開クリアリングハウス」の三木由希子室長の話 会議後の記者会見は伝えたいことだけを伝え、聞かれたことに答えるだけのもので、それで足りるというのはおかしい。また、会議後の議事録ではリアルタイムで議論の過程が分からない。途中経過が伝えられると混乱するというのは国民の理解力に疑問を呈しているのと同じことだ。教育は私たちの生活にかかわる問題であり、きちんと公開すべきだ。
(毎日新聞) - 11月28日17時6分更新

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いじめた生徒を出席停止へ=教育再生会議が緊急提言

 政府の教育再生会議(野依良治座長)がまとめたいじめ問題に関する緊急提言の骨格が26日、明らかになった。いじめた生徒・児童に対し、学校への出席停止の措置を講じることなどが柱。27日の同会議分科会の議論などを経て、今週中にも公表する方針だ。
 学校教育法は市町村の教育委員会に対し、「性行不良で他の児童の教育に妨げがある」と認められる場合は保護者に生徒・児童の出席停止を命じることができると規定している。しかし、いじめを理由に出席停止とするケースは少ないため、改めて厳格な適用を求めることにした。 (時事通信) - 11月26日21時1分更新

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くされカルトの合同結婚式に祝電を送った山谷えり子こそ教育再生会議への出席停止を強く求める。もちろん、他にもいるけどね。



あした来る彼女(3) - 旅立ち

2006年11月27日 | Weblog
あした来る彼女
あした来る彼女(2)がネット上に公開していた日記を閉鎖された。病状は一進一退であったようだが、一つのけじめとして、ネットの世界から、旅立つ決意をしたようだ。彼女のこれからの人生に幸多からんことを祈る。

今、現存する、社会の中で否応にもなく疎外されてしまった、誠実に生きようとしている感受性鋭い人々を救う手立てを構築する事も出来ず、自らの保身の為に、信念も曲げ、与党への復帰問題に右往左往する政治家たちの姿に象徴されるように、この現世(うつしよ)はあまりにもみっともなく美しくもなく、その対比として北風に燐と旅立つ人の美しさを私自身の救いとして・・・

生きて生きて生き抜いてほしい。

「その純粋なもののために、みんな傷ついたり回り道をしたりしている。
 それでいいのかもしれない。しかし、やがて、彼らは完全な人間として
 あしたやって来るだろう。」 ― (『あした来る人』井上靖著より)



M・フリードマン死す

2006年11月22日 | Weblog
先日(11月16日)経済学者M・フリードマンが死去した。

ノーベル賞を受賞し、米国はじめ各国の経済政策に大きな影響を与えた米経済学者ミルトン・フリードマン氏が16日、米カリフォルニア州サンフランシスコの自宅で死去した。94歳。
 財政で経済成長を促すケインズ学派に対抗、通貨供給など金融調節による政策運営を提唱した「マネタリスト」の巨頭。自由な市場構築に向けた規制緩和や減税による「小さな政府」の理論的な支柱となり、その学説は故レーガン大統領ら歴代の米共和党政権、英サッチャー政権の経済政策、日本の行財政改革などに反映された。
生徒が学校を自由に選べる「教育バウチャー制度」も提唱した。
ニューヨーク市出身。コロンビア大で博士号を取得、シカゴ大教授などを務めた。1957年に「消費の経済理論」を出版。将来にわたり恒常的に得られる所得予想に基づき消費は行われるとし、財政出動による一時的な所得上昇の効果は限定的と主張した。
このほか、「資本主義と自由」(1962年)、「選択の自由」(80年)などで市場の重要性を唱え、民間企業の力を引き出すため政府に規制緩和を求めた。
1976年に金融理論などへの貢献でノーベル経済学賞を受賞。大統領選でニクソン氏に協力したほか、レーガン大統領の経済顧問を務め「レーガノミクスの生みの親」と言われた。
1986年に日本政府から勲一等瑞宝章を受けた。(2006年11月17日17時55分 共同)

「私は自由主義者として、もっぱら所得を再配分するための累進課税については、いかなる正当化も認めることは出来ない。」
「私に最良と思える個人所得税の構造は、ある免税点を越える所得にたいする均一率の課税である。」
「食品や医薬品に対する安全規制は技術進歩を遅らせることによって社会に弊害をもたらす。」
「最低賃金法が雇用を疎外している。」
「資本主義の世界では、儲かる時に儲けるのがジェントルマンなのだ。」

で、このオッサンの弟子たち(シカゴボーイズ)がやったこと。


1973年、チリでCIAの支援による軍事クーデターが発生します。アウグスト・ピノチェト将軍は、民主的に選出された左派大統領のアジェンデ大統領を含め7000人以上もの市民を虐殺し政権を奪取したのでした。
ピノチェト将軍によるチリの市場原理主義革命の実験を担ったのが、マネタリズムの教祖であるシカゴ大学のミルトン・フリードマン教授とその弟子たちでした。そして、フリードマンはチリでの実験の「成功」とされる怪しげな物語を踏み台にしてその権威を高め、ノーベル経済学賞も受賞し、ついにレーガン政権においてその教義を米国でも実施させることに成功したのです。以来、ウォール街・IMF・米国財務省は、フリードマンの教義を強制的に世界に広め、今日における世界の惨状を生み出したわけです。 (『金で買えるアメリカ民主主義』グレッグ・パラスト著より)

より具体的には・・・
価格規制の撤廃、関税引き下げ、貿易の自由化、税制のフラット化、財政支出の削減、公的年金や医療保険の民営化、最低賃金の撤廃、労働組合への弾圧、労働規制の緩和、外資規制の緩和、金融取引の自由化・・・などなど

その結果・・・
ピノチェト政権下で人口に占める貧困者層の比率は大きく増え、好景気であった87年でさえ、45%、国民の半数近くが貧困層になった。最下層20%と最上層20%の所得格差は軍政以前、12倍であったものが20倍以上に拡大した。一部の富裕層と外国資本が莫大な富を得ることに成功した。

89年にピノチェト軍政が終焉し(シカゴボーイズ逃走)、新政権(コンセルタシオン)により以下の政策が実行された。

社会支出を5年間で50%も増額し、教育助成金の引き上げ、学校給食制度の充実、高齢者向け福祉年金の充実、低所得者向けの住宅援助、労働組合の結成の自由、標準労働時間の短縮や最低賃金の引き上げ、配当や利子への累進課税の導入、脱税の徹底的な取り締まり。

で、結果・・・
90年~98年の経済成長率は年平均で7.8%を記録し、貧困層は22%に半減し、所得格差も23倍から15倍程度まで改善された。(『悪夢のサイクル』内橋克人著 参照)

日本のシカゴボーイズと言えば今は(政権に)亡き竹中平蔵であるが、コイツに今後は注意しなければならないだろう。
まだまだ、闘いは続くぜ。


まだまだ

2006年11月19日 | Weblog
沖縄の知事選で野党統一候補の糸数氏の落選が決まったようだ。私は沖縄県民ではないので、県民の選んだ結果は尊重するべきだと思う。野党第一党の民主党には今回の敗北の原因をしっかりと分析して欲しいと思う。

まだまだ、私はあきらめない。
何故?

『とはいえ、むろんぼくらは知っている、憎悪は、下劣に対する憎悪すら/顔をゆがめることを。憤怒は、不正に対する憤怒すら/声をきたなくすることを。』
               (ベルトルト・ブレヒト 後の時代のひとびとに)