記者発表

2005年10月31日 | Weblog
第3次小泉内閣発足にともなって、ニュース23の新キャスターが発表された。
メインキャスター並びにスポーツ担当は日代わりになる。スポーツ担当は全員引退済である。
                                                                 キャスター             スポーツ担当       お天気オネエさん                                       月 藤原帰一              かおる姫       伊東美咲
火 植草一秀(無罪)          カバエワ         〃                                                        水 酒井啓子              ジーコ          〃
木 黒田 清(霊界より、ヲイ)     安藤美姫        〃
金 寺島実郎              シャラポワ        〃  
                                                              筑紫哲也さん談「古館君にやめてもらって、報道ステーションに移籍します」
                                                                ならないかな。無理か(笑)。

 

若きブロガーへ

2005年10月30日 | Weblog
ブログを初めて、2週間になる。あちこちのブログを見るようにもなった。気づいたのは、若い人が勇ましくなったなぁ~、という事。口を極めて、中国人や韓国人の批判をするブログや、日本の誇りを語りたがるブログが多い。私自身の若い頃を振りかえれば、自分が何者なのか呻吟し、何者に成れるのか迷い、国の誇りなど考える余裕はなかったと思う。若い人に確実に小林よしのり氏や桜井よしこさんの影響があるのだろう。私も二人の才能は認めるが。                              唯、不思議なのは若い世代が一番この国の政府の被害者、得に教育、経済政策の被害を受けてると思うのだが、如何だろう。教育行政の怠慢で、先進国の中でも対GDP比で最低の予算しか掛けてもらえず、今や、国立大学でも年間授業料は約53万円だ。ちなみにフランスは1万5千円である。まともな職業訓練を学校で、また、行政や企業からも受けられず「自己責任」の名のもとに、フリーターやニートとして社会に滞留している。大手マスコミのジャーナリストが退去した後のイラクでボランティア活動をしていた若者も非難される。若者が、間違って国会議員になった人やIT長者を自分に投影したり、その裏返しで批判しても仕方ないと思う。そのうえで、愛国心という便利な言葉を使いまわす為政者に利用されてるんだぜ。 北京でライフォ(≠2nd)!さんが喝破されてるように、反日デモをする中国人や日本の国旗を燃やす韓国人と、それに呼応して、愛国心を燃えたぎらせる日本人は、同じ様に為政者にとって都合のいい存在でしかありえないことに気がついてほしい。一番損をするのは誰だ。戦わされる若者達同士じゃないか。
与党も野党もメディア戦略チームを立ち上げて、すでにブロガーの囲い込みを始めている。公職選挙法の改正もまじかだろう。たかだか、一日数百アクセスのブログの管理人でも官邸に招待される。政治家のメディア戦略の意図を読み取り、逆に批判できるようになるべきだ。ドラマ・ドラゴン桜の中のせりふ「東大へ行け、世の中のルールは頭のいいやつの都合に合わせて作られる」を忘れるべきではない。

  

土着的民主主義の可能性は

2005年10月29日 | Weblog
自民党の郵政法案造反組の処分が決定したようだ。衆参あわせて、除名処分10名 離党勧告27名ということ。彼らが自民党に復党できる可能性は低いだろう。次の解散まではいいとしても、各都道府県の自民党支部が殆ど白旗を掲げている現状では兵糧攻めに会い、進むも地獄、退くも地獄だと思う。彼らが自分の政治生命を卦けるのなら、ある程度まとまって活動しなければならないだろう。私自身地方在住者なので、わかるのだが、与党に所属する事の有利さや、恩恵は想像以上だったと思う。やはり、予算を獲得してくれる地元の与党の先生は何物にも変えがたいわけで、それが選挙での強さにも繋がっていた。これから先、無所属でも選挙に勝てるのは田中真紀子さんのような特殊な人だけだ。03年の総選挙のあとだと思うが、自民党の与謝野馨氏がテレビ番組で、都会自民党と田舎自民党と、二つほしいぐらい、と発言していた。都市部で、民主党に負けたり、拮抗したからだ。東京 埼玉 神奈川 愛知 大阪の小選挙区の合計は92ある。
    自民・公明   民主党                                                            03年  39議席    53議席                                          05年  79       13
今回は都市部で自民・公明が大勝した。地方の票に頼らなくても選挙に勝てるなら、その地方を打ち捨てる可能性が高くなった。その象徴が、自民党造反組だ。彼らは道路行政や郵政事業に癒着する抵抗勢力とレッテルを貼られた。これからもそのイメージを払拭するのは困難だろう。郵政民営化法案の中身が論じられなかった様に「改革」の中身も論じられないまま、カイカクにテイコーする人たちで終わるのか。彼らは座して死を待つべきではないと思う。新党大地の鈴木宗男氏は反・新自由主義を鮮明にして当選した。国民新党の亀井静香氏もそうだ。彼らの発言を聞くと、ほとんど社民主義の考え方だと思う。汚れた鳩と言われたくなければ、自浄することだ。利権ではなく、政策で支持を掴む必要がある。小泉自民党は郵政民営化という政策で、大勝したのではない。政策を掲げているかのような政局で勝ったのだ。
鈴木氏も亀井氏も、新党日本の田中康夫氏もバラバラに活動したらダメだ。今回、処分の決まった自民党造反組も引き込んで、民主党や社民党とも政策協定を結ぶくらいじゃないといけない。安全保障や、教育問題まで一致させる必要はない。経済政策だけにしぼって共闘すればいい。地方から土着の民主主義で新自由主義に対抗すべきだと思う。公共事業は減ることはあっても、もう増えることはないだろう。少ないパイを取り合う政治ではなく、地方にねづいた人間性を回復する政策を立案すべきだ。個々のゲリラ戦では勝てない。チェ・ゲバラを尊敬している亀井氏なら社民党とだって、政策協定ぐらい結べるだろう。カイカクを庶民の手に取り戻すための骨太の政策と政局を期待したい。                                     

  

説 明

2005年10月28日 | Weblog
小泉首相の靖国神社参拝の是非は論じない。

靖国神社には東京裁判史観を取らず、昭和殉難者として、A級戦犯が祀られているわけだ。生前の行い、地位、門地にかかわらず、みな神様として平等に合祀される。それが日本人の死生観、宗教観であるという考えがある。

戦争犯罪を負っているという考え方からいくと、それを免罪した上で参拝する。
東京裁判は事後法だから、最初から負うべき罪はなく、参拝する。
以上2つの考えを担保するのは憲法19条の思想、良心の自由である。

上記の死生観、宗教観は我々日本人にとっては「一般的」だが、外国人には理解してもらえないないから、説明すべきだという人がいる。では、説明を試みてみよう。                                                                          
『古来、アミニズムとして、日本には原始神道とも言うべき概念がありました。北方から渡来したと思われる、狩猟を中心とした生活圏を持つ集団、南方から流入したと思われる漁労集団、大陸から、朝鮮半島を経て流入した集団が混在し序々に源日本人が形成されました。彼らはそれぞれの生活が自然と密着していたので、山、川、植物、獣あらゆるものに神的ものが宿ると考えました。、それが、八百万の神の考え方です。5~6世紀に仏教がこの国に入り、経典、説法、儀礼などが流布されます。原始神道は融通無碍で、それらがなかったので、簡単に取り込みました。それを神仏習合といいます。その頃のなごりが、アイヌ民族の文化、沖縄をはじめ、南方諸島の生活にも現代でも色濃く残っているようです。仏神混交は紆余曲折を経ながらも、日本の生活文化として、定着して行きました。親鸞の、善人成仏す、まして悪人をや、と言う考えがどれぐらい神道に影響を与えたかはわかりません。その後明治維新を迎え、国策として、国家神道が形成されます。全ての宗教は国家神道の下部構造に組み込まれ、神仏希釈などが行われます。既成宗教にとっては苦難の時代です。ちなみに明治に神官は国家公務員になりました。その後、第二次大戦の敗戦を受け、各地の神社は国家管理から宗教法人に様変わりします。死者という客体は不変ですが、弔う主体は変化が激しくて、一体誰なのかわかりません。一億総懺悔という言葉が大好きな国民性ですので、そこんとこはよろしくお願いします。』

説明は難しいですよ。竹村健一さん!!




菅 直人

2005年10月25日 | Weblog
全幅の信頼を寄せる政治家や政党があるほど、もう純情ではない。唯、ここ数年の政治家の言辞の中で、民主党元代表菅直人氏の「最小不幸社会」という言葉は印象に残っている。選挙は非情でどんなに優秀に見える候補者でも地盤、看板、かばんがなければ、連続して当選できないが、故市川房江さんの地盤を引き継いだとはいえ、社民連という小さな政党から出発して、ここまで生き残ってきたのは才能だろう。薬害エイズ事件の時、厚生大臣として聴取すべき人間と項目を全部リストアップし、13日目に郡司ファイルが出てきたらしい。官僚と本気でけんかした。不倫事件やかいわれ問題もあったが、国民的人気もあったと思う。与党にいれば、官僚の世界に手を突っ込み、成果をあげられる。そう本人も感じたはずだ。
民主党の代表になり、政権をとれば、自分が理想とする政策が実行できる。与党の強みも知っている野党の党首だった。04年の国民年金未納問題で、不本意な辞任をしたが、あの時のテレビ番組内での田原総一郎氏の辞任をせまる過程とその後の展開は少しむご過ぎたと、いまでも思う。氏自身も未納があったのだから、後に菅氏の未納が完全に武蔵野市側のミスだとわかったとき、代表復帰ぐらい提唱すればいいだろう、と思った。マスコミ人は人を批判はしても、あまり反省はしないようだ。

「税金の使い方を変えて、しっかりとセーフティ-ネットを張る。そのうえで、自由な経済活動をし、失敗しても、またチャレンジできる社会をつくる。」
菅氏の主張は今でも私には魅力的に聞こえる。

民主党の代表は前原氏になった。保守なのか、社民なのか、評価すべきなのか、私にはまだわからない。まだ見ぬ市民のために、屈しない心根の優しい強さを持った党首になってほしい。

菅氏の旬は過ぎたのだろうか。ほぼ全滅の東京選挙区で生き残り、その後の武蔵野市長選挙でも勝った。しぶとい人なんだろう。HPによれば、団塊世代を糾合し、各地の社会活動に参加する場を創るそうだ。舌鋒がするどすぎて、たまに墓穴を掘り、なんだかワケわからん息子を選挙に立てるし、毀誉褒貶相半ばする人物だが、私は頑張ってほしいと思う。