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さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

オーケストラ!

2010年08月05日 | 映画♪
夏休み中なので、大人が観たい映画が極端に少ない!

先週の土曜日、オルセー展に5時以降に入館したかったので、
時間つぶしに六本木で観た映画が予想していた以上に素晴らしい映画であった。

映画館のある場所もすごく懐かしい界隈で、
昭和40年代後半、某大学御用達喫茶店に先輩がよく連れて行ってくれたのを思い出した。

音楽映画でありながら、政治・経済・人種偏見の歴史などが織り交ぜられて
重すぎず、ユーモアたっぷりに描かれているのがメチャ素敵だ。

チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を軸にした大変心温まる映画である♪♪♪

HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-

2010年07月19日 | 映画♪
川口市立科学館にあるプラネタリウムで公開中の「HAYABUSA ~BACK TO THE EARTH~」を観た。

先月数々の苦難を乗り越えて無事地球にもどり、
オーストラリアの砂漠にサンプルの入ったカプセルを投下し、
自身は大気圏突入で燃え尽きた小惑星探査機「はやぶさ」の宇宙の旅を
CGで描いたドキュメンタリーである。

天周映像の圧倒的な臨場感が私たちを宇宙に誘ってくれる。
小惑星イトカワはラッコのようなとても面白い形をしていた。

イトカワへの最初の着陸の失敗による痛手で、
姿勢制御装置の故障や燃料洩れ、そして通信途絶で長い間迷子になったりしながらも
通信が復活して地球に帰ってくるはやぶさの姿は
機械というよりもはや「心」を持っている生物のようでとても感動を覚える。

それなのに、一緒に付き合ってくれた主人は
はやぶさがイトカワに接近するまえにお休みになり、
お目ざめになった時は「提供 川口市立科学館」と出たところだったそうだ(笑)

アデル

2010年07月03日 | 映画♪
予告編で流れる音楽が素晴らしくて

あの「グラン・ブルー」のリュック・ベッソン監督構想10年

女性版インディー・ジョーンズ

王家の谷からルーヴル美術館…

などのフレーズに惹かれて観にいった「アデル」。

私が抱いていた妄想とは遥かに違う内容と結末であったが(笑)

ルイーズ・ブルゴワンは確かに魅力的であった。

というかそれだけだった(笑)

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

2010年06月08日 | 映画♪
今日は、千葉に行ってこようかと思っていたが、
なんとなく体調が良くなくて断念。

HMVのセールでDVDが3本買うと1本1,000円というので購入したあった
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」を観て過ごした。
観たい観たいと思っているうちに劇場公開が終わってしまった1作。

どんどん若くなっていくというのは、
深く考えると、幼児化してゆく老人の姿にも思え、
なかなか考えさせられる感動的な映画であった。

ロバート・レッドフォードやクリント・イーストウッドのようにいつまでもカッコよく、
どんなに年をとってもこんな爺さんにはならんだろうとブラピファンの私は思うが、
若くなるブラピに大好きな映画「リバー・ランズ・スルー・イット」の面影をみたりと
楽しませてもらった(笑)

ケイト・ブランシェットが実に素敵であった。

SATC

2010年06月06日 | 映画♪
公開を楽しみにしていた「SATC2」を観た。

lalaTVで放映中にたちまちはまって第1シーズンから第6シーズンまで
余すことなくことごとく拝見して、翻訳本まで読んで、
DVDまで購入したほどこのドラマが大好きな私。

とにかく登場する女性たちのファッションが素敵だし、
恋愛・仕事・家事育児などで女性たちが抱える悩みを
観る者が共有できる仕立てが素晴らしい♪

映画バージョンの「1」もキャリーが様々なウエディングドレスを着用する
シーンが素敵で、結末もとても心地よいものだった。

「2」も中東における女性の立場などが絡めてあってなかなか面白かった。

40代前半、仕事の関係でちょこっとニューヨークに行ったことがあるので
この「SATC」には特別な思い入れがあるのと、
これを観終わった時に必ず、女性はいくつになっても輝いていなければならないと思い、
「今日からダイエットに励もう!」と毎回思うのだ(笑)

ALICE IN WONDERLAND

2010年05月23日 | 映画♪
眼鏡をかけて観る3D画像。
さぞかし眼がつかれるだろうと思っていたが、意外にも大丈夫であった。

さすがウォルト・ディズニー×ティム・バートン
そして、大好きなジョニー:デップとヘレナ・ボナム=カーター
アリス役のミア・ワシコウスカもとても良かった。

自身も絵本の中に迷い込んだように思える素晴らしい映像美
お話の終わり方も実に良い♪

子供の頃から大好きだったチェシャ猫とアブソレムが実にいい味わいがあった。



恋するベーカリー

2010年02月28日 | 映画♪
シネコンに「オーシャンズ」を観に行ったのだが、
すでに完売でそのまま帰るのも癪なので
大好きなメリル・ストリープ主演の「恋するベーカリー」を観た。

冒頭のベーカリーのシーンで、Crosby,Stills&Nashの 「Judy Blue Eyes」が流れ、
私のハートは一気に18歳の頃に。
主人と付き合いだした頃で、主人が貸してくれたLPでこの曲を何度も聴いた。
もう40年も前の話だ(笑)

そんな還暦世代でもまだまだ輝いて、恋しましょう!みたいな映画だったが、
とにかくメリル・ストリープが素敵♪♪♪

コスメや薬品や整形などでなく、心のもちようでアンチ・エイジング!
婆さんには、大変元気をもらえる映画だった。








インビクタス 負けざる者たち

2010年02月20日 | 映画♪
クリント・イーストウッドと
モーガン・フリーマンと
ラグビー好きにはたまらない映画だった♪

さすが、クリント・イーストウッド監督!

偉人伝とか、スポーツ感動ものとかそういう切り口ではなく、
大統領を護衛するSPの動きにもハラハラされられたり、
題名のとおり己の魂の指揮者となってそれぞれ戦う男たちがえがかれていて
この未来が見えないような現代において一筋の光を与えてくれるような映画だった。

我が国のリーダーにも是非観て欲しい映画である(笑)

後半のラグビーの試合のシーンは素晴らしくて、
思わず観ているこちらも力が入ってしまった。
マット・デイモンも本物のラグビー選手のようだった。

モーガン・フリーマンがイーストウッドに脚本を送ってオファーした映画。
マンデラ大統領本人が自身の自伝が映画化されるとしたら、
モーガン・フリーマンにお願いしたいと思っていたそうであるから
もう大統領そのものがそこにいるようなたたずまいだった。

かいじゅうたちのいるところ

2010年01月20日 | 映画♪
「はらぺこあおむし」と並ぶ世界的大ベストセラーである絵本
「かいじゅうたちのいるところ」が映画となった。

監督はあの「マルコヴィッチの穴」のスパイク・ジョーンズだ。

私はこの絵本が大好きで、幼い娘に何度も読んできかせていたので、
どんな風に映画化されるのかとても楽しみにしていた。

字幕版と吹替版があるので、今日は保育園の園児さんたちも皆で観に来ていた。
(マックス君の吹替えは清史郎君らしい)

主演のマックス君やパペットのかいじゅうたちが実に素晴らしい♪♪♪

意外な組み合わせに思うが、ロックバンドのヴォーカリスト、カレン・オーの音楽も
実にしっくりと映像にマッチしていて最高だった♪♪♪

ロケ地になったオーストラリアの砂漠や海岸の映像が観る者を絵本の世界に引き込み
かいじゅうたちの棲みかもまさにアート作品♪♪♪

今回も監督の好みか?穴が沢山出てくるが
これが現実とファンタジーの出入り口であり、
子どもの時にしかみえない世界なのかもしれない。

かいじゅうたちとの別れのシーンでは、かなり泣かされた(笑)

モーリス・センダック作の数十ページの絵本の中で子どもたちは沢山の想像の旅に出る。

最高傑作と言われる絵本の核になる部分をを損なわず、さらにそれをふくらませ
映像化させたスパイク・ジョーンズ監督に拍手喝采をおくりたい♪♪♪






PUBLIC ENEMIES

2010年01月01日 | 映画♪
今年最初のファーストデイ(笑)

ジョニー・デップの「PUBLIC ENEMIES」を観た。

ジョニー・デップとクリスチャン・ベイル

美しいお二人が熱演されておられるわりには、脚本が悪いのか?
無駄なシーンが多く長すぎて作品としての面白さはなかった(笑)

唯一楽しめたのは、お二人が着こなす1930年代の素敵な男性ファッションだった♪♪♪



ヴィクトリア女王 世紀の愛

2009年12月26日 | 映画♪
「ヴィクトリア女王 世紀の愛」を観た。

今年の締めくくりに観る映画としての選択は大正解だった♪

女王ものが大好きな私(笑)

エリザベス1世を描いた「エリザベス」
現在のエリザベス2世を描いた「QUEEN」
それぞれ、国を生涯の伴侶とする使命を負った女王の苦悩が良く描かれていたが、
この「ビクトリア女王」は、その女王の使命感のみならず、
一女性としての愛と苦悩が瑞々しく描かれていて、
女王を愛し支えるアルバートも素晴らしく素敵な男性として描かれていた。

全編の中に流れるシューベルトの「白鳥の歌」も効果的♪♪♪

19世紀最強の大英帝国を築き上げ、63年余りの在位を誇る女王に
こんなに素敵なラブストーリーがあったとは知らなかった。

花嫁の白いウエディングドレスは、ヴィクトリア女王の結婚式のドレスから
上流階級に広まり、現在にいたるそうだ。

権謀術策渦巻く王宮の中で、聡明な女王が聡明な選択で素晴らしい伴侶を得て、
その伴侶との共同統治で国が栄えたとストーリーはハッピーエンドで終わるが、
最愛の夫アルバートは40代で死去。
その後、ヴィクトリア女王は後40年を喪服で過ごしたそうだ。

とにかく音楽も映像もすべてが素敵な映画だった♪♪♪



ヴィヨンの妻

2009年11月03日 | 映画♪

しみじみといい映画だった。

原作を読んでいなかったことも功を奏したのかもしれない。

浅野忠信さんがまるで本物の太宰治のよう♪
と言っても御本人を知らないが(笑)

「人でもいいじゃないですか」

松たか子さん演ずる佐知の言葉に観る者も救われる感じがする♪

室井滋さんと伊武雅刀さんが演ずる椿屋の夫婦が素晴らしく良かった♪

伝統の歌舞伎のDNAがそうさせるのか(笑)
30代前半にして松たか子さんはすでに大女優の風格があった♪♪♪

里山

2009年09月30日 | 映画♪
ずう~っと観たかった「里山」をやっと観に行くことができた♪

夏、東銀座に張り切って観に行って、
窓口で「『里山』一人」と言ったら、
「昨日で終了しました!」と言われた時のショックときたら…(笑)

今日は水曜日のレディスデイ♪
近くのシネコンに行ったのだが、出かける時間が遅くなって、
スーパーの5階にあるシネコンまで
エスカレーターを駆け上るはめになった(笑)


「里山」は期待していた通りの素晴らしい映画だった♪♪♪

琵琶湖の畔にある千年も続く里山の自然と住民の営みを描いた
NHKのドキュメンタリーを映画にしたものであるが、
「どうしてこんな映像が撮れるの?」
と思ってしまうほどとにかく映像が凄い!

リス・カエル・蟻・みつばち・カブトムシ・イノシシ…
それぞれが主人公のような小動物や昆虫からの目線の映像は
とても楽しくてかつ、自然の驚異にあらためて感動させられる。

スミレの実がぱ~んとはじける瞬間とか
スズメバチがミツバチの巣を襲うシーンとか
カブトムシの決闘シーン…

老木のクヌギを主人公にして、
里山の森をずう~っと大切に守ってこられた人々のくらしぶりも語られる。
お盆のお精霊さんを送る行事などもとても興味深かった。

森を慈しんで、その結果多くのめぐみを森から受けておられる人々のお顔は
みなさんとても素敵だった♪♪♪



意志の勝利

2009年09月23日 | 映画♪
先日の「同好の士の会食」でお勧め頂いた映画
「意志の勝利」を拝見した。

恥ずかしながら、私はこの映画の存在を全然知らなかった。
学生時代に「映画論」の講義を受けていた娘に言わせると

「そんなことも知らないなんて映画好きとはいえない!」と

映像の芸術性が映画史の中で語り草になっている…
とかすっかり蘊蓄をたれられてしまった(笑)

75席の渋谷の小さな映画館で、本日は1回限りの上映。
おまけにサービスデイだったため、立ち見も出ていた。

内容は1934年にニュルンベルクで行われた
ナチス党大会の模様を記録した映画である。

「旗を高く掲げよ
隊列は一糸乱れず
突撃隊は行進する…」(ナチス党歌 ホルスト・ヴェッセルの歌)

はためく党旗の海
轟く太鼓の響き

圧倒的な数で視覚と聴覚に訴えられる宣伝効果は
どんな演説よりも人間の本能に影響を与え
人々は理性を失って、たとえ誤った道でさえも
陶酔と高揚の中で突き進んでしまう恐ろしさをつくづく思った。

古今東西を問わず、人間は旗印が好き!
そして太鼓の音にあわせ行進したくなる!

「地球温暖化対策」に地球全体で突き進む♪
旗印と太鼓はないものかと思いながら、
「半分は寝てた」という主人と帰宅した(笑)

ココ・シャネル

2009年09月19日 | 映画♪
オードリー・ヘプバーンは、シャーリー・マクレーンに
「ココ・シャネルを演じることを検討してみて!」と語っていたそうだ。

ほとばしる才能がそうさせるのか?
さまざまな苦難を乗り越えていく強い女性のココ・シャネル。

シャーリー・マクレーンもバルボア・ボブローヴァも
その強さゆえの悲しみを好演していて、
華やかなファッションの映画というよりは泣ける映画である。

ココ・シャネルがお針子時代は、女性たちはコルセットをしていて
女性のためよりむしろ男性のために装っていたようなもの。

それを時代背景とともに女性たち自身がより着やすく、
自己を主張できるファッションに確立していく過程がとても興味深かった。