たけのこっこ

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『急転直下』、

2012年12月14日 | Weblog
12月14日(金)



高齢者大学器楽クラブの日です。


大学に向う道、今日は鉛を引きずっているかのような心の重さです

2・3日前からクラブの事を考えると頭痛の自家中毒になってます・・・



『器楽クラブ』が今年度で廃部になり『大正琴』、『その他の楽器』の2つに別れ、

それぞれが新しい入部先を決めなければならない日なのです。


決断することは早めにと練習を始める前に事務局立ち会いのもと各々次年度からの方向を決めました。

これで、もう、大学以来の伝統ある『器楽クラブ』は無くなるのですね。


進む方向が各々決ったのでふんぎりがついたかのようでした・・・



『ですが、入学式の新入生を迎えるクラブ発表は器楽クラブとしてやって貰います』ってどういう意味?

あらあら、大学の年度末は入学式の日だそうでした。


入学式に演奏が出来ると言う事を聞き、さっきまでクラブが2つに分かれると言って気落ちしていたのですが、


ベースのDさんのリードで早速練習を始めました。


S先生との最後の演奏(緑丘保育園)が出来なかったその曲を入学式の発表会で演奏します。

『大人向けの童謡メドレー』『月の沙漠』『べッサメムーチョ』新しい曲で『恋の季節』

Dさんのベース音がとてもリズムが取り易いと大正琴の中からお褒めがありました。


一通り発表会に向けて練習し休憩後はS先生のいままでの曲をランダムに演奏して見ました。

『悲しい酒』前奏S先生のギター部分はキーボードが見事に代役をこなします。


大正琴の音色、もうこの音色とは一緒にならないんだ・・・

私、悲しくて、悲しくて涙が止まりません・・・フルートがトギレトギレ・・・

クラブ員一人一人がそれぞれの思いに胸を詰らせています・・・


当初の器楽クラブ、大正琴が主流でS先生が講師になりその才能に惹かれた色んな楽器が次々と入部し『器楽クラブ』の音の幅は重厚になったと言われて来ました。


大正琴の人達、みんないい人達でした。

こんなに息の合う演奏をしているのに・・・お別れなんですね・・・



授業終了後、リードしてくれたベースのDさんに、

『今日の様な練習で器楽クラブを続けて行く事は出来ないの?』

『ん、出来るんじゃない』

『やって貰えるの?』

『やるかい・・・?』


私、帰ろうとしている80代の大正琴のリーダーOさんをつかまえて、

『今日の授業、どうでした?』『すごく良いでしょう、この授業で良いんだよ』

思わずOさんに抱きついてしまいました。

『別れたくない!』

『誰が憎くて別れるなんて言うの、出来ればみんなで続けたいでしょ!』

帰りかけていた部員も教室に集まってうるうるです


急転直下 


事務局に駆け込んで事の顛末を話しDさんもクラブの継続に協力すると言ってくれました。

私、涙が止まりません・・・もう書けません・・・


Dさん~~、ありがとうございます