モールABCNo.２

半年以上前に紹介させていただいた記事で需要導線ができていないということで紹介させていただいたモールがあります。
こちらです。⇒モールABC
この企業、撤退が決まったそうです。お店自身はイオングループが引き取り存続させるとのこと。
この前は、友人が小職の家に集まってなべをしよう！ということになりまして、なべの具財をかうときに、適当ななべがあるかと探すと、なべの具材売り場から100Mはなれたところになべ売り場がありました。
うーん・・・小職が言っていることは現実的ではないのでしょうか。たとえば、おいしいパスタを作ろうと思ってパスタを買っているとき、隣にきれいなお皿があったら欲しくなりません？ああ、このお皿に盛ったらよりおいしく且つお洒落に見えるだろうなぁ。と思わせることができないでしょうか。
具材は具材。器具は器具。たしかに、保管方法も扱いも違います。仕入先が違うから扱う作業員も部門すら違うかもしれない。在庫が多ければ多いほど、その配置を混ぜてしまうと棚卸作業は大変です。管理が大変です。
でも、それを消費する（購入する）人は一人（１家族）なのです。
前回の意見と異なりますが、今回の撤退は決して外資だから日本流のマーケティングができていないとかいった問題ではありません。インターネットが普及し、欲しいと思ったものがすぐに手に入る世の中になっています。全てがオンデマンド且つジャストインタイムになりつつあるのですから、モールに限らず販売部門の全ては「お客さんが欲しいと思った瞬間、実際に存在する物に到達するまでどのような手段を提供するか」について十分に意識するべきだと思います。