暇人短剣符

暇人の日常散策、世界中の友との再会を夢見て日々上昇中。

経営しているからこそ出てくる言葉

2006-08-30 22:49:30 | Costa Rica 旅史
朝早く4時半に起きてTと一緒にサンホセへ。=3
T「バス代も気にしてしまう。店をやっていると、こういうところまで気にしてしまうものさ。」
バスの中でビニール袋に入ったジュースを飲みながらそうつぶやいていました。まさに経営しているからこそ出てくる言葉なのか、お金のありがたみを感じているようでした。
サンホセでTと今回特別な約束をしてツアーを承諾してくださった、Kさんの車に乗り込み、一路ケツァールがいる公園へ向かいます。=3
Kさん「何かするだろうと思っていたよ。どこか会社に就職するのかと思っていたらまさか、お店を開くとはね。」
車の中では、二人の経営者が話をしていました。店の家賃、バイトの給料はいくら払っているか、設備や食品の仕入れ原価から粗利、来客数など話は多岐にわたります。
そして、話に出てくる情報のレベルは非常に高く、まずそこら辺では手に入らないものだと思われました。Tは常に謙虚に、そして真剣に話を聞いていました。Tの事業内容を聞きながらKさんは
「くぅ~~!楽しそうだなぁ!俺もそういうのしたかったんだ~。・・・きみを見てるとね、若いときの自分を見ているようでね。なんだか助けたいと思ってしまうんですよ。」
そして、お互いのさらなる夢、自分のお店や事業をどう発展させたいかという話になっていきました。私は後部座席でそのやり取りの一部始終を興味深く聞き入っていました。前の席との間に、とてつもなく遠い遠い距離を感じました。そして、経営の魅力もまた感じました。車で一時間、もうすぐ目的地に到着です。

目的地であるケツァールの公園


つづく・・・


いつも来ていただきありがとうございます!よかったら下をクリックよろしくです
  ↓↓↓

「ありがとう、ございます。」

2006-08-27 02:31:36 | Costa Rica 旅史
さて、ボーっとして会話もなくなりエンディングモードの車内でガイドのお兄さんが左手方向を指して話し始めました。

遠くにお城のような建物が見えます。続けてガイドのお兄さんが話し始めました。
ガ「あれは、有名な小学校だよ。昔は刑務所だったんだ。」
へぇ~と一同が夜に浮かび上がる建物を見ています。
ガ「さて、ここでひとつ疑問が浮かぶよね?じゃぁ、刑務所にいた囚人はどうなったのか。」
一同が耳をそばだてて聞き入ります。するとガイドはニヤリとして
ガ「そう、かっこいいガイドとバスの運転手になったのさ!」
ここで、一同爆笑!Yeah Right!といって手を叩き笑い転げています。こんな感じで帰りのバスも飽きが来ない楽しさでした。

ついに、出発地であったホテルコロビシに到着です。わたくしがバスに別れを告げる番です。
荷物を降ろすときに右手にチップを握りました。最後にガイドの人と握手するときに渡すためです。
チップを渡したとき彼はわたくしに

「ありがとう、ございます。」

といいました。日本語です。彼はわたくしとメキシコの人たちとのやり取りを聞き逃していませんでした。さすが、プロです。そして、握手をしながら意味を何度も確認していました。今後、日本人がツアーに参加したときのためにでしょうか。彼の目は真剣そのものでした。常に学び、そしてアウトプットする姿勢。その結果が彼のバイタリティーやユーモア、語学力なのだと思いました。

携帯に電話をする予定でしたが、お迎えの車がすでにホテルに来ていました。なんと、待っていてもらったようです。本当にありがたいことです。
今日は長い一日だったなぁと思いました。いろんな出会いと学びがありました。



明日は移動日を抜くと実質最終日。いよいよケツァールツアーへ出発です。幸せの鳥ケツァールを見ることができるのでしょうか

つづく・・・

写真はエレディアの夜景です。^^


いつも来ていただきありがとうございます!よかったら下をクリックよろしくです
  ↓↓↓




メキシコの贈り物。

2006-08-24 21:39:53 | Costa Rica 旅史
そのプレゼントとは、メキシコのお金です!

ジョナサン「君との出会いを大切にしたい。このプレゼントはその気持ちを表したものだよ。」
わたくしはあわてて日本円をお返しに渡そうとしました。しかし、ポケットの中にあるのはマネークリップで留められたコロンと米ドルだけ。まさか、このような場面で円が必要になるとは思いませんでした。本当に悔しかったです。
二人はお返しなんて気にしないで!と笑顔で答えました。わたくしも笑顔で
「コロナを飲むたびにここで会った二人のことを思い出すでしょう。muchas gracias.」
と答えました。本当に仲のいい夫婦です。ずっと幸せになってほしいと心から思いました。

さて、バスの後ろの方を見ると老夫婦がなにやら真剣にガイドのお兄さんとお話をしています。

老人男性「自分は学校を経営しているものだが、君のユーモアと語学力は目に見張るものがある。今から電話番号とeメールアドレスを教える。君さえOKなら講師として招きたい。これはジョークではないよ、自分は真剣だ。」
どんな人から見ても確かにガイドの彼は優れていました。スカウトしたいと思うのも当然でしょう。そして、こういうところから人生の歯車がまたひとつ回りだすんだなぁと、思わず微笑んでしまう顔をガラス越しの夕焼けに預けて聞き流していました。
ガイドのお兄さんもI'm serious.と連呼する老人に対して真摯な対応をしていました。



写真も撮らせていただきました。ラテンの人は陽気でやさしい人が多いです。4大美人国の国で、他国であるメキシコの女性は心も容姿も美しいなぁと思ったのでした
うん、ジョナサン!うらやましいね!

それぞれのホテルに乗客が降りていきます。メキシコファミリー(?)の人たちとも名残惜しい別れを告げました。バスの中も寂しくなってきます。

つづく・・・

いつも来ていただきありがとうございます!よかったら下をクリックよろしくです
  ↓↓↓




T、聞け!

2006-08-21 18:42:09 | Costa Rica 旅史
話は留学していた高校の時までさかのぼります。

留学時代わたくしはボート部でした。それで4人でボートを艇庫から運んでい
てよたよたしていたのですが、その時皆でワーワー、もーちょっと右に運んで!とか左に傾けて!とか叫んでいました。
そうしないと、川に出すときにボートをどこかにぶつけて傷つけることになってしまうのです。最悪、川に出て傷から浸水する恐れもあるため、ぶつけることは最大のタブー。緊張はマックスに達していました。そして、そのときに言った友人の一言を覚えています。
「T!Listen!」
Tは当時わたくしのニックネームです。つまり彼はこの状況下でただ、聞け!といったのです。わたくしは留学生です。英語も周りから見て明らかに稚拙です。だから、普通聞け!なんていっても無駄と思うでしょう。でも、彼はわたくしが聞くに足る人間だと思ってそう忠告したのです。
そして、次の瞬間わたくしは思いました。
ああ、自分は留学生であることを理由に英語を理解できないフリをして逃げていたんだ、と。
それから、わたくしは相手の話を常に真剣に聞き、一切逃げることを辞めました。もう10年以上前のことですが昨日のことのように鮮明に覚えています。

サマリーできるほどまでしっかりと聞くことをアクティブリスニングということを最近しりました。きっと、わたくしに足りなかったのはこれでしょう。


話が少しそれました。さて、バスの中に戻りますがラフレンシアの旦那さんであるジョナサンからここで思わぬプレゼントをいただきました。

そのプレゼントとは???

つづく・・・

いつも来ていただきありがとうございます!よかったら下をクリックよろしくです
  ↓↓↓

彼が何かを言おうとしている!

2006-08-18 14:14:45 | Costa Rica 旅史


バスの帰り、少し疲れが出たのか寝ている人もいます。車内にはラテンの曲が流れていました。すると、そのときです。前の席の人(この人もメキシコ人)がぼそっとさりげな~く
「…ありがとう、ございます。」
といいました。一瞬耳を疑いましたが間違いなく日本語です。
それまでも、ツアーの中で彼は何度か日本語らしき言葉を口にしていたのでわたくしは我慢できなくて聞きました。
「なんで、日本語をしゃべれるのですか?」
男性「・・・?」
言い直したのですが男性は首をかしげるばかり。どうやら英語はわからないみたいです。車内に響くラテンの曲に負けないように思わず声が大きくなります。なぜか焦りがでてきていました。スペイン語でどういうのだろうか、と。俄仕込みではとても言葉がでてきません。

そのとき、ラフレンシアがそれに気付いて声をあげました。
ラ「車内の音量を下げて!彼が何かを言おうとしているわ!!
ガイドのお兄さんがあわてて曲の音量を下げます。注目がわたくしに集まりました。ひぇぇぇ~恥ずかしい
ラフレンシアに質問を伝えて日本語をしゃべっていた男性に聞いてもらいます。すると、答えを聞いてラフレンシアが言いました。
ラ「昔、日本人が登場する映画を見たそうよ。その時の台詞を覚えていたの。」
なるほど、映画で覚えていたのか。今度は男性がラフレンシアに話しかけています。
ラ「"ありがとうございます"はなんて意味なんだ?って」
ははは、意味も知らずに言っていたんですねでも、それを長年覚えているなんてすごいと感心しました。
「It means "than..."」
と一瞬とどまり、その後
「"muchas gracias."」と彼を見て言い直しました。
彼らはおお~そうか、muchas graciasか!と喜んでいるようでした。長年わからなかった言葉の意味がここでつながったわけです。

今回のラフレンシアが執った、人の話を聞こうとする姿勢。恥ずかしかったけど、ものすごく感動しました。なぜなら、人の話を聞くという大切さを痛いほど感じた出来事が昔あったからです。その出来事とは・・・

つづく・・・・


いつも来ていただきありがとうございます!よかったら下をクリックよろしくです
  ↓↓↓

メキシコとお酒

2006-08-15 18:26:50 | Costa Rica 旅史
あぶない・・・答えを忘れるとこでしたw
前回の動物の答えは「こうもり」です。ってみんなすぐにわかってましたね


さて、ちょっとしたオープンスペースにアマゾンの風景とマッチした木製の屋根があります。ここで食事のようです。
お酒はツアー料金とは別に追加料金を払わなければなりません。



はい、やっぱりビールです。お肉の下にあるのは中米でよく見るトルティーヤでとうもろこしの粉でできています。包んで食べたり、そのままクルクル巻いて食べたり、つまりパサパサしてます。

さて、この食事で前の記事で話していたメキシコ人のカップルと相席することになりました。どこからきたんだ?とかそういう話から始まってかなり盛り上がりました。
お二人はどうやら教師をされているらしく英語が堪能だったのです。
二人の名前はジョナサンとラフレンシア。今回は新婚旅行で来ているとのことですなんとめでたい
「メキシコはコロナが最高だ(やっぱりお酒・・)」
ジョナサンとラフレンシア「うんうん。わかってるねぇ!」
「テキーラをショットで飲んだときのあの熱さ。あれも最高だ(酒ばっかり・・・)」
ジョナサン「テキーラいいね!」
日本でいうとてんぷら!すし!と連呼しているレベルの話ですがやっぱり好きだから仕方がない

わたくしはポケットからペンとメモ帳を取り出して文字を書き始めました。テキーラとコロナと書きました。
ラフレンシア「わたしの名前を書いてみてよ!」
「いいよ~」
ということでひらがなとカタカナで名前を書きました。ついでにわたくしの名前も書いて日本では3種類の文字が使われていると説明しました。二人は顔を見合わせて
ジョナサンとラフレンシア「ありえない・・・・、なんで日本人は3種類も使って混乱しないの
「(なんでだろ・・・)幼いころから使っているから慣れているんです。でも、漢字を全種使う人は少ないと思うけど・・・」
そんなやり取りをしていると人だかりがいつの間にかできていました。メキシコの人には親日家が多いのかな?

食事を終えてジャングルの中に進むと急に視界が開けて道にでました。そして、きたときのバスがスタンバっています。楽しい時間も残りわずか、一同は帰路につきます。

つづく・・・


いつも来ていただきありがとうございます!よかったら下をクリックよろしくです
  ↓↓↓



スケルトンバード、○○、そしてパンの木

2006-08-09 23:48:15 | Costa Rica 旅史
クルージングが乗り気ではないのはベトナムに行ったときにかなり楽しんで満足してしまっていたからです。

しかし、いやはや地球には本当にいろんな生き物が住んでいますね



これはスケルトンバードといっていました。羽を大きく広げて威嚇しています。



真ん中の大きな木はパンの木です。う~ん、どんなかんじなんだろう・・・パンの木
誰か食べたことある人いますか?気になります
そして写真にはないですが、ブルーシートのようなものがたくさん散乱しています。そう、不法にN国の人が自給自足の生活をしているわけです。

さて、ここでクエスチョンです!(おなじみ)



うーん、わかりにくいかもしれませんが木に小さい動物がたくさんいるのが見えますか?さてこれは何の群れでしょうかこんなに明るいのに木に張り付いているんですね
答えを知っている方は例のごとく秘密でお願いします。


・・・という感じで、クルージングは楽しいことが盛りだくさんでしたどの国にいってもそれぞれの動物がすごしていて、それぞれの雰囲気があります。なんて素敵なんだ


そんなこんなで下流に下っていき着岸しました。そこにはレストランがあって昼食を摂ることに。う~ん、このレストランに着くというところもベトナムと同じです。クルージングにはレストランをセットにすると儲かるというような方法論があるみたいですね

つづく・・・

いつも来ていただきありがとうございます!よかったら下をクリックよろしくです
  ↓↓↓


ボブはコンテナトラックと戦いました。

2006-08-02 21:54:11 | Costa Rica 旅史
滝のあと、集合写真を撮りました。別にツアーによる記念撮影ではなくて、個人のカメラによるものです。
みんな仲良く寄り添う感じでとることになったのですが、隣にメキシコ人の女性がいて・・・・その、体をピットリ寄せてくるので変にドキドキしました。
で、写真を撮影しているのがその彼氏と思しき男性です。うう~ん、なんか怖いオーラ出てません?

さて、気を取り直して一行はクルージングのために山を降りていきます。=3
しばらくすると、立ち往生・・・ん?どうしたのでしょうか。
窓から外を見る一同。どうやら、コンテナトラックが山道を曲がりきれずに立ち往生しているようです。
運転手のボブは待っていました。マリオみたいなおじさんです。ガイドの若いお兄さんもネタに尽きてしまいました。バスの中も静かになってきました。乗客にも焦燥感が出てきます。そのとき
ボブは立ち上がりました。湧き上がる歓声!まさにHey, Bob! Beat them!という感じです。う~ん、日本にはない感覚ですかね

ボブが行って数分、トラックが動き始めました!駆け足で帰ってくるボブ。一同は再度歓声で迎えました。

そんなこんなでクルージングにつきました。



でも、わたくしクルージングはあまり期待してなかったのです。なぜかというと・・・

つづく~


いつも来ていただきありがとうございます!よかったら下をクリックよろしくです
  ↓↓↓