私は10歳からコンピュータを触ってきた。すでに27年間の使用暦になります。
コンピュータに触りだしたころ、私の周りにはコンピューターといったら、ウルトラマンに出てくるような、パンチカードを目で見て分析しているようなものしか思いつかない人ばかりでした。
実際いまだにパンチカードを見て、判断なんてできる人いるのかな?
当時コンピュータの値段は、安いもので7・8万、普通のもので15万程度のもので、パソコンショップなど無く、ほとんどが無線機屋かマニアックな電気屋で扱う程度だった、もちろん小学校5年生の私に買うことなどできず、売り場のコンピュータを借りて使う「ナイコン族」(コンピュータを持っていない事)と呼ばれました。
高校生のときに初めて「ヲタク」と影で言われ、偏見のまなざしで見る人もいました。残念ながら、顔がふけ顔で生活態度も軽くヤンキー風でしたので、誰も面と向かって「ヲタク」とは言いませんでしたが。
とにかく20年前は「ヲタク」=病的な精神障害者と同じ様な扱いをされた為、「ヲタク」と呼ばれることが嫌でしょうがなかった。
当時「オタク」と呼ばれなかったのはコンピュータやプログラムを生業とした者だけだった。
今は「ヲタク」事態がカミングアウトしてしまったからなのか、世の中が認知してしまったからなのか?堂々とはびこっており、パソコンも一家に一台は当然有る時代になった。当時はほんの少数だったので今は私にとっても住み易い世の中になったというべきかも知れない。
でも技術はすばらしい、世の中の進歩と共に、「ヲタク」と蔑まれていた者が「スペシャリスト」と呼ばれる時代になっていくのだから。
今はヲタクと普通の境界線はだんだん薄い線になってきたのかもしれません。
システム部 森本でした。