いつもお世話になっております。日商器材の後藤です。
現在、就業規則の見直し・財務分析・成長支援制度の作成をしています。
8月10日に社長を交代し、日商器材の経営理念を引き継ぐに当たり、お客様から必要とされる会社を目指すには、
会社として成長し続けることが大切だと思いました。
そのため、8月から営業部長と二人で、㈱ENTOENT松本順市さんの「成長塾」に参加しています。
松本さんは13年間で、796社の人事制度を構築しています。経営者の「社員を幸せにしたい」とういう想いを可視化して、
多くの企業が、社員を成長させ、業績を向上させています。成長支援制度は、自社にすでにある優れた方法を可視化します。
現在、営業・サービス・店頭・コピーセンター・経理部門の、一般・中堅の成長シートを作っています。
1部署につき、一般・中堅・管理職の3シート作成しますが、管理職は、経営者と同じ立場に立って、会社を運営する人になります。
よって、小さい会社なので、管理職は1枚でほぼ同じ内容です。それでも、一般・中堅職で10枚の評価シートを作るのは大変でした。
具体的には、自社の業務内容を、期待成果・重要業務・知識・技術・勤務態度の項目に書き出します。
勤務態度は、統一していますが、期待成果・重要業務・知識・技術は、社内で実際に行っている業務から抽出します。
成長基準としての5段階評価の一番を、人に教える事としています。優れた方法を可視化・共有し、部下を成長させることを
評価するため、上司には、部下を評価することへの責任、成長させることへの責任が生まれます。
自分の成長に合わせて、的確なアドバイスをしてくれる上司がそばにいれば、自分一人で悩み苦しむ心配がありません。
悩んでも、常に相談する人が上司としてそばにいるからです。
管理職に、「評価」「部下指導」「処遇決定」を与えることにより、本来の力を発揮することができます。管理職は、
部下の成長を支援することが、仕事であり、言い方を変えれば、部下の人生を左右する立場にあります。
人事制度の導入で失敗する一つは、職能資格制度を導入していることと、人事制度をマネジメントツールとして使用
しないことです。職能資格制度は、コンサルタントがすでに用意しているものに自社を当てはめようとするので、
運用できません。成長支援制度は、自社にすでにある、優れた方法を可視化し、それを教えることを評価します。
来年1月からの本格運用を予定しており、7割ほど完成しています。
その後の経過は、ブログでご報告していく予定です。 後藤 渉