安いネットワークカメラやNASなどに付属のLANケーブルは
ネクタ部分をよく見ると全部結線されていないものがあります。
これはコストダウンのために、100BASEに最低限必要な線だけつないであるからです。
このケーブルはLANケーブルのカテゴリーでは3相当になると思います。
現在普通にLANケーブルを買いに行くと、安くてもカテゴリー5eと表示されているので
数字だけ見ても古そうと感じられると思います。
この線を使い回すとトラブルになります。
例えば最近はどの機器も1000BASEに対応しています。
ルーターとPCやNASがすべて1000BASEに対応している状態では
それぞれの機器は1000BASEに対応しているので、1000BASEで通信しようとします。
ケーブルが途中でそれだった場合に再度、100BASEの通信にするか機器同士で確認し合います。
この作業が実は、すごくネットワークに負担で1000BASE対応と書いてある機器でも
安価なもの(特にHUB)は高速で通信しようとして、
オーバーフロー(データーが処理しきれずに破棄される)を起こしたり、
逆の場合、認識できず、通信しないこともあります。
LANケーブルは買えるものですから、製品に付属のケーブルは別で取り置かず、
使わない場合は廃棄してしまうぐらいをおすすめします。
サービス 永谷