西京極 紫の館

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6/21 第19節 ロアッソ熊本戦 (熊本・うまかな・よかなスタジアム)

2014年06月22日 15時58分49秒 | サンガ観戦レポート2014
監督解任で出場機会を得た若手が奮起!

前節・千葉戦後、バドゥ監督解任に踏み切ったサンガ。
当面は森下コーチを監督代行に据え、状況打開を図るその初戦。
フクアリでチームスタッフに吠えまくった手前、応援に行くしかない。
森下代行監督のお手並みをこの目で拝見させてもらおうじゃないか、と。

早朝5時にサポ仲間8名と車で京都を出発、熊本へ向かう。
関門海峡を渡った頃から天気予想通りに雨粒が落ちて来る。
13時、スタジアム周辺まで来た頃には本降りに…濡れるのは覚悟した。
スタジアムへ行く前に近くのお店で阿蘇王という銘柄の牛丼を食べた。

お店には引退して現・ロアッソのスタッフとなっているキタジもいた(^^)
牛丼は濃厚な味付けで、お肉も柔らかく美味しかったッス。

ここ、うまかな・よかなスタジアム。
昨シーズンからネーミングライツで名称変更された、元・県民総合運動公園。
“うまかな・よかな”になってから来るのは初めて。
ヘンな…いや変わった名前やなと。
でも、ここでは負けた事がないので、相性が良い。
僕らが陣取るゴール裏には屋根がない。
どしゃぶりに近い雨が降っているが、選手と一緒に戦うのに雨宿りなんてしてられない。
ずぶぬれ構わず、スタンド最前列に大旗をセットして腕組みしつつ2時間待つ。
勝手な気合を込める儀式である。

写真:試合開始前にはくまもん登場!いつもながらの役者っぷりでサンガサポにも大人気。

【サンガのスタメン】
 GK:オスンフン
 DF:磐瀬、酒井、バヤリッツア、福村
 MF:田森、工藤、駒井、田村
 FW:山瀬、大黒
SUB:杉本、内野、横谷、中山、石田、伊藤、宮吉

注目の新体制スタメン。
なんとルーキー磐瀬、田村の二人がスタメンに名を連ね、
ベンチにも石田と久々の伊藤クン。
試合前には彼らの応援歌を長めに練習する。
彼らが活躍する様な試合展開になるといいな~と皆思っていたのだが…

【試合感想】
試合はそのサンガサポの期待通りの入りだった。
右サイドの磐瀬が積極的に攻め上がり何度もチャンスを演出する。
彼以外の選手も今日はボールに向かう意識が違う様に感じる。
具体的に言うと、いつもより2手先、3手先をイメージしたパスワーク。
サイドチェンジも、バックパスも、その次の展開を意識している(と感じる)。
熊本は、サンガのアグレッシヴさにやや戸惑っていた。

だが、最初にスコアを動かしたのは熊本だった。
開始20分、熊本のフリーキックから狭いニアサイドに押し込まれ失点。

ああ…またかよ。

新体制になったからといって劇的に上手くチームが回るって訳ではないか…
いや、イカン、イカン!まだ時間はたっぷりある!
顔を上げていこう!サポーターももっと声出していこう!

点が入るとチームは勢いづくもの。
序盤落ち着きのなかった熊本が中盤の競り合いで存在感を示し始める。
サンガ、苦しい時間帯。
熊本はサンガのバイタルエリアを使ってくる。
何度かシュートを打たれるもスンフンがナイスセーブ。
ここはがんばりどころだ。

苦しい時間帯をしのいで迎え、まもなくロスタイムにならんとした45分。
左サイドの田村クンが熊本DFを一人かわしてグラウンダーのクロス!

ん?入ったの?

どうやら大黒が田村のクロスに合わせて同点ゴールした…らしい。
喜ぶべきところだが、遠いサイドなので状況がまったく判らなかった。
だってサンガの選手ら全然喜んだ様子がなかったし。
サンガサポ、時間差で大騒ぎ!
前半で追いつけたのはデカかった。これは後半に期待、カナ?

その後半、いきなりアクシデント。
勢いのあった磐瀬が足を痛めて、ピッチを去る。
代わって入ったのは、伊藤優汰!

その優汰がやってくれた。
入って2分後、優汰がドリブルで仕掛け、ポストに弾かれたボールを山瀬がシュート!
そのこぼれ球を最後は大黒!
おぉっ!ラッキー!…と云うか、ボールのこぼれたところにいる大黒スゲー!

このラッキーゴールで試合の流れは一気にサンガへ。
その10分後にも山瀬からのクロスを大黒が決めて今季2度目のハット達成!
今度はラッキーゴールじゃないよ、綺麗なゴール!
もうイケイケだよ!
もっと獲れるよ!
雨なんか気にならないよ!

この日のサンガのゴールへの執着はすごかった。
それが最後の優汰のダメ押しゴールを生む。
自らインターセプトして、自らドリブルで仕掛けて、自らで決めたゴール。
こんなエゴイスティックな、エクセレントなゴールは久し振りに観た!

試合結果はそのまま押し切って完勝。
試合後、挨拶に来た選手ら、クラブスタッフの笑顔、笑顔。
きっと僕らスタンドのサポも満面の笑顔だったに違いない。


とにかく監督交代という劇薬は、出場機会のなかった若手の奮起を促し、
恐らくは全サポーターが望んでいたアグレッシヴな姿勢をチームにもたらした。
本当にチームとしての意識が変わったのか?
あるいは一時的なものなのか?
それはこの日の結果だけでは判断出来ない。
ただ、ただ、今日の様な戦いっぷりを
一試合でも多く続けてくれる事を祈るばかりだ。

さぁ、750km、勝ち点3をお土産に京都へ帰るぞ!


【試合結果】 熊本1-4京都

【観客数】 7,031人

【得点者】
 熊本:澤田20
 京都:大黒45、55、65、伊藤78

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:オスンフン6
 DF:磐瀬6.5(53分 伊藤6)、酒井5.5、バヤリッツア6、福村5.5
 MF:田森5.5、工藤5.5、駒井5.5、田村6(66分 中山5.5)
 FW:山瀬5.5(80分 横谷5.5)、大黒6.5

【今日の私的MOM】
 磐瀬 剛 : 怪我退場したが、サンガの前半の攻撃的姿勢を作ったのは彼!

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