西京極 紫の館

サッカー観戦、映画や音楽鑑賞、読書などなど、
日々のなんやらかんやらを書いてみようかな、と♪

12/8 J1昇格プレーオフ決勝 徳島ヴォルティス戦 (東京・国立霞ヶ丘競技場)

2013年12月09日 22時08分02秒 | サンガ観戦レポート2013
写真:建て替え予定の国立競技場でサンガ今シーズン最後の戦いが始まる

J1復帰まであとひとつ。

相手はサンガがJFL時代苦しめられた大塚製薬。
プロ化され徳島ヴォルティスと名を変えたが、僕の中では今でも大塚製薬。
95年シーズン終盤まで大塚が昇格圏の2位に君臨し続け、苦しめられた。
最後に大塚との直接対決を制し、サンガはJへ。
因縁深きその大塚製薬とJ1昇格を賭け、雌雄を決する。
日本サッカーの聖地、ここ国立で。

前夜、サポーター仲間8名、車2台に分乗し、当日朝7時に国立到着。
12時30分開場。

応援旗20本でゴール裏を埋め尽くし、試合開始の時を待つ。

写真:パーサとコトノも国立参戦!

【サンガのスタメン】
 GK:オスンフン
 DF:安藤、酒井、バヤリッツア、福村
 MF:秋本、工藤、倉貫
 FW:駒井、横谷、山瀬
SUB:児玉、内野、高橋、中山、三平、原、宮吉

長期離脱していたキャプテン・安藤をいきなりスタメンで起用。
(後日判明したがソメは故障したらしく、この日はベンチ入りもなし)
駒井もここにきてスタメン。
この布陣でJ1復帰を掴み取れ!!

【試合感想】
試合の入り方は上々。
PO準決勝・長崎戦の時の様な“受け”の姿勢ではなく、
前線からのプレスが十分に効いていた。
そしてフィニッシュまでいけていた。
シュートは枠にも飛んでいた。

だがネットを揺らす事は出来なかった。

サンガ攻勢のこの時間帯に得点できなかった事が最後まで響く。

前半35分過ぎのセットプレーで千代反田をフリーにしてヘッドで先制を許し、
その5分後には最終ラインを津田にあっさり突破され追加点を許す。
前半たった3度しか与えなかった徳島の得点機。
その内の2度破られたサンガの守備。
脆い、あまりに脆過ぎる。

前半で2失点しては、リーグ戦上位のアドバンテージも活かせない。

後半、攻撃的なカードを切るが、
敵陣ペナルティエリアの周囲でパスを回すばかり。
ドリブルで突破を試みるも、弾き返される。
リーグ戦で何度も観せられた苛立たしいプレー。
時間はただ過ぎていく。

試合終了を示す主審の手が上がった。
徳島の選手とサポーターの歓声が響く。

無力感が押し寄せた。
信じても報われなかった。
3年…いや、降格した年も含めれば4年間の想いに
今、グラウンドの選手は応えてはくれなかった。
そんな虚しさだけ。
もう負けるのは慣れっこだと思っていたが、
やっぱり少し泣けた。

言い訳は聞きたくない。
少なくとも今は。


【試合結果】 京都0-2徳島

【観客数】 23,266人

【得点者】
 徳島 : 千代反田39、津田43

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:オスンフン5.5
 DF:安藤5.5(86分 宮吉-)、酒井5、バヤリッツア5、福村5.5
 MF:秋本5、工藤5、倉貫5(64分 三平4)
 FW:駒井5.5、横谷5、山瀬5(64分 原4)

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12/1 J1昇格プレーオフ準決勝 V・ファーレン長崎戦 (京都・西京極競技場)

2013年12月01日 20時00分16秒 | サンガ観戦レポート2013
写真:サポーターの思いを寄せ書きしたLフラッグ。この後選手に渡された。

昨年のプレーオフ準決勝、6位・大分にボロ負けして悔しい思いをした。
サンガはリーグ戦3連敗中。
チーム状態は良くない。はっきり云って“最悪”だ。
それでもプレーオフで2試合戦えるのは幸せなこと。
その権利さえ手に出来なかったライバルチームを思えば、
チーム状態だの、怪我人だのと、言い訳なんてしていられない。

怪我で離脱中の安藤がリーグ最終戦試合終了後、サポーターに言った
「死ぬ気でやる」を信じて、朝の寒気の中、西京極へ向かう。

今日はサポーターの想いを書いた3枚のLフラッグを選手に渡す。
僕も今の想いを綴った。

信じている!勝利を!

そう、僕らに出来るのは、選手を信じて応援するだけ。
選手はその想いに応えてくれるのか?

選手バスの出迎えには今季最高人数が繰り出し、我々応援旗も総動員。
サポーターの気合の入り方はサンガの選手・スタッフにはしっかり伝わったはず。

【サンガのスタメン】
 GK:オスンフン
 DF:酒井、染谷、バヤリッツア、福村
 MF:秋本、工藤、倉貫
 FW:三平、横谷、山瀬
SUB:児玉、内野、下畠、中山、駒井、原、宮吉

怪我から酒井が復帰。
いきなり右サイドバックを任されることになったが、試合勘は戻っているのか?
そして水戸戦で左手の甲を骨折した横谷もスクランブル出動。
無理はしてほしくはないが、今はそんな事は言っていられない。
今日負ければすべてが終わるのだ。

対戦する相手は6位・長崎。
J2昇格初年度でプレーオフ進出は敵ながら天晴れ。
リーグ戦では2戦やっていずれも勝ってはいるが、内容は互角かそれ以上。
走り勝つサッカーは要注意だ。
決勝・国立へのキップをめぐるサバイバル試合開始!!

【試合感想】
試合は序盤から両チームとも激しいボールの奪い合い。
攻守の切り替えも早く、一歩も譲らぬ展開。
栃木戦の時の様な、受けに回る事も今のところなさそうである。

ただ、シュートが打てない。

前線の横谷にボールが入るとすぐ長崎のDF2人が挟み込んでくる。
激しくチャージされ倒れ込むヨコ。
ファウルは取ってもらえない。(主審が佐藤隆治だから…か?)
そこは長崎も必死だ。

長崎は全員守備からボールを奪ったらすかさず前線の1トップ、
長身FW佐藤洸一にロングボールを入れてくるシンプルな戦術。
そこはフクちゃんとバキ、ソメ、酒井が受け渡しながら対応。
こちらも自由にはさせていない。

両チームとも決め手を欠いたまま後半突入。
メンバーもやり方も変わりなし。
心配なのはサンガが引き分け勝ち抜けを狙いにいったりしないかどうか。
そんなのやったことないから出来っこない。
長崎の様なアグレッシヴな相手に受け身に回るのは禁物。
案の定、長崎に徐々に押し込まれるシーンが目立ってくる。
枠内に打たれたシュートは守護神スンフンが跳ね返す。
まだ勝利の女神はソッポは向いていないぞ!がんばれ!!

後半残り15分で倉貫に代えて怪我明けの駒井投入。
その駒井が最終ラインをドリブル突破してあわやGKと1対1に…

倒された!!

長崎のMF岩間がこのプレーで一発退場。
う~ん、レッド出さなくてもいいから、そのままシュート打たせてほしかった。
結局このフリーキックもゴールには結びつかず、ロスタイム突入。

最後まで走れ!
ボールを追え!
ゴールを!
ゴールを狙え!
応援している内にもう意識が別次元に飛んで行ってしまった。
周囲が沸いた。

終わったのか?

倒れ込む長崎イレブン。
両手を上げて喜ぶサンガイレブン。

終わったのか?

素直に喜べない自分がそこにいた。
勝った訳ではない。
国立に駒を進めただけだ。
まだ僕らは何も手にはしていないのだ。
それを忘れてはいけない。



応援旗は振られる事なく、仕舞うことになった。
国立では思いっ切り、応援旗を振りたい。
笑顔と共に。


【試合結果】 京都0-0長崎 (大会ルールによりリーグ上位の京都がPO決勝進出)

【観客数】 12,387人

【得点者】 なし

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:オスンフン7
 DF:酒井6、染谷6、バヤリッツア6、福村6
 MF:秋本5.5、工藤5.5、倉貫5.5(76分 駒井6)
 FW:三平5.5、横谷6、山瀬5.5(85分 中山5.5)

【今日の私的MOM】
 オスンフン :PO決勝進出の立役者。試合後、サポーター賞の授与もあった。

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11/24 第42節 栃木SC戦 (京都・西京極競技場)

2013年11月24日 17時45分05秒 | サンガ観戦レポート2013
写真:試合終了後、メインスタンド前で勢ぞろいしたサンガ選手たち。今、何を想うのか?

今季J2リーグ最終戦。
既に最終順位は3位確定、プレーオフ参加も決定している京都。
対するは、前節でプレーオフへの望みが断たれた栃木。
普通に考えれば単なる消化試合だ。

だが…勝たなきゃならない消化試合である。

ガンバ、水戸に連敗してお世辞にもチーム状況が良いとは言えない今、
プレーオフに向け、悪い流れを断ち切らなければいけない。
その状況からすれば、勝たなきゃならない。

前々節のホーム戦で他のサポーターと応援旗メンバーとが揉めた話を聞く。
応援旗のとりまとめをしている立場なのでここはわだかまりを残したくない。
とにかく当事者から話を訊いて、なんとか収める事が出来た。
チーム状態が悪いと応援についてのクレームも出てくるものだ。
特にホーム最終戦、いろいろな思いがある。
試合に勝てばそれも忘れられるはず。

【サンガのスタメン】
 GK:オスンフン
 DF:下畠、染谷、バヤリッツア、黄大城
 MF:秋本、福村、工藤、倉貫
 FW:三平、山瀬
SUB:児玉、内野、中山、姜成浩、原、宮吉、中村

やはり水戸戦で痛んだ駒井と横谷は欠場。
テソンが左サイドに入って、フクちゃんを秋本と組ませてWボランチ。
サンペー&山瀬の2トップでゴール量産を期待したのだが…

【試合感想】
試合開始から栃木はガツガツ奪いに来る。
サンガはペースが掴めずやや受け身状態。
栃木もサンガも中盤でボールを奪ったら縦に長めのボールを入れてゴールを狙う。
一進一退の切り替えの早い展開だった。

落ち着かない状況が続いていたが15分過ぎ辺りからサンガが流れを引き寄せる。
両サイドのテソンと下畠が競り合いに勝って、良いクロスを上げ始める。
ボランチのフクちゃんも良いタイミングでインターセプトする。
が、今日の2トップの出来が良くない。
サンペーも山瀬もトラップミス連発、シュートは撃ってもすべて枠外。
工藤やフクちゃんが最近では珍しくミドルを撃っていたのが印象に残ったくらい。

チャンスを活かせない時間が続くと、次はピンチが来るもの。
前半も残り10分になろうとする辺りでコーナー近くのスローインを与える。
栃木のロングスローに競り合う事なく頭で押し込まれあっさり失点。
このセットプレー、まったく集中力が感じられなかった。

守備しろよ!

後半になっても状況は好転しない。
サンペーは存在自体が消えてるし、山瀬はボールの扱いが雑でチャンスをつぶす。
この2トップ、ハーフタイムで代えても良かった。

遅まきながらサンペーに代えて原を投入するも、
良かったのはファーストタッチのポストプレーのみ。
それ以降はほとんどまともにボールをキープ出来なかった。

こんな試合内容だから応援の方もなかなか盛り上がらない。
煽っても、煽っても、すぐ声が止まってしまう。
後半も残り10分辺りで見事なカウンターから追加点を入れられると
サンガサポーター席は最早お通夜状態。
ここで明らかにサンガイレブンの足は止まったし、気持ちが切れていた。
ロスタイムで得たコーナーキックで秋本ヘッドから1点返してカッコはつけたが、
今季最低最悪の試合内容。
正真正銘、消化試合という他はない。

酷い、酷過ぎる。

試合後のセレモニーで大木監督が
「3位という成績は立派だと思う」と云ったが、
その台詞は今言う台詞じゃないだろうと思った。
その後で「自動昇格圏に届かなかった事は自分の責任」とフォローをしてもだ。
ここは素直に「今日は無様な試合をしてすみません!POでは絶対勝ちます!」
そう云えばサポーターは納得するのに…ほんまコメント下手糞すぎる。

試合後サポーター席に挨拶に来た選手を代表して
故障からリハビリ中のキャプテン・アンちゃんが
「(POは)死ぬ気でやるので応援お願いします!」
と言ってくれたのがサポーターにとって唯一の収穫と言えるかもしれない。

俺たちにはサンガしかない。
プレーオフで勝ってくれると信じるしかない。
来週は、生まれ変わったサンガが観たい。


【試合結果】 京都1-2栃木

【観客数】 10,500人

【得点者】
 京都: 秋本90+4
 栃木: 廣瀬38、クリスティアーノ79

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:オスンフン6
 DF:下畠5.5(87分 中村-)、染谷5、バヤリッツア5.5、黄大城5
 MF:秋本5.5、福村5.5、工藤5、倉貫4.5(55分 中山5.5)
 FW:三平4(62分 原5)、山瀬4

【今日の私的MOM】
 オスンフン : スンフンのセービングがなければ何失点していたか…恐ろしや

【サンガ 2013 J2リーグ戦 最終成績】
 20勝 10分 12敗 勝ち点70 得失点差+22 3位

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11/10 第40節 ガンバ大阪戦 (京都・西京極競技場)

2013年11月10日 18時29分49秒 | サンガ観戦レポート2013
京都はJ1へ復帰する資格があるのか?

一足先にJ1復帰を決めたガンバとの対戦。
試合の結果はもちろん重要だが、むしろ試合の内容に注目したい。
実質J1上位の戦力を有しているチームを相手にどこまで戦えるのか?
いざ京阪ダービーへ!

今季初めて(というかここ数年なかったのだが)西京極全席種が完売。
朝8時、その点を考慮していつもより30分ほど早く家を出て西京極へ向かう。
2002年以来の観客2万人越えが期待されたが、あいにく天候は雨。
ちょっと2万人越えは難しそうだ。
それでもいつもより賑やかなサンガスクエアが京阪ダービー気分を高めてくれる。

【サンガのスタメン】
 GK:オスンフン
 DF:下畠、内野、染谷、福村
 MF:秋本、工藤、倉貫
 FW:三平、山瀬、駒井
SUB:児玉、黄大城、高橋、中山、原、宮吉、中村

ガンバからレンタル移籍の横谷は、契約の関係で出場できない。
バキも足を痛めた様でメンバーから外れた。
相変わらずアンちゃんと酒井もいない。
メンバー的には厳しいが、バックアップメンバーの奮起に期待する。


写真:いつも元気なサンガキッズチア。パーサもノリノリだったが…

西京極のほぼ半分を埋めたガンバサポ。
試合前コソコソと掲揚される「勝て勝て勝て勝てホームやぞ」がムカツク。
出したり引っ込めたりするくらいなら出すな、ボケ!

【試合感想】
試合序盤はガンバの出足が良く、サンガは防戦一方。
開始早々に宇佐美のヘッドによるシュートにヒヤッとさせられるが、これはGK正面。
やっぱりガンバ、パス回しが巧い。
サンガも追い回すものの一歩後れ、インターセプトできない。

スコアが動いたのは前半25分過ぎ。
宇佐美から裏へ抜けるパスを入れられ、藤春にシュートを打たれる。
スンフンがパンチングしたが、こぼれたところを今野に決められ先制を許す。
痛い…ガンバに先制されるのはどうしても避けたかったが…仕方がない。
これ以上失点しなければ追いつくチャンスはあるはず。
ここは耐えるしかない!

その後、サンガのDF陣が奮起。
宇佐美にはソメと内野がしっかり付いて決定的な仕事をさせない。
攻撃でも浩平があわやと思われるミドルを放つも、クロスバー直撃。
少しづつサンガの時間帯も出てきたところで前半終了。後半に期待である。

後半、ガンバの運動量がやや落ちてきたのか、ボール支配率はほぼ互角に。
両サイドの攻防でやや攻勢となったサンガからガンバゴール前にクロスが入る。
しかしこの日のサンガ攻撃陣の動きが良くない。
サンペーも山瀬もボールがキープ出来ず、シュートが打てない。
駒井もドリブルで突破を試みるが最後の最後で弾き返される。
立ちはだかるガンバの今野。そこは代表の意地か?

サンガは中盤の倉貫を下げて、FW宮吉を投入。
駒井をサイドに回してガンバDFの裏を狙う作戦に。
その宮吉、試合から遠ざかっていたせいで勘が鈍っているのか裏に抜け出せない。
大木監督は業を煮やして動きの良かった下畠に代えて中村を入れる。
この交代で前がかりとなったサンガだが、皮肉な事にそれが裏目になる。
カウンターからの速攻で一気にゴール前に持ち込まれて0-2。

急に強くなった雨脚がサポーターを責め立てる。
だがサポーターにも意地がある。
ここは西京極、俺たちサンガのホーム。
一点返そう!
声を止めるな!
攻め続けろ!

最後の交代カード、原を入れてガンバゴール前に迫る。
ロスタイム4分。
信じて応援を続ける。
シュートが…シュートがほしい!
ゴールが遠い。

土砂降りの中の試合終了のホイッスル。
悔しいが、やはりガンバとの力の差を感じた。
今のサンガには、J1というカテゴリーで戦う上で
まだまだ足りないものがあると言う事ははっきりした。

今日の負けでサンガの自動昇格の可能性は消滅。
リーグ戦、残り2試合。そしてプレーオフへ。

最後まで戦おう。
俺たちも一緒に戦う。
その先に光はある。


【試合結果】 京都0-2G大阪

【観客数】 15,380人(雨さえ降らなければ2万人越えした…のか?)

【得点者】
 G大阪: 今野27、大森86

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:オスンフン6
 DF:下畠6(80分 中村5.5)、内野6、染谷6、福村5.5
 MF:秋本5.5、工藤5.5、倉貫5.5(66分 宮吉5.5)
 FW:三平5(87分 原-)、山瀬5、駒井5.5

【今日の私的MOM】
 下畠 翔吾 : 特に後半、再三のクロスでチャンスを演出したが…惜しい

【サンガの現在の成績】
 20勝 10分 10敗 勝ち点70 得失点差+24 3位

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11/3 第39節 ヴィッセル神戸戦 (兵庫・ノエビアスタジアム神戸)

2013年11月04日 09時01分44秒 | サンガ観戦レポート2013
興奮して前夜はなかなか寝付かれなかった。
それくらい大事な一戦、首位・アウェイ神戸戦。なぜかこの時期に19時ナイター。
我々がノエスタに到着した13時に始まった2位・ガンバの試合はガンバが大勝。
サンガがもしこの神戸戦で負けたら自動昇格枠が2つとも埋まってしまう事に。
いよいよ負けられない。

ここノエスタ    前回来た時はサンガも神戸もJ1だった2010年。
その頃の名前はホームズスタジアム神戸だった。
スタジアムの名前まで変わっちゃって…時の流れを感じるナ。
ここは屋根があるので雨天でも応援は楽なのだが、待機列にいる間は屋根がない。
ノエスタ到着後、しばらくして降り出した雨をしのぎつつ開場を待つ。
その間に本日スタジアム内で掲揚する大型バナーをサポーターが現地製作。

京都をJ1に連れてって!

「トモニイコウ」という神戸のスローガンに乗っかる形で
トモニイクなら俺達も連れてけっ!って感じです。

当初、開場は試合開始の2時間20分前と言われていたのに
雨中に待たされ結局スタジアムに入れたのは通常通りの17時。
軽くアウェイの洗礼を受ける。嘘つきやな、ノエスタ。

スタジアム入りしたらしたで、今日は大忙し。
アウェイながら大旗は12本。
大旗を設置できるエリアは限られていたのだが、
会場スタッフと交渉してどうにか全員の旗設置を完了。
決起集会と銘打って、ビジター席の裏で応援歌を歌う。
その勢いのままスタンドに戻り、選手を出迎えた。
なかなかいい雰囲気が醸し出せたと思う。

【サンガのスタメン】
 GK:オスンフン
 DF:下畠、染谷、バヤリッツア、福村
 MF:秋本、工藤、倉貫
 FW:駒井、横谷、山瀬
SUB:児玉、内野、黄大城、中山、三平、原、中村

メンバーは基本前節と同じ。
この試合、首位相手であるから絶対に先制を許してはならない。
今日サンガに勝てばJ1復帰が確定するのだから是が非でも勝ちたい神戸。
サンガが先制すれば、絶対焦っていつも通りのサッカーは出来なくなる。
とにかく一点目が勝負の分かれ目となるはずだ。

【試合感想】
両チームの選手も先制点の重要性を意識してか、積極的なボールの奪い合い。
さすがに首位を走る神戸、出足が速く、サンガのパスがつながらない。
ただ、サンガの方も最終ラインのバキ、ソメが踏ん張り
神戸の外人ポポやエステバン、売り出し中の森岡を自由にさせない。
前半のうちに一回ネットを揺らされたが、そこはオフサイド判定。

ほっ…

それ以外の枠内シュートはことごとくスンフンが弾き出す。
緊張感がビンビン伝わってくる好ゲームだ。

前半は一進一退、0-0のまま終了。
これは後半に強いサンガの目論見通りの展開と言える。
勝負は後半だ。

その後半、全体的に圧され気味だったサンガは、
疲れが見えて足が止まってきた神戸に対し、攻勢に転じる。
特にそれがはっきり見えてきたのは後半30分あたり。
中盤の倉貫を下げ、原を投入。
原が足の止まった神戸DF陣の裏を取る動きをみせると、
そこへクロスがバンバン入ってくる。
ここからはほぼサンガの一方的な攻撃タイム。
しかし、打てども打てども跳ね返される。
最後はゴール前に詰めていた味方に絶好のシュートがブロックされる。

あ~!?なんでソコにいるかな~!?

勝てる!
勝てる!
勝ってくれ!
ロスタイム3分。
ボールを追い、攻め続けるサンガイレブン。
サンガサポーターの応援は途切れない。

試合終了…嗚呼無情。

試合はスコアレスドロー。
悔しいが、悔いはない。
矛盾した言い様だが、試合終了直後の素直な思いだ。
試合後、スタンドに挨拶に来た紫の戦士たちを応援歌と拍手と大旗掲揚で迎える。
普段なら勝ち試合でしかやらない最大級の迎え方である。
それくらい今日のサンガイレブンからサポーターは気迫を感じていた。
これもサッカー。


写真:戦いすんで…

神戸もこの日勝てなかったことでJ1復帰を確定出来なかった。
ノエスタを埋め尽くした神戸サポは試合後沈黙。
目の前でJ1復帰が決まる瞬間を観なくて済んだのは不幸中の幸いと言える。

サンガの連勝は7でストップ。
自動昇格圏入りの可能性は数字上の可能性は残るものの、
残り3試合で2位となった神戸との勝ち点差は9。
サンガが全勝、相手が全敗しても得失点差9を逆転する必要があり、
実現は極めて厳しいと言わざるを得ない。

だが、この日見せた気迫を選手もサポーターも持ち続ければ、
それはプレーオフでの戦いに活きてくる!
次節はJ1復帰を決めたガンバとホームで対戦。

意地を見せろ!


【試合結果】 神戸0-0京都

【観客数】 22,468人(京都からも2,000人くらいは来てたはず)

【得点者】 なし

【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
 GK:オスンフン7
 DF:下畠5.5(87分 中村-)、染谷6.5、バヤリッツア6、福村5.5
 MF:秋本6、工藤5.5、倉貫5.5(61分 原5.5)
 FW:駒井5.5、横谷6、山瀬6.5(77分 三平5.5)

【今日の私的MOM】
 オスンフン : 神戸の枠に飛んだシュートはすべてセーブした。まさに守護神。

【サンガの現在の成績】
 20勝 10分 9敗 勝ち点70 得失点差+26 3位(プレーオフ参入は確定)

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