前半の粘りを台無しにした、後半の集中力のなさ
まだ夜も明けぬ午前4時にサポ仲間9人と車で京都出発。
アクアラインから海ほたる経由、大回りで午前10時に蘇我入り。
天気は快晴。快晴過ぎて暑い…。ナイター(19時キックオフ)で助かった。
試合開始前にフクアリ名物(?)のソーセージ盛りをパクつく。美味い!
前節ホームで勝利し、連敗を3でストップしたサンガだが、
内容はイマイチで、チーム状態は相変わらず良くない。
観ていると、個々のプレーに迷いがある様に感じる。
だから妙に慎重になったり、思い切りに欠けている。
対戦相手のジェフもサンガ同様チーム状態は良くない。
順位も中位に沈んでいるし、勝ち切れなかったり、大負けしたり…
本当にサンガと似た状況だ。
それだけにこの試合で勝ちたいのはお互い様。
【サンガのスタメン】
GK:オスンフン
DF:酒井、バヤリッツア、田森、福村
MF:中山、工藤、山瀬、三平、横谷
FW:大黒
SUB:杉本、比嘉、内野、駒井、石田、宮吉、有田
前節怪我をした石櫃に代わって酒井が久し振りに右サイドに入り、
バキとCBコンビを組むのは田森。
前線は大黒の1トップ。
大黒に預けてからそこへ山瀬、サンペー、ヨコがフォローに回る形か?
地元市立船橋出身の石田クンが初のベンチ入りしているのにも注目だ。
出場機会があると盛り上がるのだけれど…バドゥはこのカードを切るのか?
【試合感想】
前半は一方的にジェフに攻められ、サンガは防戦一方。
ジェフは中盤で厳しいプレッシャーをかけてボールを奪いに来る。
ボールを奪ったらサイドにはたいてサンガDFラインの裏にボールを入れる。
特にサンガの右サイドを攻め立てられ、何度もピンチを迎えていた。
だが、ジェフのシュートは枠にいかなかったり、スンフンの正面だったり。
苦しい時間帯をどうにかこうにか凌ぎ切って0-0で前半終了。
後半に入るとジェフの運動量が落ち、サンガのパスが繋がり始める。
ゴールが生まれる気配はプンプンしていた。
にもかかわらず、ゴールネットを揺らしたのは劣勢のジェフだった。
後半10分頃、ジェフのCKからノーマークのケンペスがヘッドで先制。
なぜ、自分たちの攻勢の時間帯に失点するのか?
セットプレーでなぜ集中を切らせてしまうのか?
1点差ならひっくり返す事は十分可能だと思っていた。
なにせ試合の流れは今サンガの方にあるのだから。
慌てることもない。時間もまだたっぷりある…と少なくとも僕には余裕があった。
だが、サンガイレブンにはそんな余裕はなかった様だ。
ボールポゼッションは出来るが、前線でボールが繋がらない。
攻撃のイメージが大黒とシャドー3人でまったく共有出来ていない。
ゴール前でボール受けて無理な体勢からシュートを放つがすべて枠外。
時間はどんどん経過し、後半残り10分を切ったあたりから
サンガに焦りが出たのか、パスミスを奪われ兵働にミドルを決められる。
残り10分あるかなしかで2点差…痛い。
この失点で完全にサンガは気持ちが切れたのが分った。
攻めも守りも連携なく、各々が意識がバラバラ。
チームとしては完全崩壊した。
その5分後にケンペスにこの日2つめのゴールを決められ終了。
一旦交代出場しかかっていた石田クンのお披露目もこの失点でお預け。
遠路フクアリに駆けつけたサポーターからは大ブーイング。
この惨状に対する説明を選手に求めたが、何の謝罪コメントもなく、
選手は逃げる様に引き揚げる始末。
チームもバラバラならば、サポーターとの関係もバラバラ。
こんなチームに誰がした?
具体的な対策は考えているのか?
試合後、どうにも納得できないサポ数名で選手バスに向かって抗議の声を上げた。
クラブスタッフからは「我々は全力でがんばっている」「信じてくれ」の一点張り。
がんばるのはプロとしては当たり前。
過程ではなく結果を求められるのもプロとして当然。
「次は勝つと約束してくれ」の要求にも明確な回答はもらえず。
約2時間粘ったが、最後はモヤモヤしたまま京都への帰路についた。
サポーターに出来る事は身銭を切ってスタジアムへ足を運び、
声を張り上げ選手の背中を押す事しかできない。
その声に選手が応えてくれると信じて。
今はそれを信じ切れない自分が情けなく、やるせなく、悔しい。
【試合結果】
千葉3-0京都
【観客数】 9,336人
【得点者】
千葉:ケンペス53、86、兵働81
【サンガ選手の個人的評価】(10段階評価で5が平均)
GK:オスンフン5
DF:酒井5.5、バヤリッツア4.5、田森5、福村5
MF:中山4.5、工藤5、山瀬4.5、三平4.5(63分 駒井5)、横谷5(63分 有田4.5)
FW:大黒4.5
【今日の私的MOM】
酒井 隆介 : 前半チンチンにされたが、後半は惜しいクロスを連発