西京極 紫の館

サッカー観戦、映画や音楽鑑賞、読書などなど、
日々のなんやらかんやらを書いてみようかな、と♪

トラップ  監督/M・ナイト・シャマラン

2024年11月07日 22時43分46秒 | 西京極シネマ
【主演】
 ジョシュ・ハートネット
 アリエル・ドナヒュー
 サレカ・シャマラン
 ヘイリー・ミルズ
 アリソン・ピル

【ストーリー】
クーパーは溺愛する娘ライリーのため、彼女が夢中になっている世界的歌手レディ・レイブンが出演するアリーナライブのプラチナチケットを手に入れる。クーパーとともに会場に到着したライリーは最高の席に大感激の様子だったが、クーパーはある異変に気づく。会場には異常な数の監視カメラが設置され、警察官たちが会場内外に続々と集まっているのだ。クーパーは口の軽いスタッフから、指名手配中の切り裂き魔についてのタレコミがあり、警察がライブというトラップを仕組んだという情報を聞き出すが…

【西京極の評価】
事前の広報レベルで「主役のクーパーが切り裂き魔」は周知された上での鑑賞。では一体どこがどんでん返しのネタになるのかと思えば…まさかまさかの…(でネタバレになるのでココでは書きません)。う~ん、ソレは期待したのと違う。シナリオは穴だらけだし、回収されない思わせぶりな伏線だらけ。見所はジョシュ・ハートネットの豹変っぷりか?あとはレディ・レイブンを演じているのがシャマランの実娘って…娘自慢かよ!?京都府内で公開館がたった1館ってのも頷けるわ。

【総合評価】 ☆☆★★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆★★★
 演出/演技 ☆☆☆★★
 映像    ☆☆★★★
 音楽/音響 ☆☆☆★★

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八犬伝  監督/曽利文彦

2024年10月31日 00時04分32秒 | 西京極シネマ
【主演】
 役所 広司
 内野 聖陽
 土屋 太鳳
 磯村 勇斗
 黒木 華
 寺島 しのぶ
 渡邊 圭祐
 河合 優実

【ストーリー】
人気作家の滝沢馬琴は、友人である絵師・葛飾北斎に、構想中の新作小説について語り始める。それは、8つの珠を持つ「八犬士」が運命に導かれるように集結し、里見家にかけられた呪いと戦う物語だった。その内容に引き込まれた北斎は続きを聴くためにたびたび馬琴のもとを訪れるようになり、2人の奇妙な関係が始まる。

【西京極の評価】
『南総里見八犬伝』を“虚”とした物語と、作者・滝沢馬琴がそれを創作するメイキングの“実”パートを交互に見せていく構成は、山田風太郎の原作小説と同じ。『八犬伝』パートはどうしても軽く面白味に欠けるが、そこを役所馬琴と内野北斎の演技で補っている感あり。映画のクライマックスは馬琴が芝居『四谷怪談』を観劇し、舞台裏で立川談春演じる鶴屋南北と問答をする場面。このシーンだけでも観る価値はあります。

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆★★
 演出/演技 ☆☆☆☆★
 映像    ☆☆★★★
 音楽/音響 ☆☆★★★

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ボルテスV レガシー(吹替版) 監督/マーク・A・レイエス

2024年10月21日 17時51分47秒 | 西京極シネマ
【主演】
 ミゲル・タンフェリックス(スティーブ 声:小林千晃)
 ラドソン・フローレンス (マーク 声:金城大和)
 マット・ロザノ     (ロバート 声:花倉桔道)
 ラファエル・ランディコ (リトル・ジョン 声:小市眞琴)
 イザベル・オルテガ   (ジェイミー 声:中島愛)
 マーティン・デル・ロザリオ(プリンス・ザルドス 声:諏訪部順一)

【ストーリー】
ボアザン星のプリンス・ザルドス率いる軍隊が地球を襲撃。スティーブ、ビッグ・バート、リトル・ジョンのアームストロング3兄弟とマーク・ゴードン、ジェイミー・ロビンソンの5人は、秘密裏に製造されていた5機のマシンに乗り込んで出撃する。敵は勝利を確実にするため、より強大な獣型ロボット「ビースト・ファイター」を繰り出す。5人はそれに対抗するべく「レッツ・ボルトイン!」のかけ声とともにマシンを合体させ、巨大ロボット「ボルテスV」となって立ち向かう。

【西京極の評価】
フィリピンで国民的大ヒットした『ボルテスV』の実写化映画。日本での放映時は観ておらず良くは知らないのだが、原作アニメをかなり忠実に実写化してるっぽいので興味を持って劇場に足を運んだ…で、感想。監督の原作愛は伝わるものの、ロボットバトルシーン以外のすべてがもっさりしてる残念な出来。脚本も、役者の演技も、コスチュームも、カメラ演出も、音楽の使い方も、ぜ~んぶ半世紀前っぽくてダサい。もしコレを日本人監督が撮ってたら全国のアニオタから袋叩きにされているハズ。ネタで観るならイイけど、『パシフィック・リム』級の大作を期待するなら観ない方が…

【総合評価】 ☆★★★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ★★★★★
 演出/演技 ☆★★★★
 映像    ☆☆★★★
 音楽/音響 ☆★★★★

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室井慎次 敗れざる者  監督/本広克行

2024年10月17日 22時46分59秒 | 西京極シネマ
【主演】
 柳葉 敏郎
 福本 莉子
 齋藤 潤
 松下 洸平
 筧 利夫

【ストーリー】
これまで現場の捜査員のために戦い続け、警察の組織改革に挑むなど波乱に満ちた警察人生を歩んできた室井慎次。27年前に青島と交わした約束を果たせなかったことを悔やむ彼は、警察を辞めて故郷・秋田へ帰り、「事件の被害者家族・加害者家族を支援したい」との思いから、少年たちと穏やかに暮らしていた。ある日、室井の前に謎の少女・日向杏が現れる。彼女の来訪と共に他殺と思われる死体が見つかり、室井はその第一発見者となるが…

【西京極の評価】
『踊る大捜査線』シリーズがお好きな方なら十分楽しめるのですが、本作は11/15公開予定の続編『室井慎次 生き続ける者』の為のプロローグでしかなく、何もお話としての進展がないまま終わっています。従いまして本作単独で評価を下す事も出来ず止む無く☆3つとしておきます。あとは『生き続ける者』を観てからあらためて評価させて頂きます。悪しからず。

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆★★
 演出/演技 ☆☆☆☆★
 映像    ☆☆☆★★
 音楽/音響 ☆☆☆★★

2024.10/18追記:
地元警官役で登場する矢本悠馬くんがめっちゃハジけてて笑わせてくれます。『ゴールデンカムイ』の白石役も良かったけど、矢本クンノリノリやね!

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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ 監督/トッド・フィリップス

2024年10月11日 20時39分47秒 | 西京極シネマ
【主演】
 ホアキン・フェニックス
 レディ・ガガ
 ブレンダン・グリーソン

【ストーリー】
理不尽な世の中で社会への反逆者、民衆の代弁者として祭り上げられたジョーカー。そんな彼の前にリーという謎めいた女性が現れる。ジョーカーの狂気はリーへ、そして群衆へと伝播し、拡散していく。孤独で心優しかった男が悪のカリスマとなって暴走し、世界を巻き込む新たな事件が起こる。

【西京極の評価】
前作『ジョーカー』から5年。悪のカリスマに祭り上げられたアーサーがその罪を裁かれる裁判劇を中軸に据えた続編。ジョーカーを演じる事でようやく世の中に認知してもらえるようになったアーサーだが、今作ではその立場さえ奪われ、やがて本当の孤独に堕ちてゆくとことん残酷な展開に。今作を観るとまだ前作の方が救いがあった。アーサーに感情移入すればするほど鑑賞後がしんどくなる。その点は覚悟して観て欲しい。

【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆☆☆
 演出/演技 ☆☆☆☆☆
 映像    ☆☆☆☆★
 音楽/音響 ☆☆☆☆★

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