西京極 紫の館

サッカー観戦、映画や音楽鑑賞、読書などなど、
日々のなんやらかんやらを書いてみようかな、と♪

変な家  監督/石川淳一

2024年03月18日 19時35分54秒 | 西京極シネマ
【主演】
 間宮 祥太朗
 佐藤 二朗
 川栄 李奈
 斉藤 由貴

【ストーリー】
オカルト専門の動画クリエイター・雨宮はマネージャーから、購入予定の一軒家の間取りについて不可解な点があると相談される。そこで雨宮は、自身のオカルトネタの提供者であるミステリー愛好家の設計士・栗原に意見を聞いてみることに。間取り図から次々と浮かび上がる奇妙な違和感に、栗原はある恐ろしい仮説を導き出す。

【西京極の評価】
ホラーYoutuber雨穴のエピソード『変な家』を基に劇場版映画化された本作。元の動画小説も面白かったので、それをどんな風にスケールアップしてくれたのかを確認する意味で鑑賞。結果は…う~ん、ホラー演出はなかなか良いんだけど、キャスティングがちょっと僕の脳内イメージと違う。いや、かなり違う。主人公の“雨穴”ならぬ“雨男”役の間宮祥太朗は雨穴さんのちょっとヌケた感じがなく、逆に頭脳明晰な栗原さん役の佐藤二朗はとぼけ過ぎててどうも違和感が…。一方、ヒロイン柚希を演じた川栄李奈は彼女が演じているとは気づけないほど見事に陰キャ女に成り切ってた。あと客入り凄かった!ここまでイマドキの若者に響いているとは…意外。

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆★★
 演出/演技 ☆☆☆★★
 映像    ☆☆☆★★
 音楽/音響 ☆☆☆☆★

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DOGMAN ドッグマン  監督/リュック・ベッソン

2024年03月14日 23時03分07秒 | 西京極シネマ
【主演】
 ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
 ジョージョー・T・ギッブス
 クリストファー・デナム

【ストーリー】
ある夜、1台のトラックが警察に止められる。運転席には負傷した女装男性がおり、荷台には十数匹の犬が乗せられていた。「ドッグマン」と呼ばれるその男は、自らの半生について語り始める。犬小屋に入れられ、暴力を浴びて育った少年時代。犬たちの存在に救われながら成長していく中で恋を経験し、世間になじもうとするも、人に裏切られて深く傷ついていく。犬たちの愛に何度も助けられてきた彼は、生きていくために犬たちと共に犯罪に手を染めるが…

【西京極の評価】
ワンちゃん大活躍!…なんだけど、銃火器で武装したギャング団を撃退するほどワンコの攻撃力があるかっていうとちょっと盛り過ぎでしょ?ベッソン監督の過去の名作『ニキータ』や『レオン』ほどはカタルシスを感じないのは敵の存在感の薄さのせいだろう。せっかくの素材を巧く消化しきれていないのが残念。今のベッソンの演出に往年のキレを求めるのは酷なのかしら…。

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆★★
 演出/演技 ☆☆☆★★
 映像    ☆☆☆★★
 音楽/音響 ☆☆☆★★

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ARGYLLE アーガイル  監督/マシュー・ボーン

2024年03月05日 23時45分38秒 | 西京極シネマ
【主演】
 ブライス・ダラス・ハワード
 サム・ロックウェル
 ヘンリー・カビル
 ジョン・シナ
 サミュエル・L・ジャクソン

【ストーリー】
凄腕エージェントの活躍を描いたベストセラー小説「アーガイル」の作者エリー・コンウェイは、愛猫アルフィーとのんびり過ごす時間を愛する平和主義者。新作の準備を進めている彼女は、列車で移動中に謎の男たちに命を狙われ、エイダンと名乗るスパイに助けられる。やがて、エリーの小説が偶然にも現実のスパイ組織の行動を言い当てていたことが判明。エリーは敵組織の一歩先を行くべく世界中を駆け巡ることになるが…

【西京極の評価】
ボウイの『レッツ・ダンス』に合わせて華麗にダンスするシーンが予告編に使われていて印象的だったけど、本編での使用はなく…ちょっと残念。「小説の内容と現実のスパイ組織の活動が合致したせいで追われる主人公」という設定に基づいて進行する前半部はテンポも良く面白かった。ところがお話が進むにつれ設定の詰めの甘さが露呈し始め、かなりご都合主義な終わり方でガッカリ。あとサミュエルが一度もあの四文字禁句を口にしない珍しい映画ではありましたw

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆★★★
 演出/演技 ☆☆☆☆★
 映像    ☆☆☆☆★
 音楽/音響 ☆☆☆★★

記事冒頭の写真の2人は主役じゃないんだな、コレが。
本当の主役の2人はこっちw


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落下の解剖学  監督/ジュスティーヌ・トリエ

2024年03月01日 20時42分30秒 | 西京極シネマ
【主演】
 サンドラ・ヒュラー
 スワン・アルロー
 ミロ・マシャド・グラネール
 アントワーヌ・レナルツ

【ストーリー】
人里離れた雪山の山荘で、視覚障がいをもつ11歳の少年が血を流して倒れていた父親を発見し、悲鳴を聞いた母親が救助を要請するが、父親はすでに息絶えていた。当初は転落死と思われたが、その死には不審な点も多く、前日に夫婦ゲンカをしていたことなどから、妻であるベストセラー作家のサンドラに夫殺しの疑いがかけられていく。

【西京極の評価】
雪深い山荘での転落死。それは単なる事故なのか?それとも殺人?あるいは…?死んだ父親も、疑いをかけられた母親も、事故で視覚に障害を負った息子も、みな心の奥底に傷を負っている。そんな傷だらけの家族が臨んだ法廷劇。結果がどうあれスッキリする訳がない。ともあれ後半の急展開は見応えありだが、前半部が単調で眠かった。俳優陣の演技は素晴らしかっただけに、脚本のバランスの悪さが勿体ない。

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆★★
 演出/演技 ☆☆☆☆★
 映像    ☆☆☆★★
 音楽/音響 ☆☆☆★★

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マダム・ウェブ  監督/S・J・クラークソン

2024年02月28日 20時04分34秒 | 西京極シネマ
【主演】
 ダコタ・ジョンソン
 シドニー・スウィーニー
 セレステ・オコナー
 イザベラ・メルセド
 タハール・ラヒム

【ストーリー】
ニューヨークで救命士として働くキャシー・ウェブは、生死の境をさまよう大事故にあったことをきっかけに、未来を予知する能力を手にする。突如覚醒した能力に戸惑うキャシーだったが、ある時、偶然出会った3人の少女が、黒いマスクとスーツに身を包んだ謎の男に殺される悪夢のような未来を見たことから、図らずもその男から少女たちを守ることになり…

【西京極の評価】
このところ僕の中では不作続きだったマーベルヒーロー物。本作は北米での評判も芳しくなかったのもあって期待していなかったのですが、なかなかどうしてエエ話やん!家族の愛を知らずに育ったせいで自己評価が低く子供嫌いな主人公が、イマドキのギャル3人と行動を共にする中で家族愛・母性愛に目覚めるという解り易いストーリーがまず良い!ヒーローとして覚醒する前の生身の女性がヴィランに立ち向かうのも新しい。将来のスパイダーガールズになる3人の少女もそれぞれ可愛く魅力的。なんでコレが北米ではウケなかったんだろ?アメリカ人の好みは理解出来ん。

【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆☆★
 演出/演技 ☆☆☆☆★
 映像    ☆☆☆☆★
 音楽/音響 ☆☆☆★★

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