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西京極 紫の館

サッカー観戦、映画や音楽鑑賞、読書などなど、
日々のなんやらかんやらを書いてみようかな、と♪

終わりの鳥  監督 / ダイナ・O・プスィッチ

2025年04月17日 23時27分41秒 | 西京極シネマ
【出演】
 ローラ・ペティクルー
 ジュリア・ルイス=ドレイファス
 リア・ハーベイ

【声の出演】
 アリンゼ・ケニ(デス)

【ストーリー】
病に侵され余命わずかな15歳の少女チューズデー。母ゾラと暮らす彼女の前に、しゃべって歌う変幻自在な1羽の鳥が舞い降りる。それは地球を周回して生き者に命の終わりを告げる「デス」という名の鳥だった。チューズデーはデスをジョークで笑わせ、外出中のゾラが帰ってくるまで自分の命を引き延ばすことに成功する。やがて帰宅したゾラは鳥の存在に畏れおののき、愛する娘のもとから遠ざけるべく暴挙に出るが…

【西京極の評価】
鳥の形をした“死神”と死を宣告された少女、そしてその事実を受け入れられない母が繰り広げるちょっと笑えてちょっと切ないファンタジー。映画の中で語られる死生観は、キリスト教文化圏(監督はクロアチア人)でありながら、東洋の“禅”の思想に近い。なので日本人の僕たちにもすんなり受け入れられます。A24プロデュースらしい一風変わった味わいの映画でした。

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆☆★
 演出/演技 ☆☆☆★★
 映像    ☆☆☆☆★
 音楽/音響 ☆☆☆★★

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ヤマトよ永遠に REBEL3199 第三章 群青のアステロイド 監督 / ヤマトナオミチ

2025年04月15日 21時12分57秒 | 西京極シネマ
【声の出演】
 小野 大輔 (古代 進)
 桑島 法子 (森 雪)
 潘 めぐみ (サーシャ / 真田 澪)
 畠中 祐  (土門 竜介)
 上村 裕翔 (揚羽 武)
 古川 慎  (アルフォン)

【ストーリー】
宇宙戦艦ヤマトが不在となった地球では、地球進駐計画に基づき入植してきたデザリアムと市井の人々が共存する奇妙な日常が始まった。戦死した加藤三郎の息子・翼が通う小学校にも、デザリアムの少女フルールが転入してくる。デザリアムたちは次第に周囲になじみ、地球の人々はそれを受け入れるようになっていく。そんな中、旧ヤマト艦隊クルーを中心とするパルチザンはデザリアムの正体を世間に訴えるべく、大規模な反抗作戦を企てる。

【西京極の評価】
前2章がモヤモヤする展開だったのに比べるとこの第3章で一気に話が進んだ印象。鬱状態だった古代進が立ち直り始めて主人公らしさを取り戻してきていたり、土門と揚羽の友情エピソードがエモかったり、デザリアムの正体がようやく敵として明確になってきたりと…進行も簡潔で見応えのある内容でした。特別料金2000円払って観続けるモチベが下がりかけていましたが、かなり持ち直しました!

【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆☆☆
 演出/演技 ☆☆☆☆★
 映像    ☆☆☆★★
 音楽/音響 ☆☆☆★★

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ゴーストキラー  監督 / 園村健介

2025年04月11日 22時12分22秒 | 西京極シネマ
【出演】
 髙石 あかり
 三元 雅芸
 黒羽 麻璃央

【ストーリー】
ストレスの多い日々を送る女子大生のふみかは、ある日道に転がる空薬莢を見つける。空薬莢を自宅に持ち帰ったふみかは、何者かに殺され成仏できずにいた殺し屋・工藤の幽霊にとり憑かれてしまう。工藤がふみかに乗り移ることで、彼女に生前の工藤の身体能力も同時に乗り移ることに気が付いた2人は、工藤の無念を晴らすために真犯人探しを始めるが…

【西京極の評価】
『ベイビーわるきゅーれ』のアクション監督と坂元脚本による新作で髙石あかり主演となったら、観るしかないでしょ!その期待に見事に応えるキレッキレのアクション映画でした。あかりチャンと三元雅芸演じるオジサン殺し屋・工藤、そしてイケメン殺し屋・影原、それぞれとのバディアクションのカッコ良さに圧倒されます。今回はちょっと凝っていて、カット毎にふみかと工藤が入れ替わる演出が効果的でした。

【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆☆★
 演出/演技 ☆☆☆☆☆
 映像    ☆☆☆☆★
 音楽/音響 ☆☆☆☆★

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ミッキー17  監督 / ポン・ジュノ

2025年04月03日 20時26分55秒 | 西京極シネマ
【出演】
 ロバート・パティンソン
 ナオミ・アッキー
 スティーブン・ユァン
 トニ・コレット
 マーク・ラファロ

【ストーリー】
失敗だらけの人生を送ってきた男ミッキーは、何度でも生まれ変われる“夢の仕事”で一発逆転を狙おうと、契約書をよく読まずにサインしてしまう。しかしその内容は、身勝手な権力者たちの命令に従って危険な任務を遂行し、ひたすら死んでは生き返ることを繰り返す過酷なものだった。文字通りの使い捨てワーカーとして搾取され続ける日々を送るミッキーだったが、ある日手違いによりミッキーの前に彼自身のコピーが同時に存在することになり…

【西京極の評価】
最下層民からの脱出を図る男が足掻く様をブラックなコメディとして描いているのはポン・ジュノ監督の前作『パラサイト』と同じ。そのブラックな笑いに拍車をかけるのがマーク・ラファロとトニ・コレットが演じる司令官マーシャル夫妻の外道っぷり。言うまでもなく某国大統領夫妻がモデルだろう。悪意があり過ぎて笑える。ポン・ジュノにしてはラストは無難な着地をするが、それこそが意外と言えるかも。王蟲エイリアン可愛い!

【総合評価】 ☆☆☆☆★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆☆★
 演出/演技 ☆☆☆☆★
 映像    ☆☆☆☆★
 音楽/音響 ☆☆☆☆★

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その花は夜に咲く  監督 / アッシュ・メイフェア

2025年03月27日 22時41分46秒 | 西京極シネマ
【出演】
 チャン・クアン
 ボー・ディエン・ザー・フイ

【ストーリー】
1998年、経済解放から間もないサイゴン。昔ながらの活気と風情が漂う街の片隅で、望まぬ性に生まれたサンは夜の世界で歌手として働きながら、恋人でボクサーのナムとつつましく暮らしていた。しかし2人はその若さゆえに夜の世界に飲み込まれ、ナムは闇の地下ボクシングに手を染めるようになり…

【西京極の評価】
ベトナム人監督がトランスジェンダーの悲恋を描いた一作。トランスジェンダーの恋愛って出口のない迷路を彷徨う様なものだから、観ているこっちもかなり辛い。本作も映画序盤が一番幸せで、話が進むほどにどんどん不幸になっていく。どれだけ世の中がLGBTQに寄り添うようになったとて、本当の意味で幸せにはなれないというのが哀しい

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
 ストーリー ☆☆☆☆★
 演出/演技 ☆☆☆☆★
 映像    ☆☆☆★★
 音楽/音響 ☆☆★★★

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