『令和の民俗学』汐留一郎

日本のグランドデザインを考える

ホテル川久

2020-01-25 18:54:52 | 近畿
南紀白浜を代表するホテル「川久」バブル経済の象徴と言われればそれまでだが採算を度外視し世界中から資材を調達勇壮な瓦屋根は紫禁城と同一のものと言う当代一流の建築家からデザイナーまで贅の限りを尽くした名建築ロビーには1本3億円の装飾柱が出迎え総工費400億、恐らく土地はタダみたいなもんだから上物だけの建築費か同時代の東京新都庁が第二本庁舎、議会棟含め総工費1569億やはり川久は田辺湾の真珠と名付けても . . . 本文を読む

紀州田辺

2020-01-24 13:51:32 | 近畿
日本で最初に銀行業務停止という不名誉な処分を受けた阪和銀行は和歌山市以外に中核都市のな新宮、串本、田辺ににも主だった支店があった。以前他の現場で債権処理に登場したスキンヘッドにタコの絵が描いてある人がいたが、あの業界人はなんでピンクのワイシャツが好きなのだろう、どうでもいいけど。その昔、紀伊半島をぐるっと周り新宮のビジネスホテルに宿泊したが「あれっ三重の文化圏?」と思う程の素朴なイメージだった。和 . . . 本文を読む

知の巨人 南方熊楠

2020-01-24 12:11:32 | 近畿
折角東京大学に入学しながらも早々と見切りをつけ天与の研究に打ち込んだ南方熊楠は紀州の宝。時たまこういう人がいます。俺の天職はこれと始めから思っており全く疑問を持たない。やれば何でもできる。でもやらない。選択と集中は大事。南方熊楠記念館中央に距離をおくがそのアカデミックな業績は植物学、動物学、鉱物学、考古学、天文学、宗教学、民俗学、纏めて博物学とも言うが、既存の枠組みに押し込められる事を嫌い、また中 . . . 本文を読む

だるま市の想い出

2020-01-18 21:15:00 | 日記
厳冬一月の遠い日の夜母と妹の三人でだるま市に出かけた白熱灯と発電機の機動音夜空の星を打ち消すような屋台の明るさのなか妹は少女アニメのお面を指差し「これがほしい」と切ない声で言った幼い子でも貧困は肌で感じてわかるものお面をかぶれば夢の世界に行けると思ったのかもしれない自分は空腹を我慢し妹にお面を買ってやったしかしそれは母が夜更まで内職をし稼いだお金でもあったわたしは貧乏だった幼き日を恨んではいない何 . . . 本文を読む

津軽

2020-01-17 11:31:00 | 東北
「津軽山地」太宰治「津軽」で外ヶ浜から金木に戻るくだりがある。蟹田の魚港から定期船で青森市に移動し、青森から五所川原へは汽車で移動、川部駅で五能線に乗り換えが必要になる。奥羽本線蟹田から金木まで直線距離なら30キロ程度ですが昔の津軽山地は道路が整備されておらず迂回していた。彼が帰省したのは運動会のシーズンであったが無雪期でもルートは険しかったのだろう。蟹田から小泊を繫ぐルートは現在「やまなみライン . . . 本文を読む

「暖冬の先にあるもの」 書きかけです

2020-01-16 19:58:36 | 東北
強烈な寒気に晒されないまま一月も半ば過ぎてしまった。昨日の関東は早春のような日差し。二月立春前の小寒大寒はもう仕本日の角館駅ちなみにこちらは昨年同時期「暖かくていい」のですが「田んぼの水が心配」だそうです角館白岩「曹洞宗 雲巌寺」大伽藍屋根を全部葺き替えたら「億」のコース寺院の運営も厳しい時代になりました。和賀山塊白岩岳付近標高はありませんが岩手秋田県境は名山があります道路が整備されイオンや大型シ . . . 本文を読む

成人式

2020-01-13 06:56:00 | 日記
本日は定期購読している「小学七年生」の発売日である。わたしの住む田舎では駅の売店なら一日早く到着するのでわざわざ買いに出かける。小学七年生という月刊誌は都の西北早稲田の隣にある「バカだ大学出版会」から刊行されている。三大配本先であるアマゾン、紀伊國屋、セブンイレブンでなら確実に購入が可能だが案の定、店員さんも恥ずかしいらしく書名を伝えると奥から出してくる。店員がバイトなら冷笑を伴う表情でチラ見され . . . 本文を読む

首里城炎上

2020-01-10 23:16:00 | 沖縄
グスク時代の収集者、琉球王国を創始した首里城を訪ねて感動することは亜熱帯の紺碧の空と朱塗りの政庁、見下ろす群青の海。迫りくる東西の回廊と琉装で観光客をもてなすウチナーンチュ。とある場所で「沖縄の男は威勢はいいけど直ぐ泣きが入るよね」と尋ねたら「ごもっともです。だから女性が頑張るんです」琉球男児よ、いい加減成人式の半グレ騒ぎは止めなさい。思い出したが、一時期、沖縄のノロにはまっていたおばさんがいて、 . . . 本文を読む

那覇空港からゆいレールに乗る

2020-01-10 23:00:00 | 沖縄
那覇空港からゆいレールで11番目の駅「おもろまち駅」から5分程歩くと、かの一部業界で有名なトランスコスモス社の社屋が目に飛び込んでくる。過去には超絶ブラックと名指しされた時代もあったがいまは知らない。お勤めしていた方を2人程知っているが幹部の面々に堀江時代のライブドアのよう白髪の紳士もどきがいなかったことが印象に残っている。やんちゃな成長期を経て会社が大人になってくると安定しているからという理由で . . . 本文を読む

2020年1月2日0時

2020-01-02 02:19:39 | 関東
埼玉県川越市氷川神社祭神 素盞嗚尊(スサノオノミコト)元旦でなく2日の午前0時、参拝者はそこそこにいます。氷川神社の祭神、スサノオはアマテラスとの勝負に勝ち、喜びのあまり謎の大暴走。田畑を壊し神殿に糞を撒き散らし機織女の頭上から馬の死骸を投げつけたり。スサノオが現れる所に災いありというより、その時代に自然災害や人心の荒廃が少なくなかったということでしょうか。拝殿古事記ではイザナギからアマテラス、ツ . . . 本文を読む