神は降臨し佛(ホトケ)は勧請される。神はこちらから呼んでも来ず穢れを嫌う由、出現する土地を選ぶ。逆に仏は人意により勧請、開眼され人の崇敬を受ける。ここで言う神は古事記に登場する神々、神社の祭神が主であるが確かに地相の良し悪しは重要であると思う。翻って佛は業に打ち勝った覚者であるから市中の混濁した街区にもひとり結界を張り供養を受ける。元旦、遥々宮古島まで日帰りで出かける。つくづく奇特な者と思うが . . . 本文を読む
グスク時代の収集者、琉球王国を創始した首里城を訪ねて感動することは亜熱帯の紺碧の空と朱塗りの政庁、見下ろす群青の海。迫りくる東西の回廊と琉装で観光客をもてなすウチナーンチュ。とある場所で「沖縄の男は威勢はいいけど直ぐ泣きが入るよね」と尋ねたら「ごもっともです。だから女性が頑張るんです」琉球男児よ、いい加減成人式の半グレ騒ぎは止めなさい。思い出したが、一時期、沖縄のノロにはまっていたおばさんがいて、 . . . 本文を読む
那覇空港からゆいレールで11番目の駅「おもろまち駅」から5分程歩くと、かの一部業界で有名なトランスコスモス社の社屋が目に飛び込んでくる。過去には超絶ブラックと名指しされた時代もあったがいまは知らない。お勤めしていた方を2人程知っているが幹部の面々に堀江時代のライブドアのよう白髪の紳士もどきがいなかったことが印象に残っている。やんちゃな成長期を経て会社が大人になってくると安定しているからという理由で . . . 本文を読む
素晴らしい宝貝を探しに島を訪れたけど、なかなか形のいい貝殻は見つからない。南海の孤島にゴロゴロ転がっていると思いきや、そんなことはない。宝物は苦労して探すもの。しかし凡庸なありふれた中より見つかることもある。石垣島白保海岸石垣島に来て僕が驚いたことは(こう書き出すと宮様の作文みたいでしょ。ちなみに韓国人が書く場合「僕が」が「朴が」になります)サンゴ礁の島を予想して来ましたが標高500mの山がありト . . . 本文を読む
東京一極集中でオーバーフローとなるなか東京以外の地方で家を伝統を地域を守っている人たちがいる。ある者は中央への反骨心、ある者は一矢を報いてやろうと腕を磨く。平安時代、徳一などは牛の背に跨って筆を握り遠く会津の地から空海に論争をいどんだ。虎視眈々と名誉を求め雌伏の時を過ごしながら晴耕雨読、凡人を装っている者もいるだろう。いつかそんな猛者にも出会ってみたい。世界には多様性が必要である、大将が倒れても其 . . . 本文を読む