真説・弥勒浄土      

道すなわち真理の奇蹟

性理題釋~四十七、道高一尺、魔高千丈

2023-12-31 20:00:52 | 性理題釋

四十七、道高一尺、魔高千丈

人間は寅の会に世に降りてきてから、度重なる災劫に山の如き多くの悪孼(あくげつ)を積み、前生に終えることが出来ず、今生まで又続いて冤罪(えんざい)が重なり、輪廻して止まないのであります。

天道を一得すれば、多くの魔が皆閻魔王に向かい、冤罪を催促して取り立てますが、それは修道して道を成就し天外に登るような事になれば、要求して取り立てる所がなくなる事恐れるらであります。

閻魔王 公平無私あるので、当然冤罪があれば報い返す事を禁ずことはできません。これ故に悪い祟(たたり)につきまとわれたり、亦横事(よこしまごと)に遭ったり色々疾病(しっぺい)に身を纏(まと)わされたりして皆同じではありません。

陰陽の考魔(試煉と邪魔)が現れて前世の愆(あやまち)を解消して下さる訳でありますが、浅学の人は、自ら自分が入道したのは福を修めるためであったのに、何故、反って害を受けるのだろうかというのであります。

これによってよく俗人の譏(そし)りや笑いを引き起こすようになり、親友からも反論を受けるようになるので志を挫(くじ)く者が非常に多くある訳であります。

古言に『玉も琢(みが)かざれば器を成さず、金も煉らざれば銭に値(あたい)せず』と申された事を知らなければなりません。

もし高い山がなければ、どうして凸凹の地が現れましょうか。

鉄も多くの鉄槌(てっつい)を受けて立派な鉄が出来上がるのであります。

如何なる考魔を受けても忍耐して修道しなければなりません。

孔子様は『小を忍ばざれば則ち大謀(たいぼう)を乱すなり』と申して、小さい事に耐え忍ぶ事が出来なければ、大きい謀即ち大きな事を壊すのであると申されました。

続く


[アンドロメダ銀河間評議会]【変革】新しいタイムライン🙌それがすべてを変える🌈アンドロメダ銀河間評議会からのメッセージ [2023/12/31 16:30]

2023-12-31 17:31:20 | ONEメッセージ

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第二章 天人一貫の妙理 (七)聖人同天、万教一理

2023-12-30 21:47:08 | 天道の淵源

(七)聖人同天、万教一理

天道の真理は厳しい反面、また極めて温かい情愛をもって万物に接しています。

天道では「明明上帝(めいめいじょうてい)」と「無生老〇(むせいラウム)」に二つの御名でもって尊称申しあげております。

老〇様を訳せば「霊性の親」「霊性の母」という意味になります。

物事にはすべて陰陽があるがごとく、われわれの身体の上にも同じことが言えます。

つまり、われわれの身体は肉体と肉体を主宰するところの霊から出来ております。

そしてそれぞれの肉体の親があり、霊には霊の親があります。

眼で見て実際に見える物としか認めない物質文明の現代では、お分かりになる方々が少ないようですが、少なくとも、心を静めて、日常の世界を眺めたならば、物質、五感を越えた世界が存在することがうなずけます。

この霊の存在においても生きている者は捻れば痛いといい、死んでいる者は痛いといいません。

外面は全く生前と同じであるにもかかわらず、なんら苦痛も訴えません。両者の内容において身体内部に肉体を動かし、五感および全神経を統率している何者かが生者にはあり、死者にはありません。

その肉体に宿る何者かが、それこそ本当は不増不滅・不垢不浄・不生不滅の「霊性」であることが理解できます。

霊には霊を生んで下さった親が存在しています。

御神体は、男でもなく女でもなく、凡(あら)ゆる人類・動物類、生きとし生けるもろもろの霊魂を親しく生み与え、活かしてくださるのです。

従って本能である天性は平等であります。

老〇様(ラウム)は寅の会に九十六億の原子を世にお降くだしになりました。

われわれの霊が、今は象天や地獄の苦しみに呻吟(しんぎん:うごめく、くるしむ)していますが、本当は理天からきた者なのです。

老〇様(ラウム)から見れば、あらゆる原霊・原子はすべて可愛い赤子です。

国境も民衆も老幼男女もことごとく差別がありません。

国の東西を問わず、時代は古今を通じ、地は中外を分かたず、人は信仰心の有る無しにかかわらず、また富貴・貧困の者すべて生みの親である、老〇様(ラウム)の御子(みこ)であります。

古今輩出した聖賢仙仏も元の霊は、われわれと兄弟であり、各教の教主も均しく天命を受けて世に降りられたもので、天の命を拝して法に尊い、天の道を行じられた方々であります。

孔子様は「吾五十にして天命を知る」と申され、「天命を畏る」と、天命を得た有難さに歓喜すると同時に、反面非常に懼(おそ)れておられました。

老子様は「上士は道を聞いて勤めてこれを行わんとする。」と語りました。

全く明師は遇いがたく、大道は逢いがたいと申せます。

天道の偉大な消息を物語る詞(ことば)として有名な釈尊の「天上天下唯我独尊」があります。

これは、自分を尊大ぶった言葉ではなく「身は五濁悪性(ごじょくあくせい)の中に居て、皆と何ら変わらないけれども、私には、三千大世界何処を探そうとも与えられない、衆生済度の天命があり密法がある。」との意味であります。

暁の明星は尊さを意味し、玄関の輝きを言い表された言葉なのです。

古今、聖仏仙神が命を賭けて求めてやまなかったのは、天道の心法であり、われわれの求めているのと同じであります。

遠く明師に逢い心眼を天破(てんぱ)して頂き、自分のよき処を充分に発揮し、永遠に人のため、世のために尽くすべきであります。

老〇様(ラウム)は万物を愛するのに絶対的です。

選択なく、打算なく、永遠に変則することのないお慈悲を垂れ賜うのです。

聖人の方々は天命を奉じて世に降りられたゆえ、時代と民族が異なっても主旨は一致しております。

釈尊は大慈大悲をもって衆生を救い、地獄で四世六道の輪廻に煎じられて苦しむ亡霊を解脱させました。

孔子様は人徳忠恕(じんとくちゅうじょ)をもって万民に教え、天下を周遊し、弟子三千、賢人七十二人に君子の道を示し、人倫の大綱を樹立されました。

続く


済渡の心構え 応用 四

2023-12-30 21:45:10 | 済渡の心構え

四、大命師業を継ぎては、千辛万苦を進みて甘受すべし。

常に天恩師徳は、道行人に降下して注がる。

然れども、不誠非徳の者なれば、之を感受するに能わず。

万年一遇の好機に遇(めぐ)り、受け難き秘宝を授かるは、偏(ひと)えに天願師力によるものにして自願己力に非ず。

重々無盡(じゅうじゅうむじん)の貴宝なるを報(し)らされれば、幾度命を失いても之に伝播報恩する覚悟を持つべし。

続く


性理題釋~四十六、初めは精進し、後に怠る

2023-12-30 21:39:07 | 性理題釋

四十六、初めは精進し、後に怠る

先哲が常に『道を得るは容易にして道を修めるは難し、道を修めるは容易にして道を了するは難し』と申されました。

これは人の終始一貫し難いことを説かれたのであります。

古の人が世を教化するのに、元来先に覚(さと)ったものが後覚者を覚らし、後覚者は先覚者を效(なら)う所の法を用いました。

普渡された今日、各地の成敗は、皆伝道に携(たずさ)わる者が全責任を負わなければなりません。

俗に『金鐘(きん賞)は敲(たた)かざれば響かず、世人は説かざれば醒(さめ)ず』と申されます。

また古聖は『人能く道を宏む。道人を宏むに非ず』と申して、人の努力によって道を宏める事が出来るのであるともうされました。

昔の仙仏や文士も、なお師の導きを待たれたと申されるのに、まして今日の多くの俗人においては、より以上の導きがなければなりません。

領道者はすべて衆生を化せんと欲れば、身を以て則(のり)となさねばなりません。

例えば、学ぼうとしても教えねばならず、教えを受けずして自らなし遂げた者は万中一人もおりません。

故に各引保師へ教導を催促して“道を立てて命を守り、嗜好(しこう)を除き、姦淫(かんいん)を戒め、人道を尽くし、天命を畏(おそ)れ、意志を堅め、坐工(ざこう:静坐の行)をし、勤倹(きんけん)でお燈を点じて焼香し、節険(せつけん)して、斎戒(さいかい)を持ち、徳を立て、非を除き、過ちを改め、参悟(さんご)する”などの十六宗旨を勤めて講和し、均(ひと)しく人々にこれを遵守(順守)せしめて変えぬようにせねばなりません。

前人が申されるのに『功なければ、果を結ばざるなり』とありますが、人を育てて成就(じょうじゅ)せしめることが、実は己を成就せしめることであります。

故に終始一貫して修行せねば結果を得られないのであります。

続く