城隍とは各地域を守護する神仙のことである。
各地守護の神々は天宮から下された諸神仏の仕事を輔佐し、得道した一人一人の証を対照し、縁ある人々の名号を報告する。
この三天の大事を負わされた地方神(ちほうしん)の責任は誠に重大である。
報事の霊童(霊動)とはわれわれ一人一人の行動を毎日毎時刻、監視し、更に理天に転奏(てんそう)される役目を担っている神々である。
われわれの神霊不昧の真性は時々刻々、識神に従って行く恐れがあるので、その行為を監視し、本性を邪(よこ)しまの道に流されないように明らかに観察し、絲毫(しごう)も隠されることなく、明らかに天界に知らされるのである。
続く