救苦天尊とは弥勒古仏の佛号(ぶつごう)であって、この仏は最上乗天の兜率天(とそつてん)に居しているから天尊と称する。
三期の世に救苦天尊は大きな使命を帯びて紅塵(こうじん)に降り来(きた)って世人を救われる。
天尊は更に諸々の神仏を引き率(つ)れて収圓を務められる。
親しく点ずるとは自ら点呼指導されることである。
文部とは諸般(しょはん)の文事を掌(つかさど)る神であり、文運に応じてそれぞれの部分を果たされる神である。
掲諦神(ぎょていじん)とは玄妙(げんみょう)なる真諦(しんたい)を揚げもって人々を度す諸神である。
これらは皆、救苦天尊の親しく引き率(つ)れる所に従って凡に降り、仁愛の道を助けるのである。
続く