真説・弥勒浄土      

道すなわち真理の奇蹟

Rayの呟き~聖徳太子が敬えという「三宝」とは、仏・法・僧?

2023-08-25 18:51:17 | Rayの呟き

一般に、聖徳太子の十七条憲法の第二条の「三宝」について、「仏・法・僧」という解釈に留まっていることに疑問を持っていましたが、以下が本来の訳文です。

十七条の各条が関連していて、釈迦の六時経(釈尊が三十五歳で覚りを開いてから八十歳で亡くなるまでを、五つの時期に分ける。華厳時(華厳経を説いた)→鹿苑時(阿含経を説いた)→方等時(維摩経、勝鬘経を説いた)→般若時(般若経を説いた)→法華涅槃時(法華経、涅槃経を説いた)、そして、最後の時期に説いたのが法華経)にも劣らない極めて崇高な律令理念でした。

四天王寺編「聖徳太子と四天王寺」の訳文

聖徳太子の十七条憲法 http://kjs.nagaokaut.ac.jp/mikami/slide/17joukenpou.htm

抜粋:二に曰わく、篤く三宝を敬え。三宝とは仏と法と僧となり。即ち四生の終帰、万国の極宗なり。いずれの世、いずれの人か、この法を貴ばざる。人、はなはだ、悪しきものすくなし。よく教うれば従う。それ「三宝」によらずんば、何を以てかまがれるを直さん。

万国も治まり、輪廻を脱します。

弥勒浄土は、この「三宝」を伝えることが核心です。

「三宝とは、仏と法と僧となり」とは、修道し仏に成る(成就)するには、僧となり法三宝を敬う「道」があるという意味です。

和を以て尊し、も「三宝」によって極めることができるわけです。

聖徳太子は「道:三宝」を得て、悟りの境地に達していました。

「三宝」が、達摩の四諦句「不立文字(文字で表さない)、教外別伝(経典など教えの外に別に伝える)、直指人心(心の在り処を直に指す)、見性成仏(本来の性を見て仏と成る)」である故に、真理伝承の部分は歴史的に謎が多いわけです。

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