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Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

10月の花のアルバム ③

2022-11-12 | みんなの花図鑑
10月の花のアルバム ② 2022-11-10



今回も、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

今回も私の最も苦手とする木の実や鳥がたくさん登場します。樹名板が無いものが多く、グーグルレンズを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。





中国の中南部を原産地とし、江戸時代に種子から蝋を採る有用樹として長崎に渡来したものが、後に街路や公園に使われるようになりました。



秋(10~11月)に熟す果実は黒褐色の殻(種皮)に覆われているが、寒くなるにつれて殻が割れ、中からポップコーンのような三つの種子が飛び出します。


<ナンキンハゼ(南京櫨) トウダイグサ科ナンキンハゼ属>
10/12 北柏ふるさと公園




全長21cm。体形は横長で、尾が長いセキレイの仲間。頭から背は黒色か灰色で、腹と翼は広く白色。白い顔に目を通る細い黒線があります。「チチン チチン」と鳴きながら、波形に飛ぶのが特徴です。



海岸、河川、池沼など水辺の他に、農耕地、駐車場、道路、工場内の舗装地など他の鳥が利用しない無機質的な場所にも生息できています。



<ハクセキレイ(白鶺鴒)スズメ目セキレイ科> 10/21 手賀沼湖畔




伸ばした茎の先端に約1.5cmのとても小さな花を咲かせます。花は咲いてから3日ほどで散ってしまいますが、春から秋の長い期間、次から次に花を咲かせていくため、長い間観賞することができます。



<ハクチョウソウ(白蝶草) アカバナ科ガウラ属> 10/12 あけぼの山農業公園




アメリカヤマボウシという名前でも呼ばれます。樹皮はくすんだ色をしているのが特徴で見た目はコブシやモクレンに似ています。赤く表面がツヤツヤ果実は4~5個まとまってつくのが特徴です。



<ハナミズキ ミズキ科ミズキ属> 10/12 北柏ふるさと公園





浜辺で花の咲く姿が、仏事に使うボッス(払子)に似ていることから名付けられました。果皮は固く、熟すと先端に小さな穴があき、小さな種子を多数まき散らします。



<ハマボッス サクラソウ科オカトラノオ属> 10/27 万葉植物園




バーベナの名前で流通しています。和名は花の形が桜の花びらに似て、花の美しさを美女に例えたといわれます。花の色は白、赤、ピンク、紫、青紫、紅紫などさまざまです。



<ビジョザクラ(美女桜) クマツヅラ科 ビジョザクラ属>
10/12 北柏ふるさと公園




花は直径2cm程度、一重の菊のような花でよく見ると可愛らしい花です。河原や空地、駐車場、庭や、道路脇、時にはアスファルトの裂け目からも伸びているのを見かけます。



北アメリカ原産の外来種で、繁殖力が強く、根も深く抜き取りが困難なことから、厄介な雑草として扱われています。



<ヒメジョオン(姫女菀) キク科ムカシヨモギ属> 10/20 柏の葉公園




原産地はヒマラヤですが、日本でも半野生化するほどよく増えます。真夏を除き春から秋まで、ソバの花によく似た小花が多数集まった直径1cmほどのピンク色の花を咲かせます。



ピンクや白色の花が金平糖のように丸く愛らしく、地面を覆うように成長するのでグランドカバーにも最適な植物です。葉は緑色でV字形の茶色い模様が入り、秋になると紅葉します。



<ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦) タデ科イヌタデ属> 北柏ふるさと公園




夏から秋までの百日という長い間咲き続ける草花です。最近では苗は、5月ごろから流通するので、5月~11月と百日どころではない長い期間花が咲き続け、花壇や寄せ植えに大活躍の一年草です。



<ヒャクニチソウ(百日草) キク科ヒャクニチソウ属> 10/12 北柏ふるさと公園




生け垣や鉢植えとして栽培される常緑低木で、日本には明治時代に導入されましたが、果実が美しく、特別な管理をしなくてもよく育つため、広く普及しています。



春に開花する花は白色で観賞価値が高く、秋には美しい果実がたわわに実り、葉は濃緑色で光沢があるので、年間を通して観賞することができます。


<ピラカンサス バラ科トキワサンザシ属> 10/11 自宅




北アメリカ原産のマツヨイグサの仲間です。別名エノテラとも呼ばれ、草丈は30㎝程度、花径は3~5㎝程になります。



儚げな柔らかい花びらが、風にそよいでやさしい風景をつくりだします。昼だけではなく暗くなってからも咲いているので、夜の庭を明るく彩ってくれます。


<ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草) アカバナ科マツヨイグサ属> 
10/12 北柏ふるさと公園




紫色の小さな花が穂状に集まったような花を咲かせます。甘い蜜をもつことから、蝶々やミツバチなどが集まる「バタフライブッシュ」とも呼ばれています。



紫色の小花をたくさん集めた花姿は「藤」を連想させ、葉が「空木(うつぎ)」に似ていることから「房藤空木」の名前がついたとされています。学名「ブッドレア」は、イギリスの植物学者 「Buddle(バドル)氏」の名前からつけられました。


<フサウツギ(房藤空木) ゴマノハグサ科フジウツギ属>
10/12 北柏ふるさと公園




「秋の七草」の一つで、万葉の時代から人々に親しまれてきた植物です。夏の終わりから秋の初め、茎の先端に直径5mmほどの小さな花を、長さ10cm前後の房状に多数咲かせます。



川沿いの湿った草原やまばらな林に見られ、密生した群落になるのが普通ですが、現在の日本には自生に適した環境が少なくなったため激減し、絶滅危惧種となっています。


<フジバカマ(藤袴) キク科ヒヨドリバナ属> 10/21 柏の葉公園


付けられた下品な名は、花や実を揉んだり、葉を傷つけたりするとカメムシのような不快な匂いが生じることに由来します。万葉の頃には糞葛だったが、時代と共にその悪臭が強調され、現在の名前になったと言われます。



花の美しさにちなんだ「サオトメカズラ(五月女葛)」や、花の色形に由来する「ヤイトバナ」という別名もあります。


<ヘクソカズラ(屁糞葛) アカネ科ヘクソカズラ属> 10/20 柏の葉公園




原産は中国で日本には自生していません。属名のコトネアスターという名前でも知られています。葉も実も小さく、盆栽に向いている樹種です。淡紅色の花は小さく目立ちませんが、実成りがよく、秋には赤い果実が鈴なりにつきます。



<ベニシタン(紅紫檀) バラ科シャリントウ(コトネアスター)属>
10/20 柏の葉公園




主に大輪の花の色や模様を鑑賞する大輪朝顔に対して、とても朝顔とは思えないような奇態をしめす花や葉を鑑賞するアサガオの突然変異系統を言います。



<ヘンカアサガオ(変化朝顔) ヒルガオ科サツマイモ属>
10/12 自宅 




星型の花は直径1センチに満たないような小輪ですが、傘状に30~40輪咲くのでよく目立ち華やかです。サンタンカに似ていることから別名をクササンタンカといいます。花色は桃色、白、紫紅、紅色など多彩です。



<ペンタス アカネ科ペンタス属> 10/20 柏の葉公園




その葉の形が仏様の台座(蓮座)のように見えるというのが名前の由来です。春の七草に含まれる同じ名前の植物は別物です。春になると様々な場所から顔を出し咲く花ですが、最近では秋にも二度咲きするようです。




<ホトケノザ(仏の座) シソ科オドリコソウ属> 10/21 手賀沼湖畔




日本の特産種で主に太平洋側に自生する多年草です。日陰のやや湿った斜面や崖、岩場に見られ、葉のわきに、直径2~3cmで紫色の斑点のある花を1~3輪上向きに咲かせます。



花の開花期間は長く、夏から晩秋まで咲き続けます。その花が長く咲いている姿にちなんで、「永遠にあなたのもの」「秘めた意思」という花言葉がつけられたとされています。



<ホトトギス(杜鵑) ユリ科ホトトギス属> 10/20 柏の葉公園




沖縄を除く日本全国に分布するニシキギ科の落葉樹。山地や丘陵の林縁に自生するが、紅葉や個性的な果実を観賞するため、古くから庭木あるいは盆栽として親しまれてきました。



秋(10~11月)になるとサイコロステーキのような四角い薄紅色の実が鈴なりになり、熟すと自然に四つに裂けて中から暗い紅色の仮種皮に包まれた種子が顔を出します。



<マユミ(檀) ニシキギ科ニシキギ属> 10/20 柏の葉公園




最後までご覧いただきありがとうございました。次回10月の花のアルバム最終回に続きます。